中国・廈門市に拠点を置くモバイルアプリディベロッパーのMeitu(美图)が配信しているカメラアプリの機能がいろんな意味で凄過ぎると今Twitterで話題です。
このアプリは端末のカメラで撮影した写真やアルバムに保存してある画像にフィルターをかけたり文字やスタンプを追加したりコラージュしたりと、一通りの画像加工が行える多機能なカメラアプリで普通に便利そうなのですが、話題になっているのが「Hand-drawn」という自撮り写真の自動補正機能。顔認識して自動的に小顔にしたり目を大きくしたりチークやシャドウ、つけまを追加したりする所謂「プリクラ」っぽい機能なのですが、その名称どおり中国独特の作風の手描きの雰囲気が追加されるのです。
これが「Hand-drawn」機能のスタート画面。日本のプリクラとはまた違う雰囲気ですよね。
美人な女性に適用すればいい感じに手描きイラストのように見えるのですが、今SNS上では敢えて男性や架空のキャラクターに適用してどう変わるのか実証実験するのが流行っています。例えばこのKotakuの記事ではゲームキャラクターに適用した結果が示されていますが…
(画像はKotaku記事より)
それなりにリアルであればCGでもちゃんと認識するのが何気に凄い。あと正面だけでなく右向き、左向きなど顔の角度に効果が追従するのも凄い。
大爆笑なのが、オリジナル版GizmodoがIT長者と政治家の顔写真で試してみた記事。
(画像はGizmodo記事より)
ザッカーバーグ女子力高過ぎだろ。
プーチンがカルーセル麻紀になった。
…とまあこんな感じでかなり面白いことになります。そこで私も実際にこのアプリをダウンロードして試してみました。
実験台はこちら↓
佐竹敬久秋田県知事です。
それではやってみましょう!
"Angelic"
"Blossins" ※これが今一番人気らしいです。
"Fairy Tale"
"New Year"
"Petals"
"Mermaid"
"Baroness"
いずれも草不可避。
佐竹知事の顔はどうも長い…というか四角い?とアプリに判断されてしまったらしく、全てのフィルターで小顔化されてしまいました。あと「一昔前のプロパガンダアート」っぽい作風になってませんか?一昔前じゃなくても北朝鮮あたりではまだ描かれてそうな感じの嘘くさい指導者ヅラというか。
加工した画像は元画像とは別に保存でき各種SNSにも投稿できます。
アプリのダウンロードは無料なのでよかったら遊んでみて下さい。普通の人間の顔なら絵や立体物もいけるみたいです。ただしなめこやドラえもんなど明らかに人間ではない顔は認識できませんでした。