今回のフィンランド旅行の唯一にして最大の失敗が「滞在最終日を独立記念日の12月6日にブチ当ててしまった」ことです。「今日がヘルシンキに丸一日いられる最後の日だ!街歩きしまくるぞ!」と思ったらほとんどの店が臨時休業で食事する場所にも困ったほど。次は絶対にずらします。

 

ということで、見かけて気になったけれど入れなかった店を、次のフィンランド旅行の備忘録としてここにリストアップしておきます。

 

AKA


敢えて間違ったイメージのアジアをウリにしたガストロバー「AKA」。老舗デパート「ストックマン」の角の1階にあります。こちらの記事で店内の写真を見ることができますが、確かに”敢えて”ハリウッド映画に出てくる勘違いアジアっぽい雰囲気を上手く出しているお店みたいです。壁画のガンダムが上手い。

 

 

Kvlt

vsmediaの記事でもヘルシンキにはまだCDショップ、それもロック・メタル系のCDショップがどっこい生きている件を書きましたが、

 

【レポート】お洒落でかわいいフィンランド・デザインを一切訪ねないヘルシンキ街歩きガイド

 

その中でもブラックメタル、デスメタル、ドゥームメタルといった”暗くて重くて激しい”系に注力しているCDショップ「Kvlt」がありました。見つけた時は最高過ぎるだろ!と思いましたが、このショーウィンドウを見た時に頭に浮かんだのは「やっぱりこの骨ラーメン屋で貰ってきたんだろうか?」でした。

 

 

Askartelutarvike Askarelli

 

 

この「Askartelutarvike Askarelli」を一言で表すなら「浅草橋みたいな店」です。浅草橋によく行くクリエイターならこの店先の写真を見ただけでそれが分かるでしょう。シモジマやその周辺のアクセサリー資材店をギュ!っと凝縮したような手芸・工作の材料店です。ここは帰国の日にヘルシンキ中央駅に向かう途中で見つけました。入ろうかどうかギリギリまで迷いましたが、トランクを持って入るには通路が狭いようで断念…。ヘルシンキはハンドメイド系クリエイターには超便利な街です。

 

 

Kellopeli 

この「Kellopeli」は先程のAskartelutarvike Askarelliの道路を挟んだ向かい側にあるインテリア雑貨屋さんですが、どういうわけかショーウィンドウに尖ったテイストの商品ばかりを置いています。先のエントリ「フィンランドでスチームパンクがかなり”来てる”件」でスチームパンクな置物や時計を置いていたのは実はこのお店なんですが、他にも…

 

こんなやつとか…

 

こんなやつとか、妙に髑髏を推してました。髑髏とマリア像を一緒に置いているあたりにスタッフのセンスが伺えます。これらやスチームパンクモチーフのアイテムがイチオシ商品になるってヘルシンキ市民のセンス良過ぎでしょ。

 

あと完成品の商品だけでなく、ドアの取手パーツや壁掛け引っ掛け金具といったリノベーション用パーツも豊富に用意されていました。こういうところからもDIY文化が盛んなことが分かります。

 

 

巷にあふれている「オシャレ女子必見!」みたいな理想化された薄っぺらい旅行記事に一切背を向けてもこれだけ魅力的なお店があるのだから、世間一般の「オシャレな店」まで見て回ったら瞬時に財布が空っぽになるくらいヘルシンキは物欲天国な街です。買い物する際はよく吟味して下さい。