引っ張りアクションゲーム「Angry Birds」でお馴染みのフィンランドのRovioが、自社のゲーム開発の他に「Rovio Stars」というブランド名でパブリッシング事業も2013年3月より行なっているのですが、残念ながらあまり知られていません。今までvsmediaで記事を書いたのに1つもバズりゃしない。今回ご紹介する「Tiny Thief」は、そんなRovio Starsの初期配信タイトルです。




タイトルどおり「小さな泥棒」が主人公で、絵本のようなかわいいステージが並んでいます。

「Tiny Thief」はスペイン・バルセロナに拠点を置くスマートフォン向けゲームディベロッパーの「5 Ants」が開発したアクションパズルゲームです。プレイヤーは不正と腐敗がはびこる中世ヨーロッパの街を舞台に、義賊の「Tiny Thief」を操作して役人や兵士に捕まらないように様々なアイテムやギミックを駆使して逃げ回り、困っている人々を助けます。




こちらは一番最初のステージです。兵士に見つからないように動いて瓶の中に閉じ込められている蝶を助け出すというクエストですが、瓶を開けるには鍵が必要で、鍵を取るためには兵士が乗っているリフトを切り落として足場を繋げなければなりません。それをやるにはまずハサミが必要です。これらをどういう順番でどう動くべきかを考えます。


兵士が後ろを向いている時がチャンス!ハシゴなど上下に移動できるオブジェクトはタップすると矢印が示されます。


とりあえず素早く画面端に移動してハサミを取ってからハシゴに上り、リフトのロープを切ります。そして落ちた勢いで頭にバケツが被さってしまった兵士がオロオロしている隙に鍵を奪取!


こうして見事蝶を助けることができました。これで画面右の扉のようなアイコンをタップすれば一応ステージクリアとなるのですが、3つ星評価を得るためには隠しアイテムもGETしなければなりません。動物とあと1つは何でしょうか?


もしどうしても分からなければ、画面右上にある本のアイコンをタップして「ヒント」を参照することもできます。このステージの隠しアイテムは音楽家のギターだったようです。

このように、どの順番でどう動けばいいのか?入手したアイテムをどのタイミングで使うか?隠されたアイテムは何か?を考えるのがこのゲームの鍵です。アクションパズルと言えばそうなのでしょうが、アイテムを探したり、入手したアイテムの使いみちを考える点は脱出ゲームなどの謎解きにも通じるものがあります。また、ある場所である行動をすることによって画面内のキャラクターが様々なアクションをする様子はコミカルで可愛らしく、まるで動く絵本を鑑賞しているかのようで、出来の良いアニメーションを観ているような感覚になります。


こちらはかなり複雑なステージです。鳥籠から鳥を逃がしてあげたいのですが、先にいる兵士の監視の目をどうやってごまかすかを考えます。スイカ(?)とニワトリが役に立ちそうです。


うっかり見つかってしまうとこのように即ゲームオーバーになってしまいますが、スタミナ制ではないので何度でもやり直しが可能です。やり直しの際は、見つかる直前でセーブされてそこから再スタートとなります。


プレイ前とクリア後にはこのようにコミック調のストーリーも描かれキャラクターの設定もなんとなく把握できます。

なお、本作はリリース当初は250円と結構な金額だったのですが、今見たらiOS/Androidとも無料になってました。200円超えはさすがにキツいか…。ということで気になった方は試してみて下さい。

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