コーエーテクモゲームス、「戦国無双」シリーズのスマホ向け最新作「戦国無双シュート」をリリース
これは最近流行りの「ひっぱりアクションRPG」という”おはじき”系のゲームです。パズドラ以後にパズルRPGが雨後の筍のように出てきたのと同様に、モンスターストライクがヒットしてからというもの”おはじき系”も各社からたくさんリリースされています。そういえばモンスターストライク以前に面白法人カヤックがブシモで「バウンドモンスターズ」をリリースしているのですが(今月Donutsに移管)、どうしてあれはいまいちパッとしないのでしょうか?ちなみに面白法人カヤックはコロプラの「魔法使いと黒猫のウィズ」よりも先にクイズRPG「冒険クイズキングダム」をリリースしているのですが、昨年9月に200万ダウンロードを突破して以降ニュースがありません。彼らは時代を先取りし過ぎているのかもしれません。
で、「戦国無双シュート」の話に戻りますが、ぶっちゃけて言うとこれはパズドラとAngry Birdsと戦国無双シリーズを全部足したRPGです。
まず自分のキャラクターを選択します。なんかエディット武将の基本形を2頭身にデフォルメしたようなデザインですが、残念ながら現時点では見た目をカスタムすることはできません。属性も無双シリーズでお馴染みの火、氷(水?)、雷、風 の4種類。
そしてナビゲーターキャラ「さや」と一緒に日本全国を巡りながら様々なステージで戦っていきます。地域が変わるごとにフル3Dの武将が登場し全国のご当地グルメを題材にしたゆる~いストーリーが展開していきます。一番最初のステージである信州では真田幸村に蕎麦をごちそうになりました。
バトル時の画面はこんな感じ。スリングショットで武将そのものをすっ飛ばして敵に体当たりさせ攻撃するというものですが、この感じがモロにAngry Birdsです。しかも武将ごとに飛べる距離や奥義の種類、壊せる障害物の種類などが異なるため、誰をどんな角度でどこに飛ばすか?どの程度の力で飛ばすかを戦況に応じて考えなければなりません。時にはわざと半分の力で飛ばしたり、障害物にぶつけて動きを止めたり、味方のキャラクターにぶつかるようにしたりすることも。この感じがAngry Birdsに非常によく似ているのです。
あと何気に気合いが入っているのがバトル中の3D演出。時折こんな感じにグッと視点が武将の目線に寄ったりして臨場感があります。攻撃時の演出も原作の「戦国無双」シリーズの雰囲気を踏襲している感じです。
奥義ももちろんあり、それぞれの武将ごとに違った演出が見られます。表情もちゃんと変化するのが面白い。この本多忠勝の顔www
勝つとその時々のパーティのメンバー全員が反映された画面が出てきます。これもキャラごとに全てモーションが違うという芸の細かさ。
こうして勝つごとに新たなステージ&エリアが開放されていきます。ステージごとにミッションが設定されていて、それを全てクリアするとご褒美としてがちゃ券がもらえます。
本作の何が一番魅力か考えてみたのですが、やはり「2頭身の武将がフル3Dでぐりぐり動く」ことでしょう。以前からミニキャラバージョンの武将の2Dイラストはグッズやソーシャルゲーム「100万人の戦国無双」で使われていましたが、それがフル3DCGとしてモデリングされたのは本作が初めてではないでしょうか?なので、これは歴代戦国無双シリーズをプレイしていて好きな武将がいるファンこそ楽しめるのかもしれません。お手軽な「スピンオフタイトル」として良ゲーだと思います。
ただ難点なのは、ゲームの大半が3Dで表現されているため画面転換のローディング時間がWifi環境であっても結構長いことです。ということでダウンロードする前に端末の容量をご確認下さい。
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