スウェーデンのMojangが開発・運営するサンドボックスゲーム「Minecraft」のドキュメンタリー映画「Minecraft: The Story of Mojang」を観ました。と言っても映画館やDVDで観たのではなくYoutubeなんですが。
しかし違法アップロードされたものではありません。なんと公式にYoutubeにて全編ノーカット配信されているのです。公開からわずか1年後に無料配信するとはなんて太っ腹なんでしょうか。
この映画は「Minecraft」の開発者達と「Minecraft」がいかにゲーム業界に革命を起こしたかを描いた作品です。映画の中にはMojang社の面々だけでなく世界的に有名なゲームクリエイターのティム・シャイファー氏やピーター・モリニュー氏なども登場します。
分からない人に一応説明しておくと、「Minecraft」とは2011年11月に製品版がリリースされたフル3Dもの作りゲームです。とは言えグラフィック自体はレトロゲーのようなドットテイストで、全てのアイテムやキャラクター、オブジェクトがカクカクしているのが特徴。逆にその手作り感溢れる世界観が魅力なんですけどね。主な遊び方は「探検」「穴掘り」「もの作り」です。世界全てが立方体の3Dブロックで作られており、ブロックを壊すとそれをアイテムとして入手できます。つまり、冒険して採掘し、入手したアイテムで自分の作品を作る…という流れ。モンスターと戦う要素もあるにはあるのですが、あくまでも味付け程度でそれがメインではありません。とにかく自由度が高く、また年齢制限も無いためプレイヤーの年齢層が幅広いのが特徴です。若いプレイヤーだと10歳未満とか。もともとはインディーズゲーム開発者のMarkus Persson氏がコツコツと1人で作っていたPC向けゲームだったのに、2009年に開発初期版(クラシック版)が発表されるや否や海外のインディーズゲーム界で評判となり、2011年に製品版がリリースされるや世界中でスマッシュヒット。かつて失業保険を貰いつつゲーム開発していたMarkus Persson氏は一躍ミリオネアになりました。その後法人格となりMojang社が設立され、PC版だけでなくスマホ版(iOS/Android)、Xbox 360版、PS 3/4版をリリースしてクロスプラットフォーム展開を行い、現在売上総数は3000万本を突破しています。
ゲームを現実の町作りに生かそう—「Minecraft」が国連人間居住計画に協力
壮大な計画! Minecraftで作られた1:1500スケールの地球
これ、数年前だったらSecond Lifeで行われていたようなプロジェクトですよ。Minecraftの出現はSecond Lifeの衰退をより一層早めたのではないかと個人的には思っています。このように、Minecraftはプレイヤーの想像力と創造力を喚起するシステムなので、現在北欧ではMinecraftを授業に取り入れている小学校や中学校が増えているそうです。映画では実際の授業風景も紹介されています。
…と、ここまでの説明で映画の内容の半分くらいはネタバレしてしまったんですがw
しかし映画ではMojang社内の様子や彼らが海外のゲームイベントに参加した時の様子などををかなり綿密に描いているので、ゲーム業界に足を突っ込んでいる人なら楽しめること間違い無しです。特に面白かったのはMojangの”成長過程”をさり気なく描いていること。最初は看板も無くただマジックで「Mojang」と殴り書きした紙をドアに貼っていたオフィスに、机や備品が入り、新しいスタッフも増え、世界各国のアワードの受賞トロフィーが飾られ、シャレオツなインテリアになっていき、そしていつの間にかちゃんとした看板が設置されている…まるでMinecraftの空間が作り込まれていくようにオフィスが”育って”いるのです。あと秀逸だったのはオープニングムービー。最初にスウェーデンの岸壁が映し出されるのですが、その岩肌がカクカクしていてまるでMinecraftのブロックのよう。見せ方のセンスが素晴らしく良い!
ということで1時間45分くらいありますがどうにかこうにか時間を作って是非ご覧下さい。なお、劇中の言語はほぼ全て英語なので気合いを入れればなんとか聞き取れます。スウェーデン語じゃなくてよかった…。
しかし違法アップロードされたものではありません。なんと公式にYoutubeにて全編ノーカット配信されているのです。公開からわずか1年後に無料配信するとはなんて太っ腹なんでしょうか。
この映画は「Minecraft」の開発者達と「Minecraft」がいかにゲーム業界に革命を起こしたかを描いた作品です。映画の中にはMojang社の面々だけでなく世界的に有名なゲームクリエイターのティム・シャイファー氏やピーター・モリニュー氏なども登場します。
分からない人に一応説明しておくと、「Minecraft」とは2011年11月に製品版がリリースされたフル3Dもの作りゲームです。とは言えグラフィック自体はレトロゲーのようなドットテイストで、全てのアイテムやキャラクター、オブジェクトがカクカクしているのが特徴。逆にその手作り感溢れる世界観が魅力なんですけどね。主な遊び方は「探検」「穴掘り」「もの作り」です。世界全てが立方体の3Dブロックで作られており、ブロックを壊すとそれをアイテムとして入手できます。つまり、冒険して採掘し、入手したアイテムで自分の作品を作る…という流れ。モンスターと戦う要素もあるにはあるのですが、あくまでも味付け程度でそれがメインではありません。とにかく自由度が高く、また年齢制限も無いためプレイヤーの年齢層が幅広いのが特徴です。若いプレイヤーだと10歳未満とか。もともとはインディーズゲーム開発者のMarkus Persson氏がコツコツと1人で作っていたPC向けゲームだったのに、2009年に開発初期版(クラシック版)が発表されるや否や海外のインディーズゲーム界で評判となり、2011年に製品版がリリースされるや世界中でスマッシュヒット。かつて失業保険を貰いつつゲーム開発していたMarkus Persson氏は一躍ミリオネアになりました。その後法人格となりMojang社が設立され、PC版だけでなくスマホ版(iOS/Android)、Xbox 360版、PS 3/4版をリリースしてクロスプラットフォーム展開を行い、現在売上総数は3000万本を突破しています。
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今ではリアルグッズ展開までしています。しかも売れてる。
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壮大な計画! Minecraftで作られた1:1500スケールの地球
これ、数年前だったらSecond Lifeで行われていたようなプロジェクトですよ。Minecraftの出現はSecond Lifeの衰退をより一層早めたのではないかと個人的には思っています。このように、Minecraftはプレイヤーの想像力と創造力を喚起するシステムなので、現在北欧ではMinecraftを授業に取り入れている小学校や中学校が増えているそうです。映画では実際の授業風景も紹介されています。
…と、ここまでの説明で映画の内容の半分くらいはネタバレしてしまったんですがw
しかし映画ではMojang社内の様子や彼らが海外のゲームイベントに参加した時の様子などををかなり綿密に描いているので、ゲーム業界に足を突っ込んでいる人なら楽しめること間違い無しです。特に面白かったのはMojangの”成長過程”をさり気なく描いていること。最初は看板も無くただマジックで「Mojang」と殴り書きした紙をドアに貼っていたオフィスに、机や備品が入り、新しいスタッフも増え、世界各国のアワードの受賞トロフィーが飾られ、シャレオツなインテリアになっていき、そしていつの間にかちゃんとした看板が設置されている…まるでMinecraftの空間が作り込まれていくようにオフィスが”育って”いるのです。あと秀逸だったのはオープニングムービー。最初にスウェーデンの岸壁が映し出されるのですが、その岩肌がカクカクしていてまるでMinecraftのブロックのよう。見せ方のセンスが素晴らしく良い!
ということで1時間45分くらいありますがどうにかこうにか時間を作って是非ご覧下さい。なお、劇中の言語はほぼ全て英語なので気合いを入れればなんとか聞き取れます。スウェーデン語じゃなくてよかった…。
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ちなみにこの本読みたいので献本大歓迎。