私は仮想空間や仮想アイテム、アバターサービス、ソーシャルアプリ&ゲームなど所謂「仮想経済」全般に関する日本国内の情報を英語に訳したり、逆に海外の企業のプレスリリースやニュース記事を日本語に訳したりということをよくやっているのですが、語学留学したり英会話教室に行ったりしたことがなく、TOEICも一度も受験したことがありません。理由は「金がもったいない」からです。TOEICの受験料6000円すらもったいない。英会話教室やオンライン英会話の授業料ももったいないし時間も拘束されたくない。短期語学留学のための海外旅行なんてもってのほかです。どうせ海外旅行をするなら観光か取材で行きたいです。

さすがに高校生までは人並みに英検くらいは受けていました。しかし英検2級まで取ったところで社会に出てそれが役に立ったことなど一度もありません。せいぜい履歴書の資格・特技の記入欄一行を埋めたぐらいです。そんなことのために私はわざわざ受験料を払って英検を受けたのかと。しかも中学生の時に英検3級、高校生の時に英検準2級/2級と計3回受けているので合計10200円の金を費やしている。本当に無意味で無駄です。

学校によっては英検の級が単位として認定されたり、企業の入社試験もTOEICがハイスコアだと有利になるところもあるでしょう。しかし逆に言えば、それらに無縁な人生に於いては全く不必要です。だいたい英語なんてどういう学習をしようが「できればOK」なはずです。さらに本当に重要なことは「英語ができるかどうか」ではなく「英語を使って何をやるか」ではないかと思います。

…ということで、参考になるかどうかは分かりませんが私の完全無料英語学習法を思い付いただけ片っ端から列記していきます。

1.Facebook、Twitter、Youtubeなど”普段使い”の海外のソーシャルネットワークを英語表記に設定し直す
理由:目を慣らすため
毎日使っているソーシャルネットワーキングサービスを出来る限り英語表記にします。だいたいどのサービスも「設定」画面で「言語」を選択すればOKなはず。普段使いのサービスなら毎日使っているうちに慣性でどの単語が何を表すのか覚えられるし、そのうち言語を意識することなく使えるようになります。さらにサービスによっては英語表記にすることにより鬱陶しい日本の広告バナーが表示されなくなるというメリットもあります。

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Twitterだとこんな感じ


2.英語のニュース記事を起きている間じゅう常にチェックする
理由:仕事上必要だから
チェックしているニュースのジャンルは仕事上絶対無視できないソーシャルメディア関連とTech関連です。興味の無いジャンルはスッパリ切り捨てます。その他政治関連、経済関連、エンタメ関連は”余裕があったらチラっと見る”程度に留めておきます。何から何までカバーしようとすると絶対に消化不良を起こすし、興味のない英文ニュースを読もうとしてもモチベーションが上がりません。チェックの方法ですが、私は海外のニュースサイトのTwitterアカウントやFacebookページをチェックするだけにしています。それだけでもかなりの情報が拾えます。

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これはある時の私のTwitterのタイムラインの一部です。ジャンルがごちゃ混ぜ。

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こっちはFacebookのタイムラインの一部。こちらもTwitter同様ごちゃ混ぜです。


3.Twitterで日本人よりも外国人をフォローする
理由:仕事でも趣味でも必要だから
現状で「英文を読む」という訓練にはこれが一番良い方法ではないかと思っています。字数の多い英文を一気に読むのは疲れますが、140文字ずつ細切れに読むのはそんなに苦痛ではないと思います。さらに自分の仕事上で繋がりのある外国人ならコミュニケーションや情報交換をしないわけにはいきません。もし外国人と付き合いのある仕事をしていない場合は、自分の好きなアーティストのアカウントをフォローすると良いでしょう。今時海外のアーティストなら大概Twitterをやっています。ちなみに私がTwitterを始めたのは2007年だったのですが、ちょうど同じくらいの時期にフィンランドのフォークメタルバンド「Korpiklaani」を聴き出して、毎日のようにTwitterでKorpiklaaniが云々とTweetしていたらフィンランド人にやたらとフォローされたということがありました。さらにフィンランドはヘヴィメタル大国ですがIT大国でもあり、Korpiklaaniをきっかけに後にフィンランドのIT情報を教えてくれるようになったフォロワーさんもいます。

4.Facebookでも外国人と友達になっておく
理由:Facebookチャットが面白いから
Twitterと同様にFacebookでも外国人と友達になっておくと海外の情報を簡単に拾えたり常に英文を目にする機会が増えて良いのですが、それ以上に有効なのが「Facebookチャット」です。常にFacebookを立ち上げておくと、他のユーザーからリアルタイムにチャットが飛んできます。当然メールのやり取りやTwitterのリプライよりもすぐに返事を書かなければならないので文章作成とタイピングの良い練習になります。さらに海外情報をリアルタイムに教えてくれる親切な人もいるので、どこよりも早く情報がGETできるという利点もあります。

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こんな感じ。
ちなみに私がFacebookを始めたのは2008年なのですが、当時はまだFacebookに日本人がほとんどおらず、プロフィール欄に自分が日本人であることを書いておくと毎日のように「親日外国人」からフレンドリクエストが来ました。それもほとんどが日本のマンガやアニメ、音楽、ファッションなどが好きな人達。なのでそれらの情報を簡単に英訳してあげるとすごく喜んでいました。

5.仮想空間で外国人とチャットをする
理由:度胸がつくから
私はサイバーエージェントの仮想空間「アメーバピグ」の英語版「Ameba Pico」にたまにログインしているのですが、そこでも自分が日本人であると公表していると必ず外国人に話しかけられます。というか日本人を待ち構えている状態です。Ameba Picoには東南アジア人がよくログインしているそうですが、今時の先進国・新興国の若者は英語なんてできて当たり前です。しかも東南アジア人にはこれまた親日家が多く、こちらが日本人だと分かるとアイドルの話やら俳優の話やらアニメの話やらを振ってきます。なお、仮想空間内でのチャットは上記の文字だけでやりとりするFacebookチャットと違ってアバターが存在するため、より現実の会話に近いです。なので「対面して話す」訓練としても有効かもしれません。

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こういうところです。

6.Twitterやブログで英語で発信する
理由:作文能力が付くから
これが一番英語の勉強になったような気がします。「これ外国人に教えたらウケるかな?」という日本のネタがあったら仕事のネタであれ趣味のネタであれ時事ネタであれ英訳する。良いニュースだけでなく日本のダメさ加減を示す悪いニュースもどんどん発信する。そうすると必ず誰かが反応してくれます。例えば日本語のニュース記事でも見出しだけでも英訳してTweetすれば何かしら返ってきます。Twitterに収まらない場合はブログに書いて、その更新情報をFacebookとTwitterに流します。ちなみに英作文が間違っているかどうかは一切気にしません。というのも、重箱の隅をつつくように粗探しをするのは日本人だけです。ちょっとぐらい変な記述をしても外国人は気にしないというか一切指摘をしません。書いてあることがだいたい分かってそれが面白ければただ「面白い!」と言ってくれます。当初私は「間違った英作文を外国人が指摘して教えてくれるかもしれない」という期待を込めて英語ブログを始め、もうかれこれ3年経ちましたが、その間一度も英作文に対し指摘されたことがありませんw
なお、自分で情報発信をしていると、そのお返しのように外国人から海外情報を教えてくれることがあります。情報が情報を呼ぶという感じです。また反応から「外国人が日本のどんなことに注目しているのか」が分かりなんとなくリサーチのようなこともできてしまいます。ちなみに今だと海外の仮想経済周りの人々はとにかくGREEとDeNA(Mobage)の一挙手一頭足に注目している感じです。

7.アメリカのバカ番組「Jackass」関連の動画とイギリスのバカ車バラエティ番組「Top Gear」を見る
理由:好きだから
JackassもTop GearもDVDが発売されていますが(さらにTop GearはBSフジで放送中)、YouTubeを漁れば日本でDVD化されるよりも早く、さらに無編集のレアな動画が見られます。しかも本国で放送されたものなので当然日本語字幕もなくリスニングの練習にもってこいです。あとどちらも「バカ番組」なのでゲラゲラ笑いながら見られるのが良いです。
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8.洋楽を聴く
理由:好きだから
最近はクラウド型ソーシャルミュージックサービスがたくさん出てきているので無料で洋楽を聴くことが簡単になりました。まあYoutubeを漁ってもいいし。特にYoutubeにはインタビュー動画もたくさん投稿されているので、自分の好きなアーティストのインタビュー動画を漁るのも良いでしょう。自分の好きなアーティストのトークなら「何が何でも聞き取ってやる!」という気になるというものです。

とりあえずこれらが今私が日常的にやっていることです。ただ、これらで「リスニング」「リーディング」「ライティング」は訓練できますが「スピーキング」だけはできません。こればかりはどうにかして外国人と話す機会を自分で作らなければなりません。外国人がよく来る店の常連になったり外国人が集まるイベントに参加すれば手っ取り早いかもしれませんが、それだと「無料」にはなりません。実際に対面しなくてもSkypeで外国人と話す用事を作ればそこそこなんとかなりそうです。気軽につるんで遊べる外国人の友達がいれば一番良いのですが。