「Etsy」のようなハンドメイド系通販サイトをまとめてみました。

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Etsy」とはアメリカのハンドメイド作品&ビンテージアイテム(20年以上経過したものに限る)の個人間通販サイト。雑貨、ファッションアイテム、家具、文房具、玩具など種類はなんでもOK。但し出品できるのは個人に限られており法人はNG。創業は2005年で創業者は当時20代の男性3人。数年前から黒字でVCから資金調達するほど絶好調で、これまで4億ドル以上の取引がEtsy上で行われたとのこと。収益源は1作品あたりの出品料20セント(約16円)と売れた時の手数料3.5%。たとえば3000円の作品を売った場合、出品料と手数料が引かれて2879円がクリエイターの取り分となる計算です。これが実際に店に卸すとなると店のレベニューシェアは30~40%が一般的なので、自分で発送する手間を考えてもいいマーケットプレイスです。どうせ自分で通販したって発送の手間はあるわけだし。

これまでアメリカで通販サイトといえばeBayだったのでしょうが、eBayがあまりにも巨大なマーケットプレイスになり過ぎてしまい「出品してもすぐ埋もれる」という状態になってしまったのではないでしょうか。日本に例えるならヤフオクや楽天みたいな。それなら「ハンドメイド」に限定した通販サイトの方がそれが好きなユーザーにとっては居心地が良い。ただ、Etsyが有名になるにつれ今度は「ハンドメイド限定」の中からさらにジャンルを限定したマーケットプレイスが出始めます。

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Wedzu」は「ウェディング」に特化したハンドメイド通販サイト。出品作品はドレスやアクセサリー、ウェルカムボードや招待状といった紙もの備品などなど。結婚式アイテムなので価格は少々高め。また結婚式用のアイテムだけにカスタムオーダーOKのものもたくさんあります。

…で、アメリカでこういうムーブメントが興ると当然全世界にも波及します。

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イギリスの「Boticca」。出資者にデジタルガレージの名前が。

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レバノンの「achtART」。中東のアーティストの作品を買えるってだけでもかなりレアです。

日本では…

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私が会員登録だけしてほったらかしにしているw「tetote」。運営はサイバーエージェント。

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Creema」。運営は赤丸ホールディングス。

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TSUCURU」。運営はレトロミーム。

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minne」。運営はあのペパボ!

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BAUry」。運営は室町屋。

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iichi」。運営は博報堂DYグループ100%出資のiichi有限責任事業組合。

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DAN·TE」。運営はオプト。

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cooboo」。運営はSpark Lab。

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Creatty」(まだサービス前なのでティザーサイト)。なんか学生スタートアップらしい。

日本多過ぎ!こりゃ「グルーポン系」みたいに「Etsy系」とか言われてもおかしくないレベルです。

しかし考えてみれば日本ではEtsy登場以前よりこうしたハンドメイド通販サイトはたくさんありました。デザフェスに出展すると必ずそういうサイトの営業を受けましたし。あとコミケなどの同人系のイベントでも出店前に机の上に営業チラシが置かれていたり。しかし結局どのハンドメイド通販サイトも話題になることなく淘汰されていきました。それはその殆どが「ただ作品を並べているだけ」のサイト構成だったしぶっちゃけサイトデザイン自体もダサかったから。どういうわけか「ハンドメイド」をウリにするとそのサイトのデザインはダサくなってしまうのです。

しかしEtsyの上手いところはデザインが徹底的に洗練されており且つUIも使いやすいものになっていること。例えば日本国内から閲覧した場合価格表示がちゃんと日本円になります。あとサイト内で作り手と買い手がコミュニケーションできる「SNS的」な構造になっているほか、外部ソーシャルメディアとも連携しています。つまり”ソーシャル力”がある。

今後日本発のハンドメイド通販サイトが生き残っていくとしたら…やはり他サイトとの「差別化」が必要になるのではと思います。例えば「ゾンビ限定」とか作風・ジャンルを限定するとか。いっそ「ハードゲイ向け」とか「フェティッシュアイテム限定」とか振り切るのもアリでしょう。あとやはり海外対応は必須だと思います。ぶっちゃけもう日本人には金がありません。内需拡大とか言っても無理です。なら海外から金を取ってくればいい。そうなると円高が問題ですが、ちょっと高くても日本のクリエイターの作品を買いたいと思っている外国人はいるんじゃないでしょうか?