アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツ表現セラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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アーツ・コミュニケーション・ラボ
事務局です。
今日も、
ブログをご覧いただき
ありがとうございます。
音やアートがトラウマの治療に
どの用に作用するのか
海外の事例を通して、
その背景となる理論や
実際の提供方法を学べる!
マサチューセッツ州
ケンブリッジにある
レスリー大学において、
表現セラピープログラムの
前ディレクターであり教授、
表現アーツセラピストの
ミッチェル・コザック博士による
「表現アーツセラピー
オンライン トレーニングコース」
の受講生を募集中です。
現在、アートセラピスト、
表現アートセラピスト、
ドラマセラピスト、
臨床心理士、ソーシャルワーカー、
音楽家、ボディーワーカー、
カウンセラー、アーティストなどの
専門職の他、
他団体等でアートセラピーを
学ばれている方などに
お申込みいただいております
本日は先日行われました
「参加者の集い」での
ミッチェル博士のお話し
について少しご紹介しますね
「参加者の集い」では、
表現アーツセラピー
オンライントレーニングコース
で学ばれている
受講生同士の
交流を目的としています。
日々の活動や
講座を受講するなかで
疑問に感じたことなど
オンライン上で
シェアするなどの
交流を行っています。
先日の
「参加者の集い」では
お忙しいなか、
ミッチェル博士が
飛び入り参加してくださいました
笑顔が素敵です
受講生の皆さんから、
これまで学んで来たことや
これから学ぶ予定の
「コース3」の内容だったり、
ミッチェル博士が
どのようにして
アーツセラピストとして
活躍できるようになったのか
などなど
ミッチェル博士に直接
質問していただくことができました
オンラインだからこそ、
質問しやすかったり
通訳がつくので
英会話ができなくても
日本語で質問することができるので
安心して質問して
いただくことができます
その中でもとっても
印象的だったのが
ミッチェル博士の著書
Attunement in Expressive Arts Therapyの
第3章に書かれていた
ある事例のお話しでした。
こちらがミッチェル博士の著書です。
それは、
1983年代
ミッチェル博士が
大学院を卒業して、
最初に体験された
ニューイングランド
医療センター内にある
学校での治療現場で
虐待の体験を持っていた
3人少女に対して
即興の表現アーツを用いた事例
でした。
今でこそ、
表現アーツセラピーの第一人者として、
長年、米国レスリー大学で教鞭をられ
臨床経験も豊かな方で、
国際表現アーツセラピー協会の
理事としても
著名なミッチェル博士ですが、
当時は、
表現アーツセラピーの仕事は
ほとんどなかったそうです
そんな中
ミッチェル博士は、
表現アーツセラピスト
としてではなく
アシスタント教師として
雇われていました。
ニューイングランド
医療センター内にある学校は、
とても大きな
感情的な困難を抱えた
青年期の人たちのための学校
でした。
様々な環境要因によって
怒りが爆発している
生徒たちとも
かかわることも
あったそうです。
ミッチェル博士が
表現アーツセラピストと
知っていた校長先生は
アシスタント教師以外にも
アートを用いた
グループセッションを行う
機会も持たせてくださっていたようです。
そのグループセッションで
3人の少女に
即興の表現アーツを用いた
セッションを行っていました。
校長先生をはじめ
教師、スタッフ、、
看護師、心理学者、
カウンセラーたちは
3人の少女が
「虐待体験を持っていた」
と言う疑いを持っていたものの
それを指し示すものは
何もありませんでした。
ですが
ミッチェル博士が
即興の表現アーツを用いた
セッションを行うことで、
ある少女が明らかに
変化する姿が見受けらました。
ミッチェル博士は
その記録を
医療従事者と共有する
機会をつくったそうです。
その結果
ソーシャルワーカーによる
追跡調査も行われ、
「家庭で実際に何が起こっていたのか」
についての新たな情報を
見つけることができたといいます。
その後は、言うまでも無く
「その他のグループに対しても
表現アーツを実践して欲しい」
と
学校の先生たちから
ミッチェル博士に
依頼が殺到するようになりました
ミッチェル博士は
「エビデンスが明確だったので
先生たちがもっとやって欲しい!
という気持ちになった。」
とおっしゃっていました。
ちなみに、
参加者の集いでは、
ミッチェル博士が
どの様なアプローチをしたのか
などについても
具体的に語られました。
日本では、
まだあまり馴染みのない
表現アーツセラピーですが
海外では
トラウマや発達障害の治療などに
アーツセラピーが用いられている
事例は多くあり、
その研究も進んでいます。
ミッチェル博士が提供する
表現アーツセラピー
オンライントレーニングコースでは
そういった
トラウマの治療の場面でのアーツの用い方
も学ぶことができます。
表現アーツセラピー
オンライントレーニングコース
詳細はこちらから
↓