アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツ表現セラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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アーツ・コミュニケーション・ラボ
理事長の北尾真理子です。
いつもブログをお読みくださり
どうもありがとうございます。
まず、
あなたにお尋ねいたします。
今、
どなたかのケアをされていませんか?
あるいは、今はされていなくても、
過去に
どなたかのケアをされたことはありませんか?
一人っ子の私は、
平成10年に父を亡くしてから、
一昨年秋に母が他界するまでの約20年間、
母一人、子一人の二人暮らしをし続けていました。
母は、2010年に転倒し、骨折してから、
要介護4と診断され、以来、
以前にも増して母のケアに、
時間、労力、コストがかかるようになりました。
母の場合、認知症状は
まだそれほど出ていませんでしたし、
亡くなる半年前には施設に入ってくれましたので、
第三者の力を借りながら、
私自身が仕事や私生活のペースを
それほど大幅に変えることもなく、
ケアを続けることができました。
それでも施設に入る前は、
仕事やプライベートの予定を入れる時には、
まず、
その日の母のケアをどうするか
ということを考える必要がありました。
頼りにしていた
ヘルパーさんが来られないとなると、
代わりの方を
探さなければなりませんでしたし、
見つからない場合は、
自分の予定を
変えざるを得なかったこともありました。
ヘルパーさんが来られていても、
出先で母の様子が気にかかったり、
他人である第三者の方に
実母のケアをお願いしている自分に対して
罪悪感を抱いたりしたことも
少なくありませんでした。
親だけでなく、
子どものケアを
第三者にゆだねられている方も、
時として、私と同じように
罪悪感を持たれたりすることが
あるのではないでしょうか?
日頃、
どなたかのケアをされ続けている方々には、
そのことで、
自分がどれだけ
心身ともに疲れてしまっているか
ということに
気付かれていない方も多いと思います。
当時の私も、ふとした瞬間に、
大声で叫びたくなるような衝動に
駆られたりしたことが何度かありました。
そういう時に、
思いのほかストレスが溜まっているんだな
ということに改めて気づいたりしたものです。
今回、
ワークショップをしてくださる藤井蕗先生も、
難病のお子様のケアをされたご経験をおもちです。
蕗先生は、昨年8月24-25日と神戸で開催された
タッチアーツ・プロジェクト主催の
「アーツartsでかわる・アーツartsでかえる2019」
のイベントで、
今回と同じテーマで
ワークショップをしてくださいました。
あいにく私はスタッフの一員として
受付業務を担当していたので
参加できませんでしたが、
参加された方々からは、
口々に「とても良かった」と伺いました。
以来、「私も参加したかったなぁ」
という強い思いが募っていたのですが、
ついに今回の開催を実現することができました。
実は、
蕗先生は自らのご経験をもとに、
この春から、医療的ケアを必要とする
お子様のために特別な小規模保育園を開園されます。
そのご準備のため超ご多忙な時期にもかかわらず、
今回の開催についてご快諾くださいました。
春の開園以降は、
更にお忙しくなられることは
必至だと思いますので、
今後の開催は
いつになるかわからない
と言っても決して過言ではないと思います。
今、どなたかのケアをされていなくても、
いつなんどき
そのような状態になられるかわかりませんよね。
そういう時に備えて、
ご自分(介護する人)のためのケアについて
役立ちそうなヒントが得られること間違いなしの、
このワークショップに、
ぜひ参加されませんか?
もちろん、今、どなたかのケアを
されている方々にとっては、
まさにタイムリーに参考になるヒントが、
多々得られることと思います。
2月8日の午後は、
日頃ケアをされている方のケアは、
思い切ってどなたかにお願いされて、
ご自分のケアのために、
ほんの少しだけ時間を使ってみられませんか?
ワークショップは、
残席1名となりましたので
お早めにお申込みくださいね。
当日、
皆様と会場でお目にかかれますことを、
心から楽しみにしています。
残1◆自分のための時間を大切にする◆
ケアする人のためのケア-セルフケアの秘訣-
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