アーツセラピーの効果について、続編! | 一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

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アーツセラピーに関する情報をお届けします。

以前、アップしたブログに、母が3月14日に、下 腹部に
飛び出ていたヘルニアを中に入れて固定する腹腔鏡手術を
受けることになっていると書いた。3月11日に入院し、14日に
無事に手術は終了。

長年、ヘルニアを放置していたがため、腸の癒着がひどく、
手術開始から3時間はかかったが、経過は良好。その後、
日によってムラはあるものの、食欲も戻り、早く退院して、
2匹の猫たちに会いたいと言っていた母だが、術後、
しばらくは腹水がたまるようで、微熱が続いたりも...。

当初、入院期間は1週間から10日ほどの予定だったが、
結局、4月8日に退院するまで、都合、約4週間の入院と
なってしまった。

退院後の今は、できるだけ体を動かし、栄養のあるものを
たくさん食べて、筋力、体力を回復してもらいたいものだ。

うちから車で5分という近くの病院に入院していたので、
見舞いに行くのも楽だったのだが、近いだけ、日に2-3往復
することも...。そんなこんなで、なかなか落ち着いてブログ
をアップできなかったが、今、ようやく書けるように...。

86歳という高齢も気にかかり、なかなか手術をすることが
決断できなかったが、今回、本当に思い切って、手術して
よかった!ボコボコと下腹の何カ所からも腸が盛り上がって
いた母のお腹はスッキリと平らになり、今まではできなかった
寝返りも打てるようになったようだ。これで褥瘡予防にもなる。


ここで思い出すのは、昨年、11月に受けた母と娘のアート
セラピーのセッションのひとコマとして、すみれ先生が持参
された人体図を用いたセッションのこと。その日は、人体図が
描かれた用紙を渡され、自分が気になる場所に、好きなように
色を塗ったり、絵を描きこんだりするように言われた。
このくだりは、以前のブログにも書いたと思うが、もう一度、
書いておこう。


母が真っ先に手を加えたのは、その人体図の下腹部。
母は、灰色のクレヨンで下腹部を塗りつぶした。水性の
クレヨンを用いていたので、後で、すみれ先生が、水を指につけて、
表面を撫でると、その灰色がたちまち消えて、元の紙の白さが戻った。
そして、先生は、母に、「もう灰色が消えましたからね。きっと
これからは、お腹の調子も良くなってきますよ」と。

その時から約半年の月日は経過したものの、当時は手術を
するかしないかも未定だったが、その後、とんとん拍子に
話が進み、年明けの3月に手術が決まり、成功裏に終了した。

前のブログでも書いたように、アーツ表現セラピーで体験した
ことが、実際の出来事として、自分の身に起こることが、本当に
不思議だ。でもこれは、決して占いやおまじないの一種ではない。
アーツ表現セラピーで、自分が表現したことが叶うようになると
いうのは、おそらく自分の意思や力で、そうなるように仕向けたり、
引き寄せたりしているということの裏返しなのではないだろうか。

だからこそ私は、様々な願いを叶えたいと思っている人たちに、
ぜひ一度は、メーキングコラージュなど、身近で、簡単にできる
アーツ表現セラピーを体験していただきたいものだ。