セルボAT不調修理 | 河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I

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大阪の河内長野で小さな車屋を営んでおります。
毎日の出来事を綴っていきたいと思いますので
みなさんどうぞ覗いてってください。お願いします。

当店のブログを見ていただいたそうで

オートマ不調案件でスズキのセルボが

入庫いたしました

エンジン始動直後、ATからウィーンという

異音がして、車が前にも後ろにも動かないらしく

アクセルを全開で踏んでやっとこさ車が

動き出すような状態だったそうな…

その後エンジンの暖気が終われば普通に車は

何事もなかったように走行するそうです


その話しを聞いた時点でなんとなくオートマ不調の

原因がが僕にはわかったような…


そこらの症状を頭の中に入れながらまずは

オートマのオイルパンを開けてAT内を清掃

していきたいと思います

最初にATのオイルパン内に入っているATオイルを
全て抜いていきます。
次にオイルパンを外してAT内部を観察します
するとAT内にあるストレーナーというATフィルターに
たくさんの鉄粉やゴミが詰まっているのを発見しました

ちなみにこちらのお客様は当店に
お問い合わせいただく前にスズキディーラーさんに
故障の修理相談に行かれたらしくディーラーさんでは
オートマの載せ替えをすすめられ見積もりまで
いただいたそうです

当店では長年の経験と実績ででこの症状なら

オートマの載せ替えは必要ないなぁと事前に判断したので清掃の選択をいたしました


オートマのオイルパンを開けた結果やはり読みは

当たっておりました

ストレーナーを外したところストレーナーには

ビッシリと鉄粉やゴミが詰まっておりました

という事でオートマの不調原因はATのストレーナーに
大量の鉄粉が付着してそれが詰まったことによって
ATのオイルポンプがATオイルを吸えなくなって
ATのスベリが発生し、車が前にも後ろにも
動かなくなったっていう事やね!

とりあえず見える部分だけにはなりますがAT内を

パーツクリーナーで洗っていきたいと思います


次にAT本体とオイルパンの接合部分を

オイルストーンを使って清掃していきます

ゴミや液体ガスケットのカスが残っていると

オイル漏れの原因になるので綺麗に掃除をしました


次はオイルパンの清掃をします!

オイルパン内も鉄粉が付着しています

オイルパンについている磁石は鉄粉だらけです
これも綺麗に除去します


そしてこちらがオイルパンの清掃後

綺麗になって気持ちいいなぁ〜


そして清掃後のATのストレーナーがこれ!

鉄粉も綺麗に除去できました


この後、綺麗に清掃したストレーナーを

組みつけました

丁寧にパーツクリーナーを使ってAT内部とストレーナーを
洗浄したのでとても綺麗になりました

オイルパンの組みつけ完了

液体パッキンの量も絶妙でしょ?笑

分解した後がわからないようなクオリティの

仕事をしております!


組みつけ完了後、液体ガスケットを乾かして

次は抜いた分のATオイルを入れていきます

そしてエンジンを始動して暖気運転をしながら

AT内部のすすぎ洗いを行いました

洗いを行ったあと、洗いに使ったATオイルを
再び抜いてまた新油のATオイルを入れたら今度は
当店自慢のトルコン太郎を使って圧送交換を行いました

圧送交換後にオイルの油量調整を行い、その後
試乗に出かけたんですがとにかくATの調子は最高で
めちゃくちゃ走るようになりましたし、とにかく車が
静かになりました。修理は大正解で大成功!!
これでまたしばらくは安心してお車に乗る事が
できるはずです!


この度は当店を選んでお車の修理のご依頼を

いただいた事を非常に嬉しく思います。

お車の事で困った事があればぜひお声掛けください。

ありがとうございました