DA64エヴリー点検及びメンテナンス トルコン太郎によるATF圧送交換 | 河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I

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大阪の河内長野で小さな車屋を営んでおります。
毎日の出来事を綴っていきたいと思いますので
みなさんどうぞ覗いてってください。お願いします。

9月ももう終わりですねぇ〜

最近ブログもちゃんと更新できてないですね。

ちゃんとやらなあきませんね!すぐ時間がないとか言い訳してさぼってしまうので何とかしてブログする努力をせねば!!


さて、今回は河内長野の経営者つながりでお車のメンテナンスのご依頼をいただきました。


オーナー様いわく悪いところは全て交換してくださいとの事ですがやり出したらキリが無いので本当に交換をしておいた方がいい部品だけ交換していこうと思います。


今回メンテナンスをさせていただく車両はエヴリーワゴンです。

さっそくリフトで車両をあげてオイルを交換しながら点検をしていきます

下回りはブーツ類などの破れもなく異常は見られませんでした。
オイル交換と同時に今回はオイルエレメントも交換します

オイル交換時、最低2回に1回はオイルエレメントの交換をおすすめします。

次に水回りの点検を行います。
LLC(ラジエーター液)とウォッシャー液の量が減っていたので補充させていただきました
それとタイヤの空気圧のチェックも!!
僕は個人的にエアーは高い方が好きです。

続いて灯火類のチェックです。
お客様からヘッドライトがたまにチラつくという症状の申告をいただきましたのでヘッドライトバルブの点検を行い今回交換させていただく事にしました
元々、社外のLEDヘッドライトバルブが装着されていましたがどうやらそのバルブがたまに悪さをしていたようで交換させていただきました。

次にバッテリーの点検をさせていただきました
元々こちらの車両についていたバッテリーの点検をするとだいぶ弱っていましたし、製造年月日を見ると2014年製でしたのでそろそろこのバッテリーも引退の時期かなと??
バッテリーの性能が低下する冬を迎える前に今回は新品に交換させていただきました。

次にタイヤを外してブレーキ周りの点検を!!
フロントは写真を撮り忘れてましたがブレーキパッドの残量などまだまだ大丈夫でした。

つづいてリアブレーキを点検。
ブレーキドラムを外して清掃などを行います
もちろん外したドラムはスコッチを使ってサビやブレーキシューのカスを除去して清掃します。


つづいてブレーキシュー周りをエアーで飛ばしていきます

この清掃後にブレーキドラムとシューの隙間調整をおこないます

そしてブレーキシューの摺動部にグリスを塗ってシューの動きをよくします

この作業はとても重要で摺動部のグリスアップをしている整備工場は意外にも少なくてこの車両は結構古いのですがグリスは全く塗っている様子はありませんでした。

当店ではこんな小さな作業も手を抜かずしっかりと行っております。


次に吸気系と点火の点検をおこないました

こちらはエアエレメント。こちらは汚れておりましたがエアブローをして綺麗になったのであと少し頑張ってもらいます。

次にプラグ交換を行いました
今回はNGK製をチョイス。イリジウムプラグが付いてます

プラグ交換の際はいつも当店ではプラグにスレッドコンパウンドを塗ってから装着します
よその整備屋さんはどうかわかりませんが当店では必ずこの作業を行うようにしています。

そして今度はATF(ATオイル)交換です。
こちらの車両は距離が10万キロ弱走行していてATFを抜いて確認した所、どうやら今までの交換履歴は無いようです。
今回はオイルパンをめくってAT内部を洗浄してからATFを交換していきたいと思います。

こちらがオイルパンの中にあったATFを抜いてからオイルパンをめくった写真です。
写真ではわかりませんが汚れてあちこちにスラッジが付着しています

こちらが外したオイルパンとストレーナーです
どちらも結構汚れてますね。

オイルパンに2つほど付いている磁石にもスラッジが大量に付着してますね
これを綺麗に掃除していきます


その前にAT内を洗浄します

完璧とはいきませんが見える部分はパーツクリーナーで洗浄させていただきました


ストレーナーのフィルターには小さいですが多数の鉄粉やゴミも付着していました
こちらは洗浄とエアブローを何回も繰り返して再利用します

こいつがストレーナー全体図です。

だいぶ綺麗になりました

そしてこちらがオイルパン。
こちらも洗浄して磁石も洗浄して再び装着します

こちらはオイルパンガスケット
こちらは再利用はできませんので新品交換させていただきました

組み付けが終わったら最初に抜けたATF➕α分のATF4LをAT内に充填
トルコン太郎を接続して圧送交換を行います



こちらがオイルパン内のATを抜いて洗浄し4Lほど充填後のAT内に流れるATFです

オイルパン内のATFを抜いてもこの車両のトルコン内部にはまだ半分くらい古いATFが残っているのでなかなか綺麗にはなりません。

このトルコン太郎のフィルターで濾過し綺麗にしながらATFを少しずつ綺麗にしていきます

数リットル新しいATFを使用して最後はこれだけ綺麗になりました


今回使用したATFはワコーズのATF

これでATFは綺麗になって走りも良くなりました


次に点検でハンドル周りの異音が気になったので原因を探りました

するとハンドル下の黒いゴムのダストブーツからの異音だと判明。。


ダストブーツまわりにシリコングリスを!!

これだけで音が消えます


こんな感じで念入りに!!

これで音は消えるはず!!

こんな感じで異音は無事に消えました

シャフトとダストブーツの干渉で異音が出ていたので

適度にそして定期的にここはグリスを入れてやる方がいいかもしれないですね。


そして試乗後にハンドルのセンターの位置が左にずれていたので調整しました

しっかりとサイドスリップテスターを使って調整。。

次にエアコンガスリフレッシュを施工
これでエアコンの故障も抑制できて夏の暑い日もエアコンがキンキンに効いて暑い夏も気分良く乗っていただけるかと!!

この度はN様ありがとうございます😊