BMW3シリーズ定番修理！！

今回は我が河内長野の商売されている方々のいろんな繋がりでE90系BMW3シリーズの修理依頼をいただきました。

最初はオイル漏れが酷いからという事で修理のご依頼をいただいたのですが当店にお車のご入庫をいただく直前にチェックランプが点灯したと言う事でそれも合わせて修理をする事に。。

まずは早速、スキャンツールを使って故障診断に入りたいと思います。

診断機をつなぐとまずエンジンとオートマに異常があるようです。

エンジンはバルブトロニックステップモーターが故障していると診断が出ております。

いわゆるエキセントリックシャフトモーターの事ですね。

もうこの故障はこのE90系BMWでは定番の故障でして絶対に故障する箇所であります。

通常、この他にエキセントリックシャフトセンサーという部品も故障しやすく同時交換が理想なんですがお客様の予算の都合もあるので今回はエキセントリックシャフトモーターのみ交換します。

そしてオートマにも異常が出ております。

こちらはオートマオイルの劣化でしてこちらはまた後で行います。

まずはエンジンルームを開けて少しずつエンジン内部をあけていきます。

今回はオイル漏れの修理がメインでしたのでそれと同時にエキセントリックシャフトモーターも交換していきます。

あれやこれやと外していってやっとこさこんな感じでバラいていきます。

エンジン内部を見ていくとオイル管理がすごく悪かったようでエンジン内部はスラッジだらけです。これはひどいなぁ〜

こちらの黒い部品がエキセントリックシャフトセンサーです。

こちらのエキセントリックシャフトセンサーは今回、異常が出ておりませんでしたので今回はこれを外して洗浄してスラッジを落としてから再利用します。

そしてこのモーターが今回チェックランプの点灯原因であるエキセントリックシャフトモーターです

こいつの動きが悪くなっておりました。

こいつを交換してチェックランプの原因は解消！！

んでもってオイル漏れの修理を！！

しかし作業に集中し過ぎて写真を撮り忘れておりました！笑

一番たいへんやったのがこちらのポンプ！！

とにかく工具が入らないのでこいつにアクセスするのがたいへん。

もう二度とやりたくない修理です！！笑

こちらのポンプはブレーキのバキュームポンプでこれからのオイル漏れも定番であります。

こちらは何かよくわかりませんが漏れどめが塗ってありました。ここまでやるならパッキン変えたらええのに！

あとはサクサクとガスケットなんかを変えていって作業は完了！！

交換作業はもう写真撮る余裕もございません！笑

しかしながらこのパッキンの量よ！！笑

オイル漏れ止めるのにどんだけの時間と労力を使ったか！笑

とりあえずオイル漏れは完全に止まったから良しとしまひょ！

しかし今度は水漏れを発見であります。

外車あるあるでありますな。。

オイルエレメントのクーラーのホースから少し水漏れしておりました。

んで外してみると中で亀裂が発生していたのかポキッと折れてしまってます。

部品もやたら高いしホンマどうなってるんでしょ？

ほんで順番に見ていくと他からも漏れを見つけてしまいました。

結局、ホースほぼ総替えであります

そしてこちらのプーリーも手で回すと少しベアリングが痛んで音が出てましたので交換しておきました。

これでだいぶマシになったかなぁ。。

気がつけばこんだけ部品替えてましたね。。笑

やり出したらキリがない！笑

しかし外車はなんでこないにいろんなもんが痛んで壊れるんでしょうか？？

意味がわからん！

んで最後に全部組み上げてからエンジンのブラッシングを！

まずはオイルを抜いて新しいオイルを入れます

オイルも汚れてましたなぁ。。

オイル注入後にワコーズのイークリーンプラスを入れます

こいつでジワジワとエンジン内部に溜まったオイルスラッジを溶かしていきます。

だいたい3000キロ走った所でオイル交換をすると溶けたスラッジが汚れたオイルと一緒に出てきます。

オイル交換もマメに行いましょう！！

以上、現場のアリちゃんでしたぁー