④【 国際芸術祭あいち2022】ひとり旅  ~有松編その4 ~   | タロットのささやき、こころの景色

タロットのささやき、こころの景色

大田区・東急沿線にあるプライベートスペースで、
マルセイユタロットリーディングをおこなうHARUです。
おやつとお茶を楽しみながら、じっくりゆっくりタロットを介してじぶんと向き合う時間。
月に数回、定期的にカフェ鑑定も行ってます。

(長くてすみませんが、つづきです)

 

 熱田・有松編その1はこちら

 有松編その2はこちら

 有松編その3はこちら

 

 

 

 

④岡家住宅

 

こちらの会場には

奥にもうひとりの作家の作品が。

 

AKI INOMATA  

「ヒモミノガ絞り団扇」

 

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ヒモミノガというガの幼虫、

その羽根の模様を

絞り加工で表現した作品。

団扇をふたつ、

対称に配することでより本来の姿が浮かび上がります。

 

 

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ガは苦手だけど

逃げずに観てよかった作品群。

 

 

 

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羽根模様を絞りで再現するには

職人さんの経験、技術力と

創意工夫が重要なのですね

 

 

その工程を映像で拝見しましたが

作品への認識が180度変わります。

是非観てほしい。

 

 

 

 

 

 

「彼女に布を渡してみる」

 AKI INOMATA

 

 

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使われなくなった真っ暗な作業場に

浮かんでくる映像は

ミノムシの動く姿。

 

 

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枝ではなく小さな布きれを体にまとわせていく様子を

4K映像で撮影した作品。

 

 

 

ミノムシたちの

素朴な生の営みが

こつこつと美しい装飾と化していくその姿。

あまりに真摯で

そして純粋でいとおしくて

心が打たれてしまいました。

 

近くにいたスタッフの方と

この美しさの感動をシェアいたしました。

 

 

 

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天井に括りつけられたままの

古びた大きな作業用のかご。

作家の強い希望で

そのまま会場に設置されているそうです。

 

まるでお寺や教会の鐘のよう。

 

 

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ああ。

 

 

 

しばらくしゃがんで仰ぎ見ていた空間。

 

おそらくは囲炉裏部屋であろう空間に

ミノムシたちの布の衣が宿る枝が下がり。

 

 

 

 

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遠い窓からのまぶしい光を

じっと見上げる私こそが

ミノムシになったような

そんな空間でした。

 

 

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彼らの衣を

生けた空間が静かにそっと。

 

 

 

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