人気の印象派だから
悪天候なら
来館者は少ないだろう
ゆっくり観られるだろうと・・・
あえて狙いました。
人気の
三菱一号館美術館
雪や雨の日が、
いい。
池に浮かぶ睡蓮と
その水面をなでるかすかな風と
そこに映りこむ柳の枝葉が
ゆったりと混ざり合って流れていくような
そこに映りこむ柳の枝葉が
ゆったりと混ざり合って流れていくような
筆の動きと色彩がすべての境界線をなくしていく
モネの魔法。
写真ではその流れが伝わらないのだなあ・・・・
そして
以前は何の興味もなかったのに
惹かれるようになった画家。
コロー
「樹々の間に差す陽光」
この深く黒い樹々の色がもたらす強い湿度と
覆いかぶさる静けさに少し怖さを感じる
改めて人間がちっぽけに見える。
そのちっぽけさを享受することに何の疑問もないような人間たち。
連作のひとつ
モネ
「ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて」
正午の陽光を浴びて影を失う積み藁を
柔らかで淡い色彩で描かれたこの作品は
現実の世界ではないような錯覚に私を誘う。
平坦に見えた明るすぎる景色も
近づけば絵の具のマチエールの厚みで
藁の束を感じる。
そして大好きな画家
セザンヌ
「陽光を浴びたエスタックの朝の眺め」
「陽光を浴びたエスタックの朝の眺め」
セザンヌの風景画が
年を重ねるごとにどんどん好きになる。
油絵特有の重苦しさのない
下地を残し薄塗りのくすんだ限られた色彩なのに
細胞がゆったりとふくらみ緩むような豊かさを
感じてしまう。
ゴッホの作品もありました。
「プロヴァンスの収穫期」
ゴッホの作品もありました。
「プロヴァンスの収穫期」
このゴッホの水色と黄色の対比に
目が覚める。
ほんのひと匙不安感が染みるのも
ゴッホの絵の魅力。
そして
一番好きだったのが
初見のこの作家の作品
レッサー・ユリィ
「風景」
そして
一番好きだったのが
初見のこの作家の作品
レッサー・ユリィ
「風景」