762gの宝物

7月に娘が誕生してから

100日が経ちました。

本当の予定日は10月。

3ヶ月も早い早産でした。

産まれた時の体重はわずか762g。

両手の平に乗ってしまうほど

小さな小さな女の子でした。

あの日から3ヶ月。

今、娘は2200gまで

成長してくれました。

振り返ると奇跡のようです。 

本当に奇跡を信じて

一歩一歩進んできた毎日でした。

6月末に切迫早産と診断され

緊急入院。

私は3週間、絶対安静の妊婦ICUに

入っていました。

24時間、陣痛を抑制する点滴の毎日。

そのまま予定日までもたせることを

目標としていましたが

7月13日、ついに陣痛を

点滴では抑えられず、娘はわずか

27週0日でこの世に

産まれることとなってしまいました。

762g。

泣き声を聞くことも出来ないまま

誕生と同時にすぐさま新生児ICUに

入り小さな命を救ってもらいました。 

本当ならまだお腹にいてスヤスヤ

眠っていれば良かったのに。。

信じられないくらい小さな身体に

たくさんの点滴や管を刺されている

娘。

ちっちゃな身体で、

懸命に生きようと

一生懸命に呼吸をしている娘。

なのに、

その姿をただ保育器の外から

見守り、声をかけるしかできない私。

母親なのに何もできない。。

申し訳なくて、申し訳なくて

娘を守れなかった自分を責めました。

病院では毎日のように産まれる

大きな声で泣く元気な赤ちゃんと、

幸せそうに赤ちゃんを抱くご家族が

羨ましくて、

その横を通って保育器の中の娘に

会いに行った帰りに

涙が止まらないこともありました。

ポジティブが売りの私もさすがに

ポジティブになれなかった。

でも1週間くらい経ったある日

思ったんです。

いつか娘が大きくなって言葉がわかる

ようになったら、  

『早く産んじゃってごめんね』

『辛い苦しい思いさせてごめんね』

ってちゃんと謝ろう。

 

そして、

『生きてくれてありがとう』って

ちゃんと伝よう。

だから、今は落ち込むのはやめにして

毎日娘に会いに行き、

少しずつの成長する喜びを

噛み締めようって。

初めて触れた日。

あったかくて柔らかくて

ほっとしました。

初めて泣き声を聞いた日。

こんな大きな声で泣けることが

嬉しくて

ずっと聞いていたかった。

初めて笑顔を見た日。

笑った！

可愛くて嬉しくて。

初めて抱っこした日。

まだわずか1000gだったけど

命の重みをずっしりと感じました。

初めておっぱいをあげた日。

やっと

母親になれた気がしました。

赤ちゃんが産まれたら

当たり前だと思っていたことが

こんなにも、幸せで奇跡的なことで

あると娘に教えてもらいました。

ようやく2200gまで育ち、

ありがたいことに今のところ

頭や身体に大きな問題もなく元気に

育ってくれています。

もう少しだけ大きくなったら

無事に退院できそうです

娘のことを心配してくれ

1g増えることを自分のように

喜んでくれ一緒に日々の成長を

見守ってくれた

友人、同僚たち、家族に心から感謝！

娘の親として支えあいながら

二人三脚で

今日まで共に進んで来た主人に感謝！

そして、こんなにもたくさんの人たち

に支えられていたことに気づかせて

くれた娘、ありがとう。

これからも、娘の成長を

皆さんどうか見守ってください♡

これから、娘をよろしくお願いします♡