その電話がかかってきたのは


今から約2週間前のことでした。




「結婚式のお手伝いをしてもらえませんか?」




そんなお問い合わせをくださったのは


福島県在住の女性。




彼女は、福島県でOLをしていましたが、


この度の震災で、これからの人生


いろいろことに悩み迷っていたそうです。




そんな矢先のある人から言われた一言。



「君にも福島のためにできることがあるんじゃないか?」




その言葉が彼女の背中を押し、


全てが動き始めました。




彼女はボランティア団体を立ち上げ、


福島の被災者の人々の為に自分が何かできることは


ないかと考え続けます。




そして、


ひとつ出た答えが



「結婚式を挙げられなくなってしまったカップルに


結婚式をつくってあげたい」




その想いから


彼女は手つくりのチラシを持って


避難所へ想いを伝えて回りました。




「結婚式を挙げませんか?」




数日後、


そんな中で出逢ったあるカップルから、


彼女の元へ熱く長いメールが届きました。




そのメールを読む中で


彼女の心は大きく動かされます。




「このおふたりの結婚式のお手伝いがしたい」




それは、


原発から10キロ圏内にお住まいだったおふたり。




生まれ育った大好きな街を


ある日突然離れなくてはならなくなってしまい、


大好きな家族とも避難生活の中でバラバラの暮らしになってしまいました。




その寂しさや悲しさから毎日のように泣いていた新婦を


一番、近くで支え、励まし、勇気づけてくれたのが同じ職場に


つとめていた同僚の新郎でした。




避難生活の中で支え合って生きているうちに


いつしか


「残りの人生とこの人とずっと過ごしたい」と


お互いが思うようになり、結婚に至ったそうです。





そんなおふたりの結婚式を


お手伝いすることに決めた彼女が


結婚式のプロのサポーターとして


依頼先として選んでくれたのが私たちT&Gでした。




これまでの経緯を聞いて、


迷うことなく、


その結婚式をお手伝いさせて頂くことに決めました。




彼女は私と同い年。




自分と同い年の女性が



ただ、


「誰かの役に立ちたい」


「誰かを幸せにしたい」



という想いだけで



未知であろう「結婚式」というイベントに挑もうとしている。



とても、感動、共感させられました。





彼女に実際に会い、


新郎新婦に実際に会い、


その想いは強くなるばかり・・。




今回は


私はサポーターですが、


結婚式やとして


しっかり彼女の想いが形となるように


バックアップを頑張りたいと思っています!





明日の結婚式は


猪苗代湖の「風とロック」というライブの中で


たくさんの観客にも祝福してもらう


公開結婚式です。




結婚式に必要なアイテムは


すべて、福島の人たちの手で創り上げたいという


彼女の想いで、ひとアイテムひとアイテム彼女が


いろんなところに声をかけて想いを伝えて


用意してきました。




たくさんの人たちの心がこもった


きっと、あったかい結婚式になるでしょう( ´艸`)




今夜から福島入りです!





詳しくはまた☆