今、日本中が、さまざまな形で被災地へ


自分たちができる試みをされています。




アーティストは歌を届け


アパレル企業は下着や洋服を届け


食品企業は食料を届け


美容師は洗髪と散髪をしに出向き・・・。





だから、私たちは


「結婚式屋」


として、私たちに出来るかたちで。




というわけで、今週、


当社のチャリティー企画である「100万人のOne Heart 」の


炊き出しへ行ってきました。



新潟県へ避難されている福島県南相馬市の方々の避難所と



仙台の若林区の避難所へ。




参加メンバーは


会場の支配人、料飲スタッフ、ウェディングプランナー、サービススタッフなどが


気持ちをひとつに取り組みました。



料飲スタッフは


結婚式でお出ししている


フランス料理をベースに


子供からお年寄りまでが


美味しく召し上がって頂けるメニューを考案しました。




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滅多に食べれないという野菜は何種類も煮込んで


栄養たっぷりの野菜スープに。

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熱々のものを召し上がって頂きたいと設けた


バーベキューコーナーは大変喜んで頂けました。


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スイーツや


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アイスクリームも、


結婚式では子供や女性に大人気のアイテムです。


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ここでも、とても喜んで頂けました。




みんなご飯を


「美味しい、美味しい」って


笑顔で食べてくださり、


それを見る料飲スタッフやサービススタッフもとても嬉しそうでした。




そして、


美味しいご飯を召し上がって頂きたいという想いと合わせて


今回、被災地の方々へお届けしたかったものがもうひとつありました。





それは、「笑顔」の種。





私たちには想像も出来ない悲しい経験をされた方々が


少しでも一瞬でも悲しみを忘れて


笑顔になれる時間をおつくりできたら・・



そんな、想いがありましたが、


それは、


正直、求められているのか・・


むしろ、余計なお世話なのではないか・・



そんなさまざまな迷いも抱えながら、


結婚式で子供からお年寄りまで、


みんなを笑顔にしてくれる


「パフォーマー」たちと、一緒に避難所にきたのでした。




最初は様子を見ながら


恐る恐るはじめたパフォーマンス。





そんな不安を真っ先に吹き飛ばしてくれたのは


子供たちでした。





あっという間に


バルーンピエロの周りには子供たちが。



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「あれ作って~」



「これ作って~」



次々と寄せられるちびっこからのリクエスト。



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そんな、


ちびっこのはしゃぐ姿を



目を細めて眺めているお年寄りがたくさんいらっしゃいました。




ある女性は、


ちびっこに混じってピエロに


「犬」をリクエストされました。




出来上がったバルーンの「ワンちゃん」を受け取るとその女性は



「可愛がっていた犬が死んでしまったから・・。


これをあの子だと思って大切にしますね」



そう言って


バルーンのワンちゃんを大切そうに胸に抱いて微笑まれました。





ジャグリングやマジックショーには、


一人立ち止まり、



二人立ち止まり、



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やがて、


拍手や歓声につられて集まってきた方たちであっという間に


大きな輪へと広がりました。


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驚いたり、歓声をあげたり、


皆さんとてもいい表情でご覧になってくれました。




手をたたいて笑っていたおばあちゃんが


ふと、


「こんなに笑ったの久しぶりだ」 と


涙をふいていた姿が忘れられません。



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そして、


思い出の写真を流されてしまった方へ


せめて記念になれば、


という想いで用意した似顔絵コーナー。




ここにも笑い声が溢れました。




あまりのそっくりさに書いている途中から


似顔絵師のまわりには友達や仲間たちが集まり、


みんな絵を見て笑うのです。



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友達たちに笑われている様子に


書かれている本人も笑わずにはいられません。


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出来上がった似顔絵を見て自分も大爆笑。



かわいいちびっ子から


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素敵なご夫婦まで

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みんな笑顔・・笑顔・・。





笑顔につられて笑顔が生まれる。



まさに、「笑顔」の連鎖。







この様子を見ていた避難所のリーダーさんがこうつぶやかれました。





「ここに来て一回も笑顔を見たことがなかった人が笑ってる。嬉しいなぁ。」 と。




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このお父さんは



「写真も全部流されてしまったから、


自分の生きた証が何にもなかったんだ。


だから、これは、嬉しいなぁ。大切にするよ」



って。。。




そして、お仲間に自分の似顔絵を見せて回って


たくさんのお仲間を


「お前さんも書いてもらいな」 と


この似顔絵コーナーへ連れてきてくれたのでした。



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また、仙台の避難所で、素敵なキセキが起こりました。






なんと、この避難所に


偶然、昨年、当社のアーカンジェル迎賓館仙台で



結婚式を挙げてくださった新郎新婦がいらっしゃったのです。





スタッフみんなが大好きだったこのお客様の安否を



スタッフは心配していたようで、



プランナーはお客様の無事を知れ、



お客様はプランナーとの再会を果たせたことを



本当に本当にみんなで喜び合っていました。





また、とっても明るいお母さんと


たくさんお話をしました。



そのお母さんが、最後にこんなことをおっしゃいました。






「これから、そりゃぁ、たくさんつらいこと苦しいことが待ってるよ。



だけどさ、人間笑うこと忘れたらおしまいだよね。



笑うこと出来なくなったら何にも乗り越えられない。



だから、今日はいっぱい笑えてほんとよかった。


ありがとね。」





って。






決して、「ありがとう」 が言われたくて来たわけではない、、、


けれど、



この言葉は、胸にしみました。







お花を入れた紙コップに



「何かメッセージを書いてってよ」 とお母さん。






「頑張って」



「元気を出して」



なんて、気楽にいえない・・。




いろいろ悩んで



「一緒に!!」



と書かせていただきました。



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2日間に渡った


私たち「結婚式屋」の炊き出しは


たくさんの笑顔の連鎖が生まれ



「最高な時間だった」



という素敵なお言葉を頂くことができました。




けれど、同時に


被災地の惨状を目の当たりにし、



たくさんの被災者の方々にお会いし、


避難生活の苦悩の数々は計り知れないもので、


でも、笑顔になれる強さと、こんな状況の中でも


人に思いやりを持って接することが出来る人々の優しさに触れ、


もちろん笑顔の奥に隠された涙も垣間見え、



私自身、いろんなことを考えさせられました。




せつないような


もどかしいような


いろんな大切なことに気づかされたような


なんとも言えない気持ちで東京へ帰ってきました。




早く、被災された皆さんが


心からの笑顔でもっともっと笑える日が来ることを願ってやみません。




引き続き、


もっと、自分たちにできることを探して


小さいことでもいいから、取り組んでいきたいな、と思います。