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昨日、5月23日「市民社会は巨大建築を作れるのかー国会議事堂から新国立競技場へー」にご参加くださった皆様、関心を寄せてくださった皆様、ありがとうございました!

https://ans-event2001.peatix.com/view?fbclid=IwAR08SjeL_Q_Jv6anm9NUnURQp7NYJ22hx-URuMJu4438US_9g2b1Js8veDU

 

 

A&ANS初のオンラインイベント、無事終わりました。なんと60人もの方がご参加くださり、ありがたく感謝です。

 

建築は、特に専門性が問われる場所で、おいそれとは素人が口出しできない。例えば公共建築なら、お金がかかりすぎるとか、美しいとか、周囲の景観に合っているとか、、市民が言えることなのでしょうか。でも、もっと知ることで、それは変わってくるのではないか、と思いました。

国会議事堂の設計がほぼ決まりかけていたところを、世論が覆すのだけれど、その世論を裏で仕掛けていたのは、コンペで決めたいと思っている建築家たち。新聞に市民を装い、連日投稿した。それによって、コンペをやらざるを得なくなるという。そんな昔からメディア戦略があったとは、、。驚きました。戦前は上意下達の世界かと思っていたのですが、やはり市民の声は無視できなかったのか。

 

そして、コンペとは透明性を持って民主的に決める手法と思い込んでいたのですが、実は、新自由主義の台頭により、コンペが世論に晒され、予算削減のための手法になってしまったというお話は衝撃でした。その裏側をしっかりみないと判断できないことがある。だからこそ、信頼できる専門家の意見を聞くということが重要だと思いました。

 

新国立競技場のザハの設計案が安倍総理により白紙撤回され、当時ザハが予算をかけすぎる悪者のように扱われていたけれど、実は計画を進める中、建設段階において予算が膨らんでいったという経緯があり、ザハは何も悪くなかったのだ、と知りました。磯崎新さんが、ザハが亡くなった時、「建築」が暗殺されたと叫ばれた無念を思います。私たち自身が少しでも専門的な知識を持ち、冷静に見ることができる目を持つことが、二度とそんなことを起こさないために重要なことではないか、と思います。どうしてもメディアの露出が多い人が標的になってしまう。でも問題の原因は、もっと違うところにあった。

 

昨日の会が終わって、ご感想も胸が熱くなるような温かな言葉ばかりで、今後とも専門家、市民がもっと近づけるような場を作っていきたいと思いました。お二人のまとめがほんとわかりやすく、参加者の方からもとても好評でした。でも決して表面的な話ではなく、本質的なお話になったことがすごく良かったです。ご質問も活発にいただけて、時間延長してしまいましたが、まだ話し足りないところもあり、また開催できたら、と思います!

 

専門家に任せておけばいい、という時代は終わったと思っています。今回のコロナの問題で錯綜する情報のあふれる中、実感しています。何を選ぶのか、それは私たち自身が決めることなのだ、と。

 

ご感想の中に、内輪ネタの議論にならず、専門知が市民に開かれた場がとても良かったというご感想をいただき、うれしかったです。他にもたくさん熱い言葉をいただきました!

公共の巨大建築は、多くの税金によって建てられるもの、単に予算削減だけに注視し判断するという態度ではなく、人間の寿命より長くそこに在るものとして、その未来を見つめた選択が市民に求められているのだと思いました。

 

ほんと皆さん、ありがとうございました!!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

 

谷繁さんの書かれているnote 、こちらもぜひご覧ください。

https://note.com/confmany/n/n619d40deb065

 

吉野さんの劇場史、建築教育などについてもまた伺いたいですね!