A&Cギャラリーです。
9月が折り返しましたね。
実感も体感もありませんけれど。
朝の天気予報で週末には秋の気配が、、、と言ってましたが
まだ4日もありますよ。
がんばらなくっちゃ。
秋一番に使いたいケーキ皿がイギリスから。
コープランド時代のスポードで作られたHazel Dellというパターンのケーキ皿です。
野の花を編んだようなリース模様
縁取りはかごのような編み目模様
手提げのかごを持ってお花を摘んでる様子が浮かぶようなパターンです。
1939年に作られました。
SPODEは1770年頃にジョサイア・スポードが設立しました。
銅板転写の技術はジョサイア・スポードさんが1784年に開発したものです。
このおかげでブルー&ホワイトの絵付けの生産性がとても高まりました。
細かい線や複雑な絵柄も綺麗に表現できるようになったそうです。
ジョサイア・スポードのあとを引き継いだ息子さんのスポード2世はファインボーンチャイナを完成させました。
当時、中国から渡ってきた白磁に憧れた欧州では、陶磁器の白さを追い求める研究がされていました。
イギリスでは白磁を作るために必要なカオリンが採れず、代わりに牛の骨灰を粘土に混ぜてできたものがボーンチャイナです。
骨灰を50%以上含むものがファインボーンチャイナと言われます。
白さと強度を併せたファインボーンチャイナと銅板転写の技術で陶磁器業界に大きな影響をもたらしたSPODEです。
スポード1世が亡くなったあとを継いだ息子さんのスポード2世。
このとき共同経営者になったのがウィリアム・コープランドさんでした。
1827年スポード2世が亡くなったあと、コープランドさんが事業を買い取りました。
会社は1966年までコープランド家が所有して、SPODEはブランド名として使われました。
コープランドは1966年に会社を売却
新しい所有者は1970年にもとのスポード社へ名前を戻しました。
数年後、他社と合併してロイヤルウースタースポード社となります。
所有者は何度も変わりながら、SPODEの名前は250年以上続いているなんてすごいことです。
下の写真の刻印ですが、これは1870年から1963年まで使われた製造年月を表す刻印です。
わかりにくいですが、このお皿には「D39」と書かれています。
1939年12月に製造された印なんですよ。
アルファベットは月を表しています。
1月はJ、2月はF、、、のように。
数字は製造年です。
製造年がわかる刻印はたまにありますが、月まで管理していたなんて、なかなか几帳面な会社です。
状態
とても綺麗です
サイズ
16.5㎝
価格
税込1760円 4枚あります
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