A&Cギャラリーです。
やっと黄色くなった御堂筋のイチョウ並木
青い空に映えて、今日もがんばろうと思えた朝でした。
月日が経っても色あせない、昔々のフランスのお皿に出会いました。
淡いグリーンのグラデーション
手描きの白いお花柄
ちょっと剥げてしまった縁取りの金彩
フランスのリモージュにあったTressemanes&Vogt(T&V)の素敵なお皿です。
バックスタンプは1892年から1907年に使われたもの。
120歳前後の可憐なご婦人でした。
ハンドペイントのすみれのようなお花
品があって清楚で可愛くて。
金彩が剥がれて白地になったところがありますが、それさえ気にならないほどです。
大切にされながら日々使ってもらっていたという証しです。
器にとっては一番しあわせなことです。
会社のいしずえは1840年にニューヨークに設立された輸入会社でした。
1850年代にフランスのリモージュに事務所を開設して、輸出用の磁器の装飾を始めたそうです。
リモージュの支店は1880年代になってリモージュにあった小さな磁器工場をふたつ購入します。
ここでTressemanes&Vogt(T&V)としてアメリカに輸出するための高品質な磁器製品を作っていたそうです。
このお皿が作られたのはそんな頃です。
アメリカ輸出用に作られた品質の高い、手のかかった磁器だったんですね。
1919年にT&VはRAYNAUD(レイノー)に買収されました。
T&Vは短命な会社でしたが、レイノーは今も磁器の製造を行っています。
縁取りの金彩が剥がれていますが、白い花柄と馴染んでさほど気になりません。
状態
ヒビやカケ、貫入などの傷みはありません。
サイズ
18cm
価格
税込3300円
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