A&Cギャラリーです。
以前のブログを見てくださってお問合せくださるお客さまが最近続きました。
10年以上書いてきて、こんなことは今までなかったのでびっくりしています。
名もなき小さなお店のブログを見てくださってあらためて感謝いたします。
ひとりで心細くなるときもありますが明かりが灯ったようです。
今日も明日もがんばりますので皆さまよろしくお願いいたしますね。
久しぶりのフランスのお皿は
久しぶりのサルグミンヌです。
サルグミンヌは1790年に最初の工場ができた古い古い窯です。
フランス北東部のドイツとの国境近くにありました。
1870年にドイツ領になったため、フランスに陶器を輸出するときに多額の税金がかかるようになったそうです。
そこで1879年に内陸部にあったディゴアンという町に拠点を移しました。
ディゴアンという町はもともと小さな陶器の工房が集まった地域だったのです。
今でも人気のディゴアン&サルグミンヌ窯は1978年にリュネビルグループに買収されるまで続きました。
リュネビル傘下になってからは食器は作らずタイルの製造だけを続けていたようです。
それも2007年にはなくなりました。
ディゴアン&サルグミンヌ窯にはいろいろなバックスタンプがありますが
このプレートの「opaque de sarreguemines」のバックスタンプは1875年から1900年の間に使われたものです。
立派なアンティークです。
バックスタンプを見るまではそんなにご高齢だとは思ってもいませんでした。
お元気で何よりです。
サキソニー柄もいろいろ見てきましたがちょっと変わったサキソニーです。
白地にブルーのサキソニーの可愛らしさは140年前も今も変わりませんね。
フローブルーのように滲んだ線が優しさになっています。
ハンドペイントなので同じように見えて違っています。
状態
古いものですがカケやひびはありません。
貫入はあります。
まだまだお使いいただける綺麗さです。
サイズ
24㎝
価格
税込2500円