A&Cギャラリーです。

 

 

 

朝から古くからのお客さまが来てくださって

その方が「ここに初めて来たのが2013年8月のお盆のころ」って言ってくださったんです。

 

私にも好きなお店はありますけれど、初めて行った日がいつなんて覚えていません。

 

しみじみ嬉しくて、たくさんのみなさまに支えていただいてることにあらてめて感謝の朝でした。

みなさま、これからもA&Cギャラリーをよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

今日はオールドノリタケです。

ご婦人にオールドの呼び方は失礼ですが

大正時代にノリタケがアメリカに輸出したプレートが100年経っての里帰りです。

 

 

森村兄弟が1876年に創業した森村組がノリタケのいしずえです。

もともとは製造業ではなく骨董や雑貨を手掛ける貿易商社でした。

ニューヨークに店舗を持って、陶磁器や漆器、掛け軸など伝統的な日本の雑貨を販売して人気を集めていたそうです。

 

1904年にノリタケの前身となる日本陶器合名会社を立ち上げて、工場を愛知県の「則武」という場所に作ったのが製造業「ノリタケ」の始まりでした。

最初から順風満帆だったわけではなく、度重なる試行錯誤からあの美しい陶磁器は生まれたそうです。

 

今も名古屋の則武にある創業の場所に「ノリタケの森」というミュージアムがあって、そんな歴史がとてもよくわかります。

そんなすごいものを100年以上も前に作っていたんだと思うと、タイムスリップしてこの目で工程を見たくなります。

できるなら掃除係を頑張りますのでノリタケさんに雇っていただきたいです。

 

 

 

ノリタケの製造年は裏の刻印で分かるようになっています。

 

よく聞くマルキの刻印 (丸の中に木の刻印)は主にイギリスへの輸出向けの刻印です。

困難の困の文字をモチーフにしています。

当時は困難だったヨーロッパへの輸出。

そんな困難も丸くうまくいくようにの願いを込めてマルキになったそうです。

 

このプレートの刻印は丸の中にMと書かれたアメリカへの輸出向けの刻印で

1921年から1924年に使われたものです。

Mは森村の頭文字です。

MADEIRAというのはパターン名です。

 

 

和の雰囲気も残しつつ洋食器らしいデザインに仕上げたMADEIRAパターン。

真上から見ると、もうひとつ大きなお花がお皿に咲いているようです。

 

 

 

 

状態  小さなカトラリー傷はありますが、カケやヒビは無くおおむね綺麗です。

 

サイズ 22㎝

 

価格 2000円(込2200円) 同じ状態のものが3枚あります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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