シュヴァンクマイエルの短編「 棺の家」 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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ヤン・シュヴァンクマイエル監督の短編作品

本日は

「棺の家」(1966年10分)をご紹介しようと

思います。

 

デビュー作の
「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」は

最初、紳士的に振る舞っていた

2人のマリオネットが

お互いのトリックを見せ合い、

称賛している振りをしながら、

心の中では

”自分のトリックの方が上だ”と思うようになり…

 

最終的に…

相手が気に入らなくなり、

 

お互いを破壊し合い

最後は腕だけ残り、”形だけのシェイクハンド”…

 

 

こんな感じで

最終的に

両者の感情が爆発してしまい、

お互い破壊し合う、という作品が

監督の作品には

いくつかみれれます。

 

「棺の家」も

最後は破壊行為に及ぶのですが、

”破壊行為”ほど

”コミカル”に描くのがシュヴァンクマイエル作品。

なので、

”悲惨”な感じにはなりません(笑)

 

”破壊行為”など

最も愚か、とでも

言いたいのでしょうか。


「棺の家」(1966年/10分)


「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」と

同様、この作品も

舞台はマリオネット劇場です。

 


 


上手(かみて)から

一体のマリオネットが登場…

 

下手(しもて)から

もう一体のマリオネットが登場…

 

両者の間に可愛いハムスターがいます…

 

両マリオネットとも

ハムスターを可愛がっています。

 

どうやら、

両マリオネットとも

ハムスターを独り占めにしたいようです。

 

 

 

まずは

お金で交渉…

 

または

隠れて出しぬこうとしたり…

 

 

 

最後には腕づくに…

 

赤いマリオネットは

ハンマーを持ち出します。

 

白いマリオネットを追いかけます。

 

 

 

逃げる白、

追う赤…

 

ついに捕らえた…

 

白いマリオネットの棺を用意する

赤いマリオネット…


 

ついに…


白のマリオネットの頭をハンマーで割ります…
暴力・破壊という意味よりも
木をハンマーで叩いて
”スコーン”と割れる
”触感”を意識して伝えようとしている気がします。
 

ストーリー性より、

シーンと効果音と音楽の

アンサンブルで

”木”を表現している気がします。

 

マリオネットがハムスターを撫でるシーンがありますが、
ハムスターの”かわいらしさ”というより、
”やわらかさ”や”手触り感”を伝えようと
しているように感じます。

シュヴァンクマイエル監督の

映像は視覚と聴覚だけでなく、

触覚も刺激してきます。
 

まだご覧いただいていない

シュヴァンクマイエル監督ファンの方には

是非、この作品をご覧いただきたいです。

 

≪シュヴァンクマイエルの短編≫

1.シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック(1964年/11分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12853844168.html

2.J.S.バッハ-G線上の幻想(1965年/10分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12853959895.html

3.「 エトセトラ」(1966年/7分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12854214010.html

4.「自然の歴史(組曲)」(1967年/ 9分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12854495763.html

 

「棺の家」は

 

「シュヴァンクマエイル短編アンソロジーvo.1」に

収録されています。

「チェコのアニメと絵本の店」で

税込2500円で販売しております!

 

 

シュヴァンクマイエル監督のお話をお聞きになりたい方は

「チェコのアニメと絵本の店」にお越しください。

私(チェコチェコ ランド)しか知らないエピソードが

鬼のようにございます。

 

 

神奈川県川崎市多摩区南武線JR中野島駅徒歩30秒

「チェコのアニメと絵本の店」では

 

シュヴァンクマイエル監督の作品のDVD、

36種類のポストカード、8種類のポスター

販売しております。

特にポストカードとポスターは

これだけ揃った店は世界中、他にないと思います。

 

 

住所:神奈川県川崎市多摩区中野島6-29

新多摩川ハイム内

交番の裏側

 

≪2024年6月の営業日≫

6/8(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 受付終了

6/15(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 予約受付中!)

6/22(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 予約受付中!)

6/29(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 予約受付中!)

 

”チェコチェコ講座”も開催いたします。

参加方法は下に…

 

7月の営業日は

6/29のあと、お知らせさせていただきます。

 

 

「チェコのアニメと絵本の店」は

珍しいチェコアニメと絵本に関するグッズの専門店です。

人気のアマールカやクルテクのグッズ、

ヨゼフ・ラダ、ヨゼフ・チャペック、

ヘレナ・ズマトリーコヴァー、ルヂェク・ヴィムルら

チェコを代表する絵本作家のキャラクターのグッズ、

ヤン・シュヴァンクマイエルのポストカード、ポスター

チェコアニメのたくさんのDVD,

ヨゼフ・パレチェクやヨゼフ・チャペックの日本語翻訳絵本

クバシュタの共産時代に出版された

ヴィンテージの仕掛け絵本、

イジー・トルンカの共産時代に出版された

ここにしかない絵本、

そしてチェコにもない

アマールカとクルテクの複製セル画…

「チェコのアニメと絵本の店」は

レアな絵本、書籍、グッズが

たくさんございますので、

宝探しには最高のお店です。

 

 

 

 

「チェコのアニメと絵本の店」では

シュヴァンクマイエル監督の

レアなグッズを販売しております!

 

 

ポスターが8種類

ポストカードが36種類ございます!

 

 

これだけの種類が揃っているところは

世界中、どこにもないでしょう!

チェコにもありません!

 

↓これらの入手の苦労話…

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12765981005.html

 

仕入れ価格の交渉が大変でしたが、

下記の値段で販売できるようになりました!

お得なセット販売もございます!

 

☆ポストカード

各税込150円

 

☆ポストカード36枚セット

税込4000円(1枚あたり約111円)

 

☆ポスター

各税込2000円

 

☆ポスター8枚セット

税込14000円(1枚あたり約1750円)

 

≪8種類のシュヴァンクマイエルのポスター≫

1988年の公開の「アリス」から

2012年公開の「サヴァイヴィングライフ」まで

シュヴァンクマイエルの長編映画のポスターの

チェコで公開したときのものが全てございます!

アリスだけイギリスとドイツで公開時のポスターもございます。

「アリス」チェコ語版

 

 

「アリス」ドイツ語版

 

 

「アリス」英語版

 

 

「ファウスト」

 

「悦楽共犯者」

 

「オテサーネク」

 

「ルナシー」

 

「サヴァイヴィングライフ」

 

 

≪シュヴァンクマイエルの36種類のポストカード≫

 

 

 

 

 

実は36種類のうち

縦向きになっているのと

 

 

横向きになっているのが

それぞれ18種類ずつございますので、

綺麗にならべて額装が出来ます。

 

 

 

≪シュヴァンクマイエルのDVD≫

シュヴァンクマイエルのDVDも

4タイトル販売しております。

いずれの

通常税込4180円のところ

税込2500円で販売!

「悦楽共犯者」(1996年/83分)

おそらくシュヴァンクマイエルの

全盛期の作品

(”全盛期”なんて言いますと

シュヴァンクマイエルに

「私は今が全盛期だ」と怒られそうですが…)

 

シュヴァンクマイエル流の最高のコメディです。

人には誰にも

秘密の”フェチ”が絶対あると思います。

それを人知れず

追求した人の真剣なドラマです。

その”真剣さ”に笑いをこらえるのが大変です。

シュヴァンクマイエルファンで

まだご覧になられていない方は是非

ご覧ください!

 

シュヴァンクマイエルに興味があるのだけど

どれから入っていいかわからない方は

この作品がおすすめです!

 

 

「ルナシー」(2005年/123分)

シュヴァンクマエイル最大のホラー。

見終わったあと

間違いなく元気がなくなります。

次の日に仕事が

ある日にご覧いただくのはおすすめできません。

金曜の夜にご覧いただいて

土曜をけだるく過ごしたい方にお勧めです。

 

リア充の方にはおすすめできません。

今、絶望されている方は

「自分の方がまだましかな…」と

思っていただけるかもしれません。

 

 

「シュヴァンクマエイル短編アンソロジー」全2巻

特別収録作品も併せ

合計19作品、合計約240分という大ボリュームの

シュヴァンクマイエルの短編集です。

 

 

多くのみなさまは、

シュヴァンクマイエルの短編をご覧になられて、

大きな衝撃を受け、シュヴァンクマイエルのファンになられたと思います。

粘土や、木材や、あらゆるオブジェが、縦横無尽に動く

見たこともない映像に視覚や聴覚だけでなく、

触覚まで刺激されたはずです。

 

 

デビュー作の「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」(1964年)から1989年の「闇・光・闇」まで

一部を除いてほぼすべての短編作品をだいたい制作順に収録しています。

シュヴァンクマイエルが30歳から55歳までの

時代がどうであれ、自らの創作を突き進んだ時代の作品です。

これらの作品で彼は、世の中の評価を変え、

時代をひっくり返したのです。

どの作品もあふれるパワーにみなぎっています。

 

 

 

「シュヴァンクマイエル短編アンソロジー Vol.1」には

デビュー作の「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」(1964年)から1972年までの10作品と

シュヴァンクマイエル、イジー・バルタ、パヴェル・コウツキーの自身による肖像画ともいえる映像物

「セルフポートレート」(1988年)を収録しています。

 

《シュヴァンクマイエル短編アンソロジー Vol.1》(計118分)

1.シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック(1964年/11分)

 

2.J.S.バッハ-G線上の幻想(1965年/10分)

 

3.棺の家(1966年/10分)

 

4.エトセトラ(1966年/7分)

 

5.自然の歴史(組曲)(1967年/9分)

 

6.庭園(1968年/16分)

 

7.部屋(1968年/13分)

 

8.家での静かな一週間(1969年/19分)

 

9.コストニツェ(1970年/10分)

 

10.レオナルドの日記(1972年/11分)

 

11.セルフポートレート(1988年/2分)

 

「シュヴァンクマイエル短編アンソロジー Vol.2」には

1970年から1989年までの7作品と亡き妻、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーが

美術を担当した「ある粉屋の話」(1971年)を収録しています。

                                      

《シュヴァンクマイエル短編作品集Vol.2》(計122分)

1.ドン・ファン(1972年/31分)

 

2.オトラントの城(1973~79年/17分)

 

3.アッシャー家の崩壊(1980年/15分)

 

4.対話の可能性(1982年/11分)

 

5.陥し穴と振り子(1983年/14分)

 

6.男のゲーム(1988/14分)

 

7.闇・光・闇(1989年/7分)

 

8.ある粉屋の話(197年/11分)

 

 

 

【チェコチェコ講座】

 

私、チェコチェコ ランドことマナベが

海外での交渉や、国内での

グッズの展開など

経験したことを元に

お話しさせていただきます。

 

以下のことを

聞きたい方は

是非、ご参加下さい

 

①【著作権を扱うビジネスや海外での交渉にご興味のある方】

私は、大手企業に属することなく、

”ゼロ”からチェコアニメのビジネスを

切り開いてきました。

アマールカを日本に持ってきたり、

クルテクの日本国内の商品化、

チェコアニメ全国各地での上映…

全て私がやってきました。

それらは、

まずはチェコの権利元を探し出し、

交渉して契約をすることが必須です。

全て誰に教わることなく、

自らの試行錯誤を重ねて、

数々実現しました。

 

残念ながら、物凄い成功をしたわけではありませんが、

いろいろなやり方や考え方をお話しできると思います。

 

こういった海外の著作権の仕事をやってみたい方や

ご興味のある方はお待ちしております。

 

②【上映やグッズや絵本の日本での展開についてご興味のある方】

チェコでの契約した

上映や商品化を日本での店舗への営業、

その作戦など考え、

上映はこれまで

100箇所以上の映画館や上映施設で

300回以上の上映をしてきました。

商品化もこれまで

50社以上のメーカーと契約し、

日本各地でのグッズ販売をしてきました。

全て成功したわけではありません。

たくさんの失敗や、

考えの足りなさを露呈することも

たくさんありました。

そういった経験に基づいて

私なりの”やり方”、そして”考え方”を

お話しできると思います。

ご自身で作られたグッズや絵本の展開、

自身のお店を考えている方、

また、そういったことに興味のある方も

歓迎です。

 

③【作家や作品の裏話などにご興味のある方】

私は、ヤン・シュヴァンクマイエル監督を始め、

イジー・バルタ監督、

絵本作家のヨゼフ・パレチェク、

アニメ監督のパヴェル・コウツキー、ミハエラ・パヴラートヴァー

イジー・トルンカ、ヨゼフ・ラダ、ヘレナ・ズマトリーコヴァーのご家族、

チェコの放送局、制作会社、版権管理の会社など

たくさんの人物、会社と交渉をし、

たくさんのエピソードがございます。

チェコアニメの作品の裏話も

たくさん知っています。

ご希望であれば、そういったお話もさせていただきます。

また「クバシュタの仕掛け絵本は、どこで見つけてきたのですか?」

といったこともお話させていただきます。

 

 

④コミュニケーションが苦手な方

私は数多くの交渉を経験しておりますが、

元来、社交的な人間ではありません。

人見知りがちで、一人でいることが好きな人間です。

コミュニケーションが苦手な方、

コンプレックスに思われている方、

少しはヒントになることが

言えるかも知れません。

”人見知りだからこそ、

気遣える”と逆転の発想で

ネガティブをポジティブにしている人間なので、

何かしらお話しできるかもしれません。

 

 

ご参加は無料です。

 

ご参加いただくには

予約制の

マンツーマン

(おひとり様、もしくは同じ内容をご希望のグループ)

となります。

 

ご希望の方は

アメブロのコメントか、メッセージ、

X(旧ツイッター)のコメントか、メッセージに

“6/15 1名”という風に

頂きましたら、

返信させていただきますので、

それでご予約完了とさせていただきます。

 

≪6月のチェコチェコ講座スケジュール≫

6/8(土)19時〜 予約終了

6/15(土)19時〜 予約受付中!

6/22(土)19時〜 予約受付中!

6/29(土)19時〜 予約受付中!