アップリンク渋谷で2月25日(木)まで
”帰ってきたチェコアニメ映画祭”開催中!
期間中、毎日夕方に2回上映!
違うプログラムを上映!
140作品の上映!
↑現在、2月24日(水)までのチケットを販売しております!
残念ながら
上映後のトークショーは
コロナ禍のため
中止となりましたが、
上映は予定通り行っております。
上映開始時間は
最終日までまで決まっています。
もともと18時と20時からでしたが、
大体16時45分〜と
18時30分〜です。
(※一部、違う開始時間の日もございます。
ご確認お願いいたします。)
現在、劇場の1階ではクバシュタの仕掛け絵本の展示を行なっております。
販売も行っております。
そして可愛いアマールカやクルテクのグッズや、
絵本、DVDも販売中!
本日2月23日(火)の上映プログラムを
ご紹介いたします!
☆2月23日(火)16:30〜【おしゃれなシュールな夜】(計78分)
“シュール”もチェコアニメの大きな魅力の一つ。
このプログラムを楽しみにされている方も多いと思います。
”シュール“の中でもかなり”ディープ“な世界を
ご堪能下さい。
1.名声(1959年/13分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル
1950年代に起こった
”アートブーム”を
コミカルに皮肉った
ポヤルのカートゥーンアニメ
”巨匠”が
奇抜な絵を描くと
それに群がる
画商たち…
…でも、絵の価値が
分かっているのでしょうか?
そんな中、
変わった”煙”を吐く煙突が出現!
画商たちは
”見たこともないアート”と
版権を抑えようと群がります。
当時、次々と
奇抜なものが
高く評価された時代…
ポヤルが強烈にコミカルに
ちょっと切なく描写しています。
欧米からは少し離れた位置で
見つめていたポヤルの視線は
ちょっとニヒルです。
ポヤル作品には珍しいジャンルです。
2.爆弾マニア(1959年/11分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ
当時の時代背景を考えると
考えられない
国の軍事化を揶揄(やゆ)した作品。
でも、とっても
音楽が
”おまぬけ”で
ユーモラスに描かれています。
なんと絵は
イジー・トルンカが担当しています!
爆弾の開発が大好きな少年を
国がスカウトして
国家の重要機密に
投入します。
だんだん
大げさな話になっていきます…
でも、何もうまくいきません(笑)
ポヤルが命がけで作った
爆裂ギャグ!
3.失敗作のニワトリ(1963年/14分)
監督 イジー・ブルデチカ
”シュールアニメ”の鬼才
イジー・ブルデチカの描く
気の弱い少年の心を描く
快作!
4.履歴書(1987年/10分)
監督・美術 パヴェル・コウツキー
いよいよ共産時代の終焉を
迎えようとしていたこのころ、
コウツキーはこの作品で
世に出ました。
「履歴書」
学校でいろんなことを
学びます。
それらがどう役に立つのか?
…というようなことを
”コウツキー流”に
笑い飛ばしたようなシュールな
表現をしています!
本当に必要な”履歴”とは?
5.メディア(2000年/5分)
監督・美術パヴェル・コウツキー
人は…
”メディア”なしで生きていけません!
しかし…
”メディア”は”武器”にもなり…
踊らされることも…!
20世紀最後の年に
発表したこの作品は
多くの賞を受賞し、
コウツキーの代表作といわれます。
5分の作品ですが、
圧倒的な表現力に
脳がびっくりするかもしれません。
5.ことば、ことば、ことば(1991年/8分)
監督・美術 ミハエラ・パヴラートヴァー
パヴェル・コウツキーと並ぶ
現代作家の突出した才能がミハエラ・パヴラートヴァー…。
「ことば、ことば、ことば」は
オスカーの候補にもなった作品。
酒場にいる人間のコミュニケーションを描いています。
でも、セリフは一切ございません。
セリフの”吹き出し”だけで全てを表しています。
この描写…
着眼が独特すぎます。
初めてご覧になる方は
間違いなく、”パヴラートヴァーの世界”に
驚愕すると思います。
6.反復(1994年/9分)
監督・美術 ミハエラ・パヴラートヴァー
パヴラートヴァーの代表作。
この作品が発表された年…
この作品が世界の映画祭の賞を
ほぼ総なめしました。
作品名の”反復”という名前の通り、
日常は、毎日同じことのくり返し。
全ての人々の”ルーティン”が
世界のバランスをとっています。
でも…
誰か一人でも”ルーティン”と違うことをすると…
世界のバランスはあっという間に崩れます。
この色彩、発想、
こんな作品、他にないです。
間違いなく20世紀の最後に現れた巨大な才能です。
アニメとは”自己のアイデンティティーの解放”と
言うパヴラートヴァー…。
この作品をご覧頂ければ、
説得力を感じます。
7.シューティング・ギャラリー(1969年/5分)
監督・美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
チェコアニメ史上稀代の
天才デザイナーの
ミロスラフ・シュチェパーネクの
唯一の
監督作品。
これも10年振りぐらいの上映です!
稀代の天才の描く
”世界”を存分にお楽しみください!
8.魔法の水(1966年/15分)
監督 ズデネック・スメタナ
”おしゃれなシュールアニメ”の
ズデニェック・スメタナの描く
なんと”クッキー”で作ったアニメ…!
とっても可愛いアニメかと思えば、
実は内容は結構、エグイです。
見た目を内容が裏腹なのも
チェコアニメの醍醐味!
見応えたっぷりな
シュール作品集!
充実した
ご鑑賞保証致します!
☆2月23日(火)18:25〜【小さな小さな“けしの太郎”の夜】(計91分)
“色彩の魔術師”ヨゼフ・パレチェクの描く
“けし”から生まれたけしのみ太郎と優しいおじいさんと
おばあさんの物語を全13作ご覧いただきます!
世の中のお母様とお父様に是非、ご覧いただきたい物語です!
≪残りの上映プログラム≫
☆2月23日(火)16:30〜【おしゃれなシュールな夜】(計78分)
“シュール”もチェコアニメの大きな魅力の一つ。
このプログラムを楽しみにされている方も多いと思います。
”シュール“の中でもかなり”ディープ“な世界を
ご堪能下さい。
1.名声(1959年/13分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル
2.爆弾マニア(1959年/11分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ
3.失敗作のニワトリ(1963年/10分)
監督 イジー・ブルデチカ
4.履歴書(1987年/10分)
監督・美術 パヴェル・コウツキー
5.ことば、ことば、ことば(1991年/5分)
監督・美術 ミハエラ・パヴラートヴァー
6.反復(1994年/9分)
監督・美術 ミハエラ・パヴラートヴァー
7.シューティング・ギャラリー(1969年/5分)
監督・美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
8.魔法の水(1966年/15分)
監督 ズデネック・スメタナ
☆2月23日(火)18:25〜【小さな小さな“けしの太郎”の夜】(計91分)
“色彩の魔術師”ヨゼフ・パレチェクの描く
“けし”から生まれたけしのみ太郎と優しいおじいさんと
おばあさんの物語を全13作ご覧いただきます!
世の中のお母様とお父様に是非、ご覧いただきたい物語です!
1.思いがけないプレゼント(1979年/7分)
2.ゆかいな子守歌(1979年/7分)
3.ヨチヨチ歩きの先生はだれ?(1979年/7分)
4.楽しいおしゃべり(1979年/7分)
5.おじいさんとABC(1979年/7分)
6.大空の大冒険(1979年/7分)?
7.忘れっぽいおじいさんグモ(1979年/7分)?
8.いばりんぼうの大クワガタ(1982年/7分)?
9.ハチミツとりの名人はだれ?(1982年/7分)
10.キノコとりの名人はだれ?」(1982年/7分)
11.病気ってどうやってなおすの?(1982年/7分)?
12.しっかりもののマルハナバチ(1982年/7分)?
13.役に立つってどんなこと?(1982年/7分)
☆2月24日(水)16:45〜【チャペックのおとぎ話の夜】(計74分)
20世紀の前半、2度の大きな戦争の中、
チェコの人々にとって唯一の楽しみが
チャペックのほのぼのとして絵本でした。
チャペックの平和でユーモラスな世界をご体験ください!
1.郵便屋さんの話(1964年/22分)
作 カレル・チャペック 絵 ヨゼフ・チャペック
2.カッパの話(1973年/11分)
作 カレル・チャペック 絵 ヨゼフ・チャペック
3.山賊の話(1964年/15分)
作 カレル・チャペック 絵 ヨゼフ・チャペック
4.こいぬとこねこはいつも一緒〜初めて床を洗ったお話〜(10分)
作・絵 ヨゼフ・チャペック
5.こいぬとこねこはいつも一緒〜冬の日に手紙を書いたお話〜(16分)
作・絵 ヨゼフ・チャペック
☆2月24日(水)18:30〜【チェコアニメの原点ズデニェック・ミレルの夜】(計76分)
“もぐらのクルテク”の作者として有名なズデニェック・ミレルですが、
彼の魅力はクルテク以外の作品にあります。
詩的で可愛くて心温まるミレルの世界をご堪能ください。
全作監督・美術ズデニェック・ミレル
1. 知りたがりワンちゃんとこいぬ(1960年/11分)
2. アオネコとともだち(1959年/14分)
3. コオロギくんとバイオリン(1978年/5分)
4. クマのクブラとクバ・クビクラ(1955年/16分)
5. 月のおはなし(1958年/14分)
6. イモムシくんは大スター(1967年/16分)
☆2月25日(木)16:00〜【シュヴァンクマイエルのバラードの夜】(計76分)
シュヴァンクマイエルの短編映画の中でも、
シュヴァンクマイエルの“シュルレアリストたる”表現が
最も盛り込まれた作品のプログラム。
心の隙間にそっと風が吹いてきそうな作品集…。
全作監督・美術ヤン・シュヴァンクマイエル
1.J.S.バッハ-G線上の幻想(1965年/10分)
2.自然の歴史(組曲)(1967年/9分)
3.部屋(1968年/13分)
4.家での静かな一週間(1969年/19分)
5.レオナルドの日記(1972年/11分)
6.陥し穴と振り子(1983年/14分)
☆2月25日(木)17:50〜【シュヴァンクマイエル「ルナシー」の夜】(計123分)
見れば必ず元気を失くします…。
明日、仕事のある方は見ないでください…。
“リア充”な方は見ないでください…。
シュヴァンクマイエル渾身のホラー…。
1.ルナシー(2005年/123分)
監督・美術 ヤン・シュヴァンクマイエル