昨日も少しご紹介させていただいたのですが、
本日は、ヴォイチェフ・クヴァシュタという
絵本作家のポップアップ絵本をご紹介しようと思います。
実は、共産時代、チェコは”飛び出す絵本”、つまりポップアップ絵本でも
有名な国なのです。
その中でも、クヴァシュタは大きく評価された作家だったのです。
当時のチェコスロヴァキア政府は、外貨を獲得するために
クヴァシュタのポップアップ絵本を世界中の国で出版されました。
絵本のほとんどは、世界の名作で、
誰もが知っているお話が多いです。
「三匹のこぶた」
チェコの絵本の色彩はよく”深い”という言い方をされるのを聞きますが、
クヴァシュタの絵本も鮮やかな原色はなく、
落ちついた色合いで、懐かしさを感じさせます。
「七匹のこやぎ」
「ジャックと豆の木」
昔日本でも出版されていたこともあり、
私の家にクヴァシュタの「ヘンゼルとグレーテル」の
ポップアップがございました。
こんなことを言うと歳がばれてしまいそうですが、
当時、あまり日本には、洋菓子が普及しておらず、
おやつは和菓子が多かったのですが、
この「ヘンゼルとグレーテル」のポップアップを
見てケーキやドーナツに対する大きな憧れを持った
ものでした。
「赤ずきん」
クヴァシュタの絵を見ると、自然と惹きこまれ、
物語の世界に浸ってしまいます。
「長靴をはいたネコ」
言語は、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、アラビア語…。
さまざまです。外国での出版が目的でしたので、
チェコ語のものがないのが皮肉です。
「カエルの王子」
外国語の文章であっても物語の雰囲気は
十分に伝わってきます。
「鉛のへいたい」
せっかくですので、いろいろな作品をごらんいただきましょう。
「ブレーメンの音楽隊」
「ネコの女王」
「シンデレラ」
「眠れる森の美女」
「白雪姫」
本当に素敵な絵本です。
どこかでみなさんにお見せできる機会を作りたいと思います。
９月１日にスタートします
「チェコチェコショップ」でも在庫に余裕のあるものだけ
販売を予定しています。
さて、連日、上映しております
下北沢トリウッドの
「アマールカとクルテクとチェコアニメの真夏の夜の物語」
http://homepage1.nifty.com/tollywood/now_on_screen.html
週末土曜日の上映プログラムは、
７/２６（土） １２：３０ 「アマールカ吹替え上映会」
２０：００ 「真夏の夜の夢」
今後の上映スケジュールは、以下の通りです。
７/２６（土） １２：３０ 「アマールカ吹替え上映会」
２０：００ 「真夏の夜の夢」
７/２７（日） １２：３０ 「クルテク上映会」
２０：００ 「雪女・ＨＩＲＯＳＨＩ・ぼくのともだち」＋トークショー
７/２８（月） ２０：００ 「アマールカ字幕・クルテク上映会」
７/３０（水） ２０：００ 「アマールカ吹替え上映会」
７/３１（木） ２０：００ 「クルテク上映会」
８/１（金） ２０：００ 「アマールカ字幕・クルテク上映会」
そして、
8月2日（土）から8日（金）までの1週間
大阪のシネマート心斎橋で
「アマールカとクルテクとチェコアニメの夏休み！」を
上映いたします！
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/lineup/20140703_11767.html
上映スケジュールは、
8月2日（土）アマールカ吹替え上映会（上映終了後トークショーいたします。）
8月3日（日）アマールカ（字幕）とクルテク（上映終了後トークショーいたします。）
8月4日（月）クルテク上映会
8月5日（火）アマールカ吹替え上映会
8月6日（水）けしのみ太郎と楽しいチェコアニメ
8月7日（木）アマールカ（字幕）とクルテク
8月8日（金）クルテク上映会
さらに
渋谷のアップリンクで行っております
「This is チェコアニメ！～チェコアニメのすべてを語りつくす会～」
月に1回のイベントです。
次回は8月17日（日）１５：３０～
「ブジェチスラフ・ポヤル～その存在はチェコアニメの歴史そのもの～」
チェコアニメの巨匠ちゅの巨匠、
ブジェチスラフ・ポヤルの上映をトークを行います。
上映作品は
１．飲みすぎた一杯（18分）1953年
２．ぼくらとあそぼう！～であいのはなし～（14分）1965年
３．ふしぎな庭～トラを捕まえろ～（17分）1976年
４．爆弾マニア（11分）1959年
５．りんごのお姫様（14分）1973年
ご予約は、こちらで受け付けておりますのでよろしくお願いいたします！↓
http://www.uplink.co.jp/event/2014/28070
