だとしても平和をあきらめぬ桜 八木 五十八 | 川柳 salon 402

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人間万事塞翁が馬

令和5年 第27回 さくらのうた 

 

数カ月前に選外の通知が届いていたのだけれど、先日発表誌が送られてきました。

 

読んでいると「さくら大賞」「準大賞」「入選」…と続いて、最後の「奨励賞」のどんけつに選ばれていました。

 

入選よりもなんだか「やった!」感があるのはなぜだろう。

 

 

 

【奨励賞】高橋土筆坊選

 

だとしても平和をあきらめない桜 五十八

 

この「だとしても」で始まる句には良い句がたくさんあるのでいかがなものかと思うには思ったのですが

 

だとしても

 

人間の勝手な都合で戦争や政治に散々利用され弄ばれ、かと思えば花見だなんだとよいしょされ…

それでも桜の方が人間達よりも平和を願い続けていると思えるのは私だけだろうか。

 

余談になるが、この大会は義父・八木茂が生前に俳句部門で大賞を獲ったことがあり、私の大会と義父へのチャレンジは生きている限りは続くだろうと思っている。

 

さくらさくら校舎に声の戻りけり  八木 茂 | 川柳 salon 402 (ameblo.jp)