『飽きる力』 ..........≪続きを読む≫
「努力は必ず報われる」
こう信じる人も多いでしょう。
そしてこの本は、
「努力してダメなら飽きてしまえばいい」
という趣旨らしい。
私は、努力が「必ず報われ」るとは思いません。
何においても、「確実」なんてものは存在しない。
では結果が保証されないなら、どうするか。
努力で報われるかもしれないし、そうでないかもしれない。
何もしないほうが、「たなぼた」で上手くいくかもしれない。
でも、本当に手に入れたいものだったら、
だめもとで努力してみるのもいいのでは。
「飽きる」という表現は、しっくりきません。
むしろ「一歩引く」のほうがしっくりきます。
傍目八目と同じで、第三者と同じ目線で、
自分のおかれている状況を見るのです。
それによって、状況を冷静に判断することができるのだと思います。
そうすれば、問題点や改善点も見えてくるかもしれません。
一般に、自分を追い詰めて頑張ってしまう人ほど、
「成果が得られないのは自分の頑張りが足りないからだ」
なんて考えてしまいます。
逆に、すぐにあきらめてしまう人ほど、
このような本が登場すると、自分の努力不足を正当化します。
逆でなければいけないのに。
この本は、極端です。
定説に真っ向から立ち向かって、正反対の主張をしています。
どっちを受け入れるかは、個々の自由。
でも本当の狙いは、
読者が両方を比較して考えて、
「どちらも極端だから、適度に間をとろう。」
という選択を期待しているのではないかなーと思っています。