下山事件第2部 未解決事件File.10 | マルサの長女

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第2部はドキュメンタリー編。

文字では何度も読んでいた女将、動画あるんだ!びっくり
と思ったらこんな証言が。

自殺説は捜査一課か。

吉田茂とダレス特使の会談の結果、犯人は李中煥と断定された。

膨大な数の捜査資料を発見。
これ布施検事のだよね?
持ち出して良いのか・・・?

モスクワ共産大学政治学科出身の李中煥。
卒業後はソビエト共産党政治局諜報部の暗号課に配属された。
事件の3ヶ月前、下山総裁と接触する様指令が来た。

6月30日、駐日ソ連幹部が下山総裁に接触し、その日の夜暗殺を決めた。
鉄道を使って殺害しろと指示があった。
国鉄総裁を鉄道に殺させるってソ連っぽいですよね。(偏見)

三越で落ち合い、ソ連大使館に誘拐した。
監禁場所は工場説もありますよね。
(個人的にはマユツバですが。
あ、だからNHKも放送しなかったのか。笑)

どんな薬物を注射して殺したのか?
司法解剖でバレるのでは?
と思ったけど、空気注射しただけでも死ぬか。

替え玉に下山総裁の服を着せて目撃情報を作った。

李の経歴や証言は嘘だと訴えた、日本秘密探偵社の渡辺修二。
なんだその社名。笑

🍀
検察は李とアメリカの関係を調べていた。

GHQの傘下のG2で諜報活動をしていた、ビクター・マツイ。
インタビューテープを発見した。
マツイ「私は繰り返されていた国鉄のストライキや妨害活動などを探る様に命じられていました。
私達の機関は24人程の二重スパイを協力者として使っていました(反共の為)」

キャノン機関(Z機関)は三鷹、松川事件にも関わっていた?
1948年、東京神奈川CICが李を雇った。
李とキャノンは元々知り合いで、二重スパイとして雇っていた。
キャノン・マツイ・李、3人は繋がっていた。

キャノン機関の最後の生き残り、アロンゾ・シャタック。
「私がCID(犯罪捜査局)にいた頃、キャノンと一緒に様々な用で横浜のCICをよく訪ねていました」
このインタビューの5ヶ月後亡くなった。

李がでっち上げた偽のストーリーを追い続けた布施。
1950年、李はアメリカにより釜山へ強制送還された。
以後行方不明。

🍀
児玉誉士夫「必ず下山はやられますよと言われました」

CICの多くは日系二世。
事件後殆どがアメリカへ帰国。
東京神奈川CICの中心人物、アーサー・フジナミが三越に下山総裁を呼び出していた。

娘の聞き取りメモが残っている。
アーサー「国鉄の総裁が共産主義に加担しないか疑い尋問した。
その後総裁は暗殺されました」
疑いが晴れなくて別の部署に暗殺されたのか?
共産主義に加担しないからソ連に暗殺されたのか?

児玉誉士夫は、アメリカが朝鮮戦争を起こす予定があったので、有事の際の鉄道利用を拒否した下山総裁を暗殺した、と言っていたらしい。

吉田茂により、下山事件は韓国人によるものと断定された。
吉田茂は真相を知っていたんだろうな。
後味悪いね・・・。ショボーン

🍀おまけ
この放送を観て
「冒頭のサンプリング、まさか下山事件!?」
と騒いでいる方がいたのですが、まさか玉音放送も知らないんじゃないだろうな・・・?
録音機器は戦前からありますよ。笑い泣き