貴族からの招待状 ベネチア・シチリア | マルサの長女

マルサの長女

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🍀2022年11月17日🍀



まずはベネチア、パパドーポリ宮殿。

ジベルト・アリバベーネさん。

16世紀に建てられた。

祖母が結婚する時に、持参金代わりに贈られた。


妻はサヴォイア家出身。

「宮殿がなかったら結婚してなかったわね」

そんな。笑い泣き


ダンスホールには、18世紀のベネチアンガラスのシャンデリア。

ガラスの中には琥珀が入っているので光輝く。


隠し部屋があって、そこで姿を見せずに演奏していた。

通気孔から音が聞こえる仕組み。

「当時は隠し部屋がある方が格式が高いとみなされたのです」

へえー。


最上階の4階はプライベートの空間。

天井低いな!

でも、ごちゃついてて生活感あって良いな。照れ


お皿のコレクション。

あ、日本の皿もある。


「直接キッチンと繋がっています」

食器棚のそこ開くの!?


「(夫とは違って)私は家が途絶えたとしても、それは悪い事だとは思いません」

子供の性別が男であれば、誰でも良かった様に取れるよねえ。💦


初めは家族だけで修復していたが、高級ホテルチェーンが、宮殿の保存と修復を申し出る。

120人の職人が18カ月かけて宮殿を修復してくれ、5つ星ホテルとして復活した。


ティエポロの天井画のあるスイートルーム、一泊65万円。


「宮殿を大切にしてくれるパートナーが出来た事は大きな安心です。」


🍀二軒目はバリオーニ宮殿。

「ダ・モスト伯爵の一日は魚市場での買い物から始まる。」

情熱大陸風。笑


テレビ番組も持ってる歴史学者。

ルネッサンスに建てられた、様々な様式が混ざり合う宮殿。

かつてはどの宮殿にもあった、プライベートチャペル。


金貨偽造をして25年国外追放された先祖のその後を調べてみた所、

「驚いた事にベネチア共和国の金貨鋳造の責任者になっていたのです。

高い技術を持ってる事が認められたのです」

冗談みたいな本当の話。笑


高潮で生活にも影響が出ている。

「今では(家の中に)常に水が入るために、渡し板が必要です。」

あ、だから二階三階に住んでるのか。

一階誰かに貸してるのかと思った。


妻のジェーンさんは環境科学者。

湿地の減少が原因では?と考えている。

大型クルーズ船が港に横付けする様になり、湿地が6分の1に減少した。

大型船の入港を減らす必要があると訴え、抗議活動に参加。


住民が必要だと言ったならともかく、

港でも飛行場でも増えすぎ!

環境を破壊してまで観光する必要を感じないなー。


ペストの時は、船から降りた人は専用の宿泊所に40日間隔離された。

一度に3000人がいた事も。


「ペストによってベネチアは東方との交易ルートを失いました」

ベネチアの人口の3分の1が死亡したと言われる。


ジェーンさん「私達家族は観光とは距離をおきたいと考えているからです」

あのホテルチェーン紹介してあげてよ。💦


🍀三軒目はアルブリッツィ宮殿。

イタリア貴族、細い路地歩きがち。笑


親戚と分割して所有する様になる。

建築士として働くジョバンニさんは、最上階を受け継ぐ。


ジャケットを置け。笑い泣き


「貴族の称号は全く役に立たないものです」

貴族が建てたからって、耐震強度上がる訳じゃないしね。


「何もなかった干潟に様々な家族が集い、これだけの都市を作ったのです

ベネチアは奇跡に溢れています」

確かに。


シチリアへ移動。

二千年前からマグロ漁が行われてきた。

15メートルの銛!びっくり


🍀四軒目はガンジ宮殿。

ジュゼッペ・ガンジさん。

「シチリア貴族の多くは別の国や地域から移り住んできた。」

先祖はスペインやイタリアのトスカーナの出身。

14世紀にシチリアを支配していた、スペイン国王から土地と称号を与えられたので移住した。


18世紀頃、宮殿を建て王族の様な暮らしを始めるが。

「宮殿の管理をきちんとして来なかったのです」

ええ・・・。💦


イタリアバロック建築の最高傑作と呼ばれる。


エリザベス女王来訪。

「シチリアのスパゲッティはダメですよね?」

王族は公式の場では、麺類は頂かないんじゃなかったっけ?

試食会を繰り返し決まったメニューはメロンかレモンのゼリー。

はっきり覚えといて!笑


二重の天井はここにしかない。

シチリアは地震が多い為、耐震の為でもある。


🍀五軒目はパレルモのアッリアータ宮殿。

シニョレッタ・ピエトラタッリャータさんが受け継いだ。


紋章が嵌め込まれた窓ガラス素敵。ラブ


ミルクの水滴と呼ばれる、世界最大級のシャンデリア。


シモネッタ・ホーンビーさん。

夏の休暇は故郷の農場で過ごす。

硫黄鉱山の麓にある、教会の土地を先祖が購入。

600年前から住み始めた。

元はトスカーナ人。


シチリア貴族の負の側面も書いた本を出版した。

ギャングの多くは貴族が雇っていた自警団(カンピエーレ)。


いとこがギャングに身代金目当てで誘拐される。

「家に差出人不明の手紙が父宛てに届いたのを覚えています」

いとこは7週間後に救助された。


かつて叔父が暮らしていた宮殿は、今市議会の本部として使われている。

「宮殿を売って暖房ある綺麗な家を手に入れた、と喜んでいました」


戦後マフィアになったギャングは宮殿を買い漁ったが、多くの建物は文化財に指定されていて、買ったとしても取り壊しが出来なかった。


そこで政治家を買収し、取り壊しの許可を得た。

宮殿がコンクリートのアパートに変わった。

「市議会が何千もの建築許可を一晩で与えたという有名な話があります」


🍀六軒目はタスカ伯爵家。

アルベルト・ダルメリータさん。

ワイン生産方法を近代化し成功。

2019年には、20億以上のワインを売った。


「ワインビジネスで役に立ったのが貴族の称号です」

逆に言うと、ワインのラベルくらいにしか役に立たないのか。キョロキョロ


20年前から宿泊も出来る。

スイートルーム、一週間で450万円!びっくり


ワーグナーはこの宮殿の庭を見て、パルジファル第三幕を完成させた。


珊瑚?のイヤリング素敵。ラブ

「美観を欠いた建物が建ち並ぶ地域があります。

宮殿を破壊して巨大な建物を建てる人々の気持ちは理解出来ません」


ガンジ宮殿修復工事中。

「宮殿を救う為に人生の大半を犠牲にしてきました。

しかし、次の世代に同じ事を強制する事は出来ません」


🍀

個人で管理するのは無理だと思う。

手放すのは悪い事ではないよ。

ホテルとか会社じゃないと、全室使うのは無理じゃないかな?



一部重複している部分がありました。