鉄塔鉄塔は語ることなく、見下ろすこともない。変わらぬ風景はいつまで経っても変わらずダラダラと佇んでいる。夕暮れ時と判るのは鉛色の空色ではなくて、通り過ぎた男達の疲れた顔と歪んだ轍。帰る方向とは逆の方向に帰る。鉄塔を背にして。