【テレビドラマに浸透しつつある宇宙デクラス】

テクスト(text)とコンテクスト(context)という観点から考えてみたい。テクストとは言語で紡ぎ出される情報のことで、それは物語や小説にもなれば、それが演劇やドラマに翻案されることもある。

 

テクスト作品は、それ自体が自立した世界を有していて、歴史的社会的影響を受けないという批評的アプローチがあった(New Criticism系)が、今やそれは時代遅れであることは明らかで、テクストの生起には当然、それを生み出す背景としての文脈(コンテクスト)がある。

 

テレビドラマで、何気なく流れているストーリーも、この種のテクストとコンテクストのダイナミズムによって成立している。それは、作者が意図しているか否か、鑑賞者がそれを意識しているか否かに関係なく、いわば、その時空を共有する共同体成員の集合意識・無意識との共振関係に関わる事象といっていい。

 

TBS系のドラマで、Pending Train(宙づり電車)というのをやっているらしい。それが、どういうわけか、つくばエクスプレスを題材として扱っているために、日頃利用しているわたしの耳目にも触れるに至った。テレビは普段見ないのだが。

 

プロットはこんな感じだ(ネタバレ注意!)。

 

つくばエクスプレス秋葉原行がトンネルをくぐろうとしたとき、突然、時空がシフトして5号車6号車の2つの車輛だけが異空間のジャングルのようなところに迷い込む。これは宇宙空間でおきている超新星の爆発によって、ワームホールが生じてそこに入り込んでしまったかららしい。乗り合わせた乗客はどうやってそこから脱出を遂げるのか。

 

この話は荒唐無稽なSFと思うかもしれないが、実は、今だからこそ出てくるコンテクストの必然性が伺われる。

 

このプロットから彷彿とする実話系の話しとして、バミューダトライアングルの話しがある。その海域を通る船籍などが忽然と姿を消すというあれだ。

 

実は、この海域はかつてアトランティス大陸があったのであり、その名残としてアークまたはポータルがそのエリアに残存していることが関係している。このことは、エクソポリティクス(地球外政治学)創始者マイケル・サラ博士の探究などにより明らかになりつつある。情報提供者は極秘宇宙プログラム(SSP)参画者であり、情報の信憑性は高い。

 

今、宇宙デクラスの進展が著しい。米議会でも、日本の主流メディアでも、UFO(Unidentified Flying Object未確認飛行物体)に加えてUAP(Unidentified Aerial Phenomenon未確認空中現象)というタームが頻繁に取り沙汰されつつある。

 

世界各国の政府メディアの動向は、現在、基本的に劇場的な覚醒モードにシフトしつつあり、その背後に、なんとかして眠れる市民の意識を深い眠りから醒まそうとするアライアンスの意向を感じ取ることができる。

 

そういう目で、宇宙的なコンテクストに照らしつつ観察するのであれば、地上におけるテクスト作品、その派生産物も、また十分に批評に堪えるだけの価値を有するものとなるかもしれないと、思ったりしている。

 

今年早々、エジプトギザのピラミッドの地下にも回廊が発見されたことがエジプト考古学会界隈を賑わせていた。そこにもアークが眠っているが、それはやはりアトランティスやアヌンナキの地上での営為と関わっている。

 

そんなことと勝手にシンクロさせながら、テレビを観ることができる。そういう地点まで来たことは、実に感慨深いと言わざるを得ない。かつては、どう好意的に解釈しても、テレビ番組というのはNHKなどを筆頭に、決して鑑賞に堪えられるものではなかったからだ。

https://www.tbs.co.jp/p_train823_tbs/