【世界を混乱させてきた“神”の3系統】

改めて、神概念のバリエーションについて振り返ってみたいと思いました。

 

一神教にまつわる「神」には、主に、3つの系統があるようです。

 

これらは崇拝の対象が問題となるために、種々の問題をもたらしてきました。崇拝対象ではなく、天然自然の守護のはたらきとしての神々という捉え方もありますが、それはまた別の機会に考えたいと思います。ここでは、世界に災いをもたらしてきた、神概念3系統のふりかえりがねらいです。

 

その3系統とは、以下のとおりです。

 

1)嫉妬と復讐と戦乱の神、2)三位一体の神、3)背理として神(否定される神)。

 

先ず、嫉妬と復讐と戦乱の神とは、旧約に説かれるユダヤの神。この生贄を求める残虐な神は、ユダヤ民族宗教の神だったが、その正体はアヌンナキのエンリルが主体であった。この点、マイケル・サラ博士による神学者コリナ・パタキへのインタビューで詳細が論じられている。つまり、エンリルによる人類洗脳支配アジェンダがあって生じた神であった。

 

ユダヤ教は元来、単なる民族宗教であり世界展開は望めない。しかし、世界宗教を標榜するキリスト教の教義や組織に寄生すれば、背後からの世界展開が可能となる。それが世界史の実態だった。喩えて言えば、“半地下住民パラサイト”の生存戦略であり、レプティリアンが地上の政財界指導層を地下基地からコントロールしたのとパラレルな関係だった。血統から言えば、長頭族であるロスチャイルドなどはアヌンナキのエンリル系にレプティリアンとの交配もなされているから、自然なことであろう。

 

宗教、金融、メディアによる人類洗脳こそが、彼らの生命線だった。歴史を紐解くと、古代の銀行はユダヤ神官によって仕切られていた。ユダヤの教えは金融による他民族支配を正当化する。金融で世界を牛耳るエピソードのひとつが、ヴェニスの商人。シャイロックはユダヤ人で、キリスト教徒を不倶戴天の敵とみなして、彼らの財産をむしり取ろうとした。

 

ユダヤ選民思想は、キリスト教徒も含めて他民族を蛇蝎のごとく嫌いゴイム(獣)とみなす。生贄儀式が済んだ死体処理の方途としてマックで人肉を使うというアイディアも彼らの発案だ。

 

次に、三位一体の神とは、「神と子と精霊」というアタナシウス派正統神学によって把握される神概念であり、これが世界宗教としてのキリスト教を可能とした。

 

正統神学とされるアタナシウス派三位一体説がローマ帝国の政治支配を支えたというのは、ダン・ブラウンがダヴィンチコードで指摘して以来、一般にも知られるようになったかと思う。“神と子と精霊”を一体とみなすことでキリストの人性を神性に昇華させたことは、帝国版図拡大を支えつつ、世界宗教としての普遍性を強化していった(ユダヤ勢力はこれを表看板に利用しつつ世界支配を目論む)。

 

この正統神学を否定するといわゆる「異端」となる。ネストリウス派などもその例だが、彼らは迫害を逃れつつアジア方面へも足を伸ばし、中国では「景教」と呼ばれたりした(その一派がまた秦氏として日本に流入したとの説もある)。“異端”というラベリングは、審問、迫害、魔女狩りを正当化する。これがまた、神の名のもとに異教徒の殲滅を正当化する聖戦の思想と通じてくるのも、容易に理解できる。十字軍遠征等、参照。

 

この三位一体の“正統”な神は、異端を迫害しその存在の抹消を図れという煽動を生む。イエスの神聖を否定し人性を主張する陣営を、神の敵として殲滅する行為が正当化される。バチカンが、イエズス会という軍事的結社を使嗾し続けてきたように。

 

正統派とは要するに、カトリック、バチカン、イエズス会の系譜だが、ある人の指摘にCIAとはCatholic In Action(動くカトリック)のアクロニムであると。CIAが世界最大のテロ組織であるというのは、左翼論客チョムスキーでも言いそうなことで、今や誰もが認める話。その組織の思想的源流が、カトリック、バチカン、イエズス会にある。

 

ちなみに、イエズス会の世界展開の行き着く果てが、日本上智大学、その学長黒の教皇アドルフ・ニコラス(数年前死去)。イエズス会といえば、日本でも鉄砲のみならず人身売買をもたらした組織だったし、明治維新時にも福沢諭吉が偽明治天皇に50万人規模の日本人女性人身売買を勧めて日露戦争戦費などを調達したとされており、先般311の折には平成(偽)天皇からイエズス会経由でネタニヤフに指示が届き、水爆17発が日本に届けられた(それが日本海沖に敷設され起爆により大規模津波が生じた)と指摘されている。

 

第三に、背理としての神とは、否定される神のことである。三位一体の思想が、精霊を通じて、人としてのイエスを神と観念的に一体化させようとしたが、当然、これを受け入れない勢力があった。キリスト教内ではそれは異端とみなされたが、その対立を生む根本原因は、キリストの神性と人性の矛盾対立にあったはずだ。イエスは人であって神ではないからだ。

 

神ではなく人としてのイエスを追求すると、いろいろなことが見えてくる。

 

マグダラのマリアとの結婚、子供と未来への血筋を残していたこと。伝説になっている「聖杯」とは、マリアの子宮の隠喩であるようだ。その子宮こそが、人としてのイエスの血筋を世界に残すものだからだ。その血統の存在は、キリスト正統神学を破壊するのに十分な論拠を提供する。その他、死海文書、ナグハマディ文書。バチカン書庫に眠る聖書原典(旧約以前)などのドキュメントもある。思えば、あのテンプル騎士団などは、これらの秘匿情報を伝承する結社ではなかったか。イエスの人性の秘密を伝承してきたのではなかったか(あるいは、エイリアン由来のアークが関連していた可能性もあるかもしれないが)。

 

バチカン系が、これらの人性(神性否定)の証拠を抹消せんとして、血で血を塗る争いが生じる。そこに秘密結社の暗躍までもが、正統神学擁護のために動員されるという図式が生じる。

 

背理としての神、否定される神。神ではない人としてのイエスという思想は、人としてのイエスを徹底して守り抜こうとするために、神の否定に通じる。

 

それは、グノーシス主義とも通じてくる。グノーシスとは「知識・認識」を示すギリシャ語だが、あのフリーメイソンのVと逆Vが交差するロゴの中心には大文字でGと記されている。これはおそらくグノーシスのGを意味している。つまり、知識の力で神をねじふせんとする一神教撲滅の狼煙だ。

 

ここからさらに、神と悪魔を反転させて、悪魔を崇拝する思想と通じてくるというのも、わかりやすい道理である。これも背理としての神の領域だ。

 

旧約聖書、創世記、舞台はエデンの園。イブに知恵の果実を齧るようそそのかした蛇とは何者か。これは悪魔の象徴と、一応解釈できる(エレナに言わせれば、そうではなく、むしろヘビはエンキ由来の高貴なDNAを示すらしい)。だがしかし、このヘビは、人間を無知から解放するという意味で、善なる存在であり、光をもたらす高貴なる存在であるという思想を生む(=ルシフェリアン)。彼らにとっては、悪魔が神となり神が悪魔となる(=悪魔崇拝)。もし仮に、エレナの解釈に従ったとしても、ヘビが勧める知恵の果実を禁ずる神は、邪悪な神とならざるを得ない(そして、これが嫉妬と憎悪の神エンリルであった)。

 

このようにみてくると、一神教創造神の神学は悪魔崇拝を原理的に背理として内包せざるを得ないことがわかる。アダムとイブに知恵の果実を勧めたヘビ=悪魔こそが善であり、それを人類から隠蔽せんとした神こそが悪であるという悪魔崇拝を生む。悪魔が神(崇拝対象)であり、神が悪魔(悪の根源)であるという思想を排除し得ないのだ。それが今世界を覆い尽くすほどに悪魔崇拝思想が蔓延っている所以である。

 

バチカンの悪魔崇拝、人身売買、生贄儀式しかり。イルミナティ、フリーメーソン、イエズス会等秘密結社の暗躍しかり。要するに、創造神一神教は、悪魔崇拝、秘密結社と三位一体を成し、邪悪なエイリアンとそのハイブリッドによる人類支配に貢献してきたと言えるだろう。

 

ざっくり言えば、神と悪魔が本質的には表裏一体の対をなしていたということは、歴史のいたるところにその痕跡を後づけることができる。一神教と悪魔崇拝が秘密結社(フリーメイソン、テンプル騎士団、マルタ騎士団、イエズス会、イルミナティ)などと混然一体となって、世界史を牛耳ってきたことを振り返れば自然と了解されることである。

 

マルクスの振舞も貴重な傍証を提供する。マルクスは共産主義を生むが、一方で、ヴァイスハウプトがイルミナティを創設する。だがその両者を資金的に思想的に支えたスポンサーは、ロスチャイルド初代頭首マイアー・アムシェル・ロスチャイルドだった。彼が陰で糸を引きつつ、マルクスは後にイルミナティ系組織から依頼を受けて共産主義宣言を執筆させるのだが、その文書を世界に広めたのは、フリーメイソン、イエズス会のメンバーらであった。宗教洗脳支配に、共産主義などの政治思想も組み込まれていたということを示している。思えば、共産主義・グローバリズム、ナチズムはすべて悪魔崇拝において、共通している。今の日本政府などがその残党の残骸である。

 

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以下は脱線気味に、三位一体の拡大解釈。

 

ちなみに、3大宗教(一神教)による世界支配拠点は

 

【エルサレム---ユダヤ;バチカン---カトリック;サウジ---イスラム(ワッハービズム)】

 

これらは創造神を崇める一神教3兄弟。アブラハム三大宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム)も、また、別次元の三位一体であったのだ。一神教と悪魔崇拝と秘密結社とは、また異なる次元で。

 

現在、崩壊中のレプティリアンDS陣営のグローバル支配3大拠点は

 

【バチカン---宗教;ロンドン---金融;ワシントンDC---軍事】

 

これら3極崩壊後も、日本DSは跋扈し続けるのか。それが今の争点だ。

 

現在、DS残党が世界から流入し続ける日本。一神教・悪魔崇拝・秘密結社ネットワークの巣窟ともいうべきか。その邪悪な人類支配が完全に終焉を遂げるまで、あとどれほどの時間を要するのか。そう長くはかかるまい。だがしかし、その締めくくりで有終の美を飾れるかどうか。それはひとえに、現代日本に生きるわれわれひとりひとりの意識と発言と行動にかかっている。