「・・春・・・春」
誰かが私を呼んでいる。
『誰なの?』
私の周りにはなにもない。
なのに誰かが私を呼んでいる。
「春・・・逃げて・・・逃げて・・春」
『逃げて?何から?』
「いいから逃げるの・・・」
私は目を覚ました。
まだ誰かの声が聞こえた。
逃げて。
私は何から逃げればいいのか。
『はぁ・・・』
私はベッドから降りた。
ジャブ
床が水浸し。
『なに!?』
私は急いでベッドの上に戻った。
見ると部屋中が水浸しになっている。
『どうなってんのよ・・・』
私はなにがなんだかわからなかった。
カランカラン
そしてまだ音がした。
私の部屋の中で。
「コワシタイ・・ホ・シヲ・・・・・・コワシタイ」
声がする。
『だれなの・・?』
「コワシタイ、コワシタイ・・・シジンヲ・・・コワシタイ・・・カミヲ・・」
何を言っているのかわからない。
「コワシタイ・・・コワシタイ・・・コワシタイ・・・コワシタイ・・・コワシタイ!!!」
シュルッ
天井から紐が降りてきた。
見上げると天井に女の子が。
『っ!!!』
私はびっくりしてベッドから降りた。
「コワシタイ・・・シジンヲ・・・カミヲ・・」
私は部屋から逃げるのに必死だった。
そして、私の運命が変わる時がきた。
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