私はイライラしている。
寝ていたらいきなり声が聞こえて助けを求められて私に何をしろと?
めんどくさいから。
私はただそれだけの理由で関わるのがいやだった。
『てか、夢だし』
そう、今のは夢。
誰も関わってこない私だけの夢。
夢の中の人間を助けられないから。
私は自分にそう言い聞かせていた。
そして、空が赤くなり始めた頃。
私は学校をでて家に向かっていた。
ニャーニャー
どっからか弱々しくなく猫の声が聞こえた。
少し横の方にダンボールに入ったこの子がいた。
必死に誰かに助けを求めている。
でも、私には関係ない。
関わらない方が楽。
そんなことを思いながらも子猫から目が離せなかった。
ポツポツ―…
空から水。
空をみるとさっきまであんなにはれていた空が黒い分厚い雲に覆われていた。
私も濡れたが子猫も濡れている。
『この世界・・・・』
私は猫に対してしゃべり始めた。
『この世界は不平等だよな。金持ちは金持ちだけど貧乏は貧乏。なにが平等だよね。』
私は弱々しくなく猫に言った。
カランカラン
どこからか、音がする。
不気味な音。
缶が転がる音のようだがなんだか寒気が。
耳を塞ぎたくなってくる。
後ろから・・・。
私の後ろから音が聞こえる。
私は恐る恐る後ろを振り返った。
『ふぅ・・・』
しかし何もなかった。
私は胸を撫で下ろした。
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