20121124 残響祭@THE WALL 公館 のお話 | 徒然むかしばなし

徒然むかしばなし

蝦夷地のほぼど真ん中に棲むクイズとロックバンド好きの主婦による、昔の思い出話をまとめたブログ

このブログでは、基本的に9mmとGUCKKASTENと、麒麟川島さんにまつわる思い出を
思い出の日付からちょうど何年後とかのタイミングで投稿をしているのですが、
今日はちょっとそういうタイミングではないところでひとつ投稿したいと思います。
いまから6年ちょっと前に行ってまいりました、「残響祭」の台湾開催のお話です。
当時はmixiのみでの公開で投稿しておりました。

なぜ今日このタイミングで入れたくなったかと言いますと、この「残響祭」の中で
印象深いアクトをされていたPeople In The Boxが演奏された曲の中に、今年度の
芥川賞(第160回)受賞作品のタイトルのモチーフになった曲があったそうでして。
上田岳弘(うえだ・たかひろ)さんの『ニムロッド』という作品がそれなのですが、
受賞コメントの中で「People In The Boxの楽曲が由来」とおっしゃっていらして、
そしてPeopleの波多野さんからも先程お祝いと喜びのつぶやきがありましたので、
完全に乗っかった形になるのですが、当時の思い出を振り返ろう、と思ったのです。
いや、まあ、当時はやっぱり9mmを目当てで、お気に入りだった残響のバンドも、
前々から好きな観光地だった台北で、一緒に見られるならなお嬉しいということで
それはそれはもう、色々な渡航目的を持って行ったもんだったんですけどねw
けど、数年の時を経て、その時に聴けた楽曲がこういった形で栄誉を受けることも
まああんまりある話ではないわけだしってことで、良いタイミングかなと。
そんなわけで、お祝いを兼ねて、嬉しかった思い出を全世界発信にいたします。
こんな細々やってるブログが果たしてご本人のところまで届くかわかりませんがw
とりあえず投稿しておけばネットの海に一応引っかかるかなってことで。

と、長々とまえがきを書いてしまいましたが、ぼちぼち昔の話をしたいと思います。
では、6年ちょい前の台北でのお話を。


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<<20121124 残響祭@THE WALL 公館 ライブレポ>>

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【まえがき】

9mmのライブを見るのも9ヶ月ぶり(9に合わせたわけではないですw)になってしまってました。
残響祭も2009年から3年連続で見に行かせて頂いている大好きなイベントです。
毎年渋谷の3ホールのタイムスケジュールでかぶる好きなアーティストの出番で悩んでたっけ。
今回は1ホールで5バンドに絞った公演で、その5バンドともが大好きなバンドで嬉しかったです。
People In The Box・cinema staff・mudy on the 昨晩はいつもホールが9mm・te'と別になってて
見られない機会が過去多かったので、ちゃんと5バンドとも見られるのがありがたい。
しかも場所が以前から2年半で4度訪れている台湾ということでほんとにめっちゃ楽しみで。
去年の台湾公演も行きたかったけど行けなかったんで去年のぶんも堪能したかったのです。
日本ではまず見られない場面や声をたくさん楽しめると良いなあ、と思いつつ。


【会場へのアクセス】

ライブの会場であるTHE WALLへは桃園空港からバスで台北駅まで出て、そこからMRTです。
淡水線という赤い色の地下鉄(御堂筋線っぽいの)で1本。公館駅というところで降ります。
駅からは歩いて10分弱くらい。高速道路の高架を目指して歩いて信号渡ってすぐの区画角。
角っこにある建物ってところで横浜のCLUB LIZARDを思い出しちゃったり。
WALLに向かう道すがらにはマックがあったり市場があったりで食べるところにも困らないです。
ライブ前に軽くお腹を満たしておくのにおすすめ。特に市場では中華が安くて美味しいですし。
ふらっと入った食堂で食べた蝦醤と卵のチャーハンがめちゃくちゃ美味しかったー!
普通盛りの量が75元で、本格的なお味の中華が食べられるのはやっぱり台湾ならではです。


【開場前の出来事】

物販で商品見てたらカメラの塁さん・cinema三島くん・9mmカズさんと遭遇してびびったw
物販ではte'のタオルが握手会参加対象になってて、CDを買うとそのアーティストのサイン入りで
今回のイベントポスターを貰えるというシステムだったのでte'のタオルと9mmのアジア版ベストを
おみやげに買ってきました。アジア版ベストは去年チリコさんが買ってたけど自分は音源あるしと
買うのを渋ってそのままになっちゃってたので、今回買えてポスターまで頂けて嬉しかったです。
ポスターは今の札幌の自宅の部屋扉に貼るのにちょうど良い大きさと色合いでした。
UNISONのサイン入りポスターの真上に貼って眺めようと思います。贅沢!


【ライブの様子】

(セットリストは9mm以外の4バンド分をライブ直後にあまぞんさんのお友達から頂きました。
 きちんと曲名で起こしたかったのでほんとに助かりました!ありがとうございます!)
※THE WALL 公館のFACEBOOKにもセットリストがアップされています。


<People in the box>

セットリスト:
1.沈黙
2.球体
3.市民
4.ダンス、ダンス、ダンス
5.月曜日 / 無菌室
6.完璧な庭
7.ニムロッド
8.旧市街

Peopleいつぶりだろうと思い返したら2009年のカウントダウンジャパン以来でした。
その時も残響祭や心響で9mmと出番かぶってなかなか見れなかったって思ってたなあ。
波多野さんの優しく澄んだお声と独特の旋律の展開が面白いサウンドのバンドです。

開始3曲はとにかく初心者泣かせのめっちゃリズムを取りづらい曲でまとまっていました。
でMCを挟んで2曲は一転してゆったりとしたミドルテンポの曲でじっくり聞ける雰囲気、
そしてダイゴマンのテンション高いMCで一気に空気が変わったあとは熱い曲で、
というようなセットリストのように感じました。旧市街の難解なリズムや展開だったり、
沈黙~市民までのところは、この人達のリズム感は一体どうなってるんだってくらい、
あるいはコピー出来るもんならやってみろというレベルで。ただただ凄いなと思いました。
個人的に一番好きな曲の月曜日も聴けて嬉しかったです。
PVの逆再生が凄く印象的で、映像込みでかなり嵌って見て居たのを思い出した。
波多野さんのボーカルは基本的に凄く澄んでいて綺麗なお声をしてらっしゃるけど、
旧市街での台詞や歌いまわしはイメージを覆すような力強い感じで格好良かった。

MC。中国語での挨拶もしっかりしてらっしゃる波多野さんの優しくて穏やかなMCと、
辿々しいながらも楽しそうな中国語でのダイゴマンのMCがめっちゃ対照的でしたw
ほんと、しっとり聴かせた2曲の後でもう笑うしかなかったですよw
「日本で今流行ってる言葉」と台湾のお客さんにコース&レスポンスで言わせたのが
「ダイゴマン、超カッコイイ」ですからねw そのあと悦に入って「濡れるわー」とか言うしw
日本語半分くらい通じてないと思って卑猥なこと言ってないっすかちょっとwww


<cinema staff>

セットリスト:
1.into the green
2.奇跡
3.KARAKURI in the skywalkers
4.君になりたい
5.daybreak syndrome
6.想像力
7.優しくしないで
8.AMK HOLLIC

cinemaは去年の渋谷乙でのイベント以来。1年未満でもやっぱお久しぶりな印象。
あん時は9mmのトーキンをカバーしてはって見られて嬉しかったっけなあ。

cinemaもメジャーデビューしはってから全くご無沙汰だったので最近の音源のほうは
今回のライブで初めて聴いたのだけど、やっぱり飯田くんのボーカルのお声が好みで、
Peopleにしてもcinemaにしても9mmにしてもそうなんだけど、優しいお声のボーカルと
ポストロック的な演奏とのギャップが自分の好みなんだなと改めてしみじみ思いました。
そして何よりやっぱライブだとギターの辻くんとベースの三島くんの暴れようが凄い。
辻くんといえば一昨年のロッキンで舞台から落ちはったのが未だに印象大きいんですが
今回も舞台から落ちるんじゃないかってくらい暴れててちょっと前の人の心配しましたw

MCでは飯田くんが落ち着いたMC(中国語はやや辿々しかったけど懸命な感じでした)、
2度めのMCではなぜか辻くんが一発芸をするという場面がありましたw
で合間に三島くんがもう一言お話、という感じ。中国語も話してらっしゃいました。
ちなみにcinemaのメンバーさんとはこの後ちょいとあったのですが、それは後程別項で。


<mudy on the 昨晩>

セットリスト:
1.YOUTH
2.moody pavilion
3.パウゼ
4.PANIC ATTACK
5.秘密
6.終末
7.Zyacalanda
8.エゴ・ダンス
9.PERSON! PERSON!!

mudyも去年の渋谷乙でのイベント以来。乙の時がやっと見れたお初だったっけなあ。
今年は9mm滝くんがプロデュースに関わった音源が出たりしたんだけど、その中の曲も
何曲かやってらして、聴けて良かったです。PANIC ATTACKという曲が中でも好きで。
インストのバンドなので言葉の壁がない分、台湾のお客さんがノリ易そうにしてた印象。
勿論それはmudyの音源が素敵でノリが良くて楽しいのが一番の理由ではあるけど、
やっぱり歌詞の言葉の壁ってあったりするのかなあなんてなんとなく思ったりしたのでした。

MCではフルサワくんが最初中国語をカンペ見ながら一生懸命話していたんですが、
結局日本語でそのあとずっと喋ってらっしゃいましたw
「勉強したんだけどなー」っておっしゃってて照れ笑いしてるところにほっこりしましたですw
「こう、うわーっと、ぎゃーっと、騒いで下さいw」って大手振りながら喋ってはったりw
会場に来るまでに私も身体言語で現地の人と遣り取りしてたんでこれ凄く共感したw


<9mm Parabellum Bullet>

セットリスト:
1.Discommunication
2.Vampiregirl
3.The Revolutionary
4.Supernova
5.ハートに火をつけて
6.The World
7.Black Market Blues
8.Cold Edge
9.新しい光
10.Punishment

9ヶ月ぶりの9mm。去年の残響祭では残響レーベル時代の2枚のインディーズ盤を
1枚目と2枚目の区切りにMCを入れて、1曲めから順に演奏ってのがあったりして
ものすごいそれが衝撃的だったのが今でも懐かしいのですが、今回のセットリストは
開場前に買ったアジア版ベスト盤からの曲が7曲、あと2曲にVampireとハートという
台湾のお客さんに向けた寄りのセットリストという印象でした。
やっぱり台湾のお客さんはアジア版ベスト盤のほうをよく聴いてはるんだろうしなあ。
日本でのセトリの試みも毎回違って楽しいけど、今回も台湾でのライブならではで
きっとこのセトリも後々まで印象に残るものになるなあと思ったのでした。
ところでSupernovaの2番の大サビのところで滝くんが手振りで「忘れたりしないで」の
動作を切々とした表情でやるというのは最近の仕様なのでしょうかw
あれ確か何回か今まで見たライブでも見たのですが、毎回可笑しくて吹いてしまうw

ハートに火をつけては自分がライブをしばらくご無沙汰してたので初めてライブで拝見。
音源よりだいぶテンポが早くて思わず「早い早いw」ってつぶやいてしまったのですがw
スカダンは台湾では起こってなかったです。というかやっぱりノリ方も日本と違ってて、
ディスコミの最初の手拍子2発もまばらで、日本だと大合唱でうざいくらいのところも
あんまり一緒に歌ったりするお客さんが居なくて、ブラマケの大サビの手拍子のところも
拍が違ったりしたので、ああこのへんやっぱ文化が違うのかなあって思ったりしました。
というか台湾のお客さんのほうがちゃんと演奏を聴こうとしてる感じがしたなあ。
無駄に前の方で圧縮が起こったりもなかったし、モッシュダイブなんて全然なかったし、
自分は前から5人目くらいで見てたんですけど、この位置でこんな苦しくないのって
多分日本では数えるほどしかないくらいじゃないかな。かなりびっくりしました。
結構お客さんが荷物そのままフロアに持ってきていたので、圧縮しない理由ってのは
そのへんがあるのかもしれません。背中にリュックのままの人もたくさんいてはったし。
日本だとそれでも圧縮があって、持ってくるほうが悪いみたいな風潮あるんですけど、
台湾だとちゃんとそのカバンが潰れないように前に詰めたりしてなかったんですよね。
ただ、その分前にいる人はてこでもその場を動かない感じはあったんですけどw
こういう文化の違いが解れたのも、遠征して勉強できて良かったと思いました。
正直、日本の「暴れたいだけの客」にこれ見て見習って欲しいと思いましたもの。
けどそういう合唱や圧縮がない中で、終盤には新しい光の大サビで合唱が起こって、
この合唱の部分はすっごい感動しました。台湾のお客さんが日本語で歌ってるのを
同じフロアで聴けた時の嬉しい気持ちも、きっとずっと忘れられないんじゃないかなあ。

MCは、それまでの3バンドが中国語寄り・日本語寄りがはっきりしていた印象の中、
卓郎くんのMCは両方を半々ずつ話してらして、中国語も結構流暢でした。
あと、いつもよりきちんと言葉を区切って日本語を喋ってらしたのも印象的でした。
出来るだけ理解して貰いたいっていう気遣いだと思いました。やっぱり優しいなあ。
まあ「みんな日本語わかってそうだけどなーw」っておっしゃったりとか、話の結びでは
「今の言葉の意味が判らなかったら隣の人に聞いて下さい」っておっしゃってたけどw
隣の人に~、てのはよく日本でもノリ方の話でおっしゃってる言葉なんですけど、
聞いててちょっと”隣の人も同じ国の人だったらどうするんだ”と思っちゃったりw
それはそれで「ごめん僕も台湾人っすw」みたいな雰囲気になって良いのかしらw
多分でもそれやったらお客さんみんな仲良くなりそうだよねえ。お互い優しくなりそう。
他には、WALLの壁のところにある狐のお面を猫だと思っていたってお話があって、
台湾のお客さんも日本のお客さんも絵面であれは狐だろうって思ってたっぽくて
場内がこの日一番沸いた感じがしましたw そのあと右手で狐の影絵の手をして、
「台湾で狐ってこれ?」って聞いてらして、どうやら違うらしい場内の反応があって、
続けて両手を重ねて犬の影絵をやりはったら「それは犬だよ」ってツッコまれたりw
そうか、言葉の壁があってもこういう絵面的なお話をしたら通じやすいよねえ、と
お話のチョイスにおおっ、と思ったのでした。イラストもお上手な卓郎くんらしいお話。

あとそう何より、新しい光の最初のサビのフレーズを中国語で歌っていらしたのが
ほんとに凄く素敵で、9割増しくらい卓郎氏がめちゃくちゃ格好良く見えましたw
中国語での挨拶を流暢に話してらしたのも3割増しくらい格好良く見えてたけどw、
現地の言葉でちょっとだけでも歌うっていうサービス精神が良いじゃないですか!
(「我想去 新的光芒裡面、想帶你一起遠走高飛」と歌っていたようです」)
まあ「ちょっとだけ中国語で歌うから聞いてくれ」って演奏始める前におっしゃってて、
”そこ日本語だと台湾の人に伝わってないかも”ってつい思ったりしたのですけどw
でもこういう感じで、ここでしか見られない試みを作ってくれるのが嬉しいですね。
きっと台湾のファンの人も、ここでしかない場面を見に来た日本のファンの人も、
この試みは凄く嬉しかったんじゃないかな。ほんと遠征して、見れて良かったです。
Scenesの歌詞じゃないけど、二度とは来ない場面を見るために来たんだもの。


<te'>

セットリスト:
1.音の中の『痙攣的』な美は、観念を超え肉体に訪れる野生の戦慄。
2.如何に強大な精神や力といえども知性なくしては『無』に等しい。
3.天涯万里、必然を起こすは人に在り、偶然を成すは『天』に在り。
4.愛も信仰も同じ様に日々のささやかな勤行でのみ『維持』される
5.秤を伴わない剣は暴走を、剣を伴わない秤は『無力』を意味する。
6.生命の快楽とは死の『接種』であり、終焉へ歩む生の動力である。
7.楽観の深奥で燻る魔は、万人が宿す普遍的無意識の『罪』の残滓。
8.夢とは現実という平凡なものに付ける美しさに似た『嘘』の俗称。
9.言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎ。
en1.人間は自由なものとして生まれ、至る所で『鎖』に繋がれてゆく。
en2.『参弐零参壱壱壱弐伍壱九参壱伍九伍弐壱七伍伍伍四壱四壱六四』
en3.死闘、勇鋭、死憤、励鈍、倖用、待命、陥陳、勇力、必死、冒刃。


とうとうイベントも最後のte'の演奏。ほんとあっという間だったなあ、今回も。
5バンドとも好きなバンドなんで休むところがいっこもなくって大変だけど嬉しい。
そのトリのバンドは、残響の社長も所属してらっしゃるte'。
te'も去年の残響祭以来の観覧になるのかあ。ほんと1年あっという間だ。

ってことを思いながらしみじみ左手の後方の方で鑑賞していたんですけど、
なんか左奥のほうから手にビール持って泥酔したお客さんが入って来られて。
随分酔ってるなー、あー手にビール持ちながら踊ってたらこぼすよーて思ったら、
そのお客さん、お客さんではなくさっき出てたcinemaのメンバーさんでしたw
飯田くんがまだあまり酔ってはない感じだったけど、あとのお3方がベロベロでw
そしてそのあと周りのお客さんと結構ガチなモッシュをしてらっしゃいましたw
近くに居たので私も巻き添えになりw 三島くんをわっと押したり逆に押されたり、
なんとなく勢いで飯田くんもちょっと押しちゃったりしてもう何が何やらw
ガチモッシュといってもそれこそさっき9mmの項で言ったようなただ暴れたい人の
自分勝手で危ないモッシュとは全然違っていて至って健全なモッシュでしたし、
(健全なモッシュと危ないモッシュの違いが判らない方はググって下さいまし)
周りのお客さんもまさかcinemaのメンバーさんとモッシュ出来るとはという感じで
びっくりしながらも楽しそうにしてらして、あーいいなこういうの、って思ってました。
あと、フロアからお名前呼びがte'の時は一際多かったのが印象的でしたが、
それに混じってkonoさんに「社長ー!」てコールしたcinemaのメンバーさんがw
みんなそのあと「社長ー!」って叫びだしてkonoさん笑ってらしたw
なんかちょっと社長って呼び方、いかがわしい店の呼び込みみたいだったしw
他にも、台湾LOVE!ってkonoさんが仰って、その後お客さんにも出演バンドの
名前を言った後にLOVE!って言って貰うってコール&レスポンスがあったんだけど、
9mmのところだけ「9mmぱらべらむばれっっっt」って感じで噛み噛みっていうw
思わず”ちょw ちゃんと言ってw”ってcinemaのメンバーさんの横で呟いたっすよw
そのあとhiroさんも天丼で9mmの名前を噛み噛みで言うってのもあったけどw

そんな事があったもんで、実はライブの演奏を先の4組ほどきっちり見れずで;
でも以前から好きだった曲もたくさん聞けたし、新譜の方の音源と思われる曲も
凄く格好良くて、早く曲名と曲を自分の中で一致させたかったですw
自分のお気に入りは2曲めの、略称『無』です。この曲はさすがにイントロで判るw

アンコールの時もcinemaのメンバーさんはフロアにまだいらっしゃって、
お客さんと同じようにアンコールを促して、te'のメンバーさんが戻られて暫くして
そそくさとはけていかれました。これは最後乱入クルー?と思っちゃったw
そしてやはり最後の曲が終わった後、全出演者が舞台に乱入!
どんちゃん騒ぎで賑やかな幕切れでした。そしてお客さんとの記念撮影も!
写真撮ってもらえるの嬉しいですね!このライブに来たっていう思い出になるし。
縦幅の狭い箱だったのでなるべく後ろの方まで映ってるといいんだけどな。
塁さんの手腕に期待して、アップロードを待とうと思ったのでした。


<おまけ:握手会イベントにて。>

ライブが終わって、握手会イベントの方にも参加してきました。
5バンドからおひとりずつ代表で出てらして、ところてん式での応対という感じ。
スタッフさんが今回のイベントの大きなフライヤーを配ってらして、そこに皆さんが
おひとりずつサインをしてくださるという流れでした。ちょっと喋れそう。嬉しい!
メンバーはPeople波多野さん、cinema飯田くん、mudyフルサワくん、
9mmカズさん、te'ヒロさん。カズさん以外の方とは初めてお話するなあ。

People波多野さんはやはり歌声やMCからの穏やかで優しい印象そのままで、
握手会の時も丁寧にお礼言って下さって、紳士的な方だなあと思いました。
札幌から来たって話したら凄く驚いてらして、台湾も好きで何度も来てたので、
是非また台湾でライブを拝見したいですと伝えてきました。
半分くらい自分が台湾旅行を兼ねたいというのは内緒なのですがw

cinema飯田くんには、やはりte'のライブ中に押しちゃったことをお話しましてw
「さっきめっちゃ押してすいませんでした」と話したら笑ってくださってw
「こちらこそすみませんー、怪我しませんでしたか?」と多分他のメンバーさんの
暴れっぷりを謝っていらして、却って気遣わせてしまったかなと思ったんですが
「いえいえ!めったに無い機会なんでめちゃ楽しかったです!」と返事したので
全然迷惑とかではなく凄く嬉しかったのは伝わったんじゃないかなと思います。
飯田くんもやっぱり優しい歌声の印象そのままの爽やかな好青年でした。

mudyフルサワくんはtwitterで何回かリプ下さっていたこともあったんですが
(確か岡村靖幸復活のお話で私も昔ファンだったってお話をした気がする)
間近でご本人と対面してお話するのは初めてで嬉しかったです。
台湾のお客さんが多かったのか日本語で話したら「あれ、日本の方ですか」
とすぐ気づいて下さって。札幌から来たって話したらやっぱり凄く驚かれましたw
お客さんの台湾:日本比率がどれくらいだったのかはわかんないんですけど、
フルサワくんの反応を見る限り日本の人かなり少なかったんじゃないのかしら。

9mmカズさん。それまでのお3方が黒ペンでサインを下さってたんですが、
カズさんだけ銀色のペンで書いて下さって思わず「あっ、銀色ですね!」と
話しかけたら「はい、背景黒いんで」とふふっと笑って下さって。
あと4月の札幌2days取れたので「4月の札幌のライブ楽しみにしてます」と
お話してきました。んで「あ、札幌の方ですか!」と仰ってもらえて。
「そうなんですよー、楽しみに待ってます!」と久しぶりの握手を終えました。
対面してお話したのは去年の酒田以来だったかな。
あの時は随分酔ってらして缶ビールでうえーいって乾杯促されたのですがw
3年前のGettingで初めてお話した時の、凄く怪我の心配をして下さったのも
今でも鮮明に思い出せるくらい、忘れられない思い出です。
前日のFACTORYでのライブがお客さんぐっちゃぐちゃでかなり危なくて、
はけるときに珍しく「怪我すんなよー」って喋るくらい心配してらっしゃったな。
カズさんは話し方こそちょっとぶっきらぼうだけど気遣いが優しい方ですね。
今回の銀色のペンってのも、見やすいようにっていうお気持ちなのかもね。
またあんな感じや今回みたいな感じでお話出来る機会があったらいいな。
札幌で何かキャンペーンかDJイベやんないっすかねえ9mmさんw

そしてte'のヒロさん。一昨年にご本人がご病気されて復活されたのもあり、
自分も開腹手術をして復活したのもあり、こうやってお話できるというのが
物凄く嬉しかったです。ほんとにご無事で戻られて、私も戻れて良かったと。
なのでちょっと話しかけるときに泣きそうだったのですよねヒロさんの時。
お話の内容としては「台湾、以前から好きで何度も旅行で来ていたので、
まさか大好きな台湾で大好きな残響のライブを見れると思わなかった」
という旨をお話してきまして。あとやはり札幌から来たってこととかも。
ヒロさんも凄く丁寧に何度もありがとうございますって仰って下さってて、
ああ残響のバンドの方ってみんな丁寧で良いなあって改めて思いました。
以前から何度かライブレポでも他でも書いて居ることなのですけど、
好きな方向性の音楽のバンドの方の人柄が良いと凄く嬉しい。
9mmもそうだし、9mmと同じ残響レーベルのバンドのバンドの方みんな、
今回のイベントを通して良い方達なんだなあと思ったのでした。
ロックバンドなんてあまりファンとこういう交流しないのも多いと思うけど、
握手会っていうイベントで挨拶をしようという試みが嬉しい。
ほんとに、ぜひ来年以降も年1とかでやって頂きたいです残響祭を。
そんな感じの気持ちを込めてヒロさんとお話してきたのでした。


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という事で、残響祭のライブレポはこれにて終了です。
またあるとしたら秋くらいなのかなあ。今度も旅行兼ねて行ければ良いな。



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以上が、当時の全文です。


残響祭自体はこの台北公演の後も2014年まで定期的に開催がありましたが、
私にとってはイベントとしてとにかく楽しかったのがこの台北公演でした。
9mmのアクトで言えば、このイベントの1年前のインディーズ2枚完全再現が
物凄く感動したというところでそちらのほうが印象深かったりするんですが、
フェスでなかなかしっかり観られなかったりタイムテーブルがかぶったりで
(それこそ1年前はPeopleとte'を9mmとかぶったために諦めましたしね)
泣く泣く諦めたお気に入りのバンドが全部一気に、しかも大好きな台北で、
それも海外ならではでの特別なパフォーマンス一杯で観られて、幸せでした。

cinemaと一緒にモッシュなんてもう今後二度と叶わないと思いますw
これも、ほんとに、一番良いブッキングの年に行けたなあと思いますね。
いっこも休憩できないのがほんとに嬉しかったですw
こんなに好きなところばかりという機会はほんとに貴重ですし。

何より、ライブが終わった後のサイン会は、海外公演ならではですよね。
日本だとまずこういった交流イベントは起こりえないことですので。
いや、演者さんのほうはまさか日本から遠征してる人が、現地民に混じって
列に一緒に並んでくるとは思わなかったでしょうけどもw
日本語で話しかけて、札幌からって来ました、って言った時の、担当された
バンドの皆さんの驚いた顔が今でも忘れられないですw
それこそ、波多野さんの穏やかな顔が、驚きに満ちた表情だったってことをw

この時の残響祭の5バンドで集まる機会はなかなかもう難しいかもなのですが
もし、今後、同窓会がてらで台北でまた公演があったならば、可能な限り、
何もかも万難を排して駆けつけていけたらなあって思っています。
大好きな観光地で、大好きなバンドのライブという幸せな空間に居られる幸せを
元気なうちにまた生で味わいに行きたいです。