棚田百選 青鬼棚田の青鬼堰について | 九代目七右衛門の徒然日記

棚田百選 青鬼棚田の青鬼堰について

棚田百選 青鬼棚田への用水は、青鬼堰により灌水していますが、青鬼堰は万延元年(1860)に着工し4年間の歳月を掛けて完成したもので、今でも岩盤をノミで刻んだ跡があるそうです。青鬼地区では、着工日の旧暦10月19日にせぎ祭りを行っています。また、近くの青鬼神社では、神に捧げるために汚れのない火を作り、灯明や灯籠、打ち上げ花火に使っており、この火切り行事は、白馬村の無形文化財となっています。棚田百選に選ばれたのは、石積みの田んぼと土積みの田んぼが両方あることと、ここから見た北アルプスの景色が素晴らしいことが主な理由だそうです。棚田百選 青鬼棚田からは素晴らしい山々を見渡すことが出来ました。

右から唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳です。

青鬼の棚田には、白馬村の特産品開発の一事業として、紫米を作付けするようになり耕作放棄に歯止めがかかったそうです。紫米は、白馬村で買い上げし、「道の駅白馬」で提供したり、おみやげ品として販売しているますが、人気商品のため最近では品不足となり、今後作付け面積の拡大を計画しているそうです。