みちのく民俗村 旧菅原家住宅(豪雪農家) | 九代目七右衛門の徒然日記

みちのく民俗村 旧菅原家住宅(豪雪農家)

明治時代後期 築で。和賀郡西和賀町大沓(旧南部領) にあった、建坪約48坪の旧菅原家住宅(豪雪農家)です。

旧菅原家は、奥羽山脈の山懐にあり、雪が大変多い湯田地方(現西和賀町)の農家だったそうです。家の中に馬屋があり、旧南部領の特徴は、このような内馬屋と呼ぶ形式の民家が多いとのことで「南部曲り家」は有名です。

しかし、旧菅原家は曲り家ではなく、直ご家と呼ばれる形状の民家でした。屋根に勾配をつけて雪を落ちやすくさせたり、軒に我が家と同じ「船枻造り」という工法を用いて、雪の重みに対する耐久力をつけるなど、豪雪地帯ならではの工夫が見られました。

座敷にはお雛様が2つ並んで飾られ、

囲炉裏の自在鉤も見事なものでした。