日経スペシャルガイアの夜明け 白馬村 元キャリア官僚の挑戦 | 九代目七右衛門の徒然日記

日経スペシャルガイアの夜明け 白馬村 元キャリア官僚の挑戦

2019.1.29
夜10時からテレビ東京の 現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組 日経スペシャルガイアの夜明けが白馬村から白馬に古民家リゾートを!元キャリア官僚の挑戦 山のリゾート争奪戦 白馬の陣というタイトルで放映されました。

白馬に「春夏秋冬」客を呼ぶ異端児社長の奮闘、

2019年1月 本格的なスキーシーズンの到来、

長野県白馬村はスキーヤーから聖地と呼ばれるエリア、

冬のレジャーの代表格、スキー&スノボの人口はバブル時代をピークに激減し、現在では620万人と全盛期の3分の1程度に留まっている。その一方で最近は、「全国各地のスキー場が賑わいを取り戻しつつある」という声が聞かれるようになった。活況の一因となっているのが、外国人スキー客の存在、

北アルプスを望む白馬村は上質なパウダースノーで外国人スキー客に絶大な人気を誇る、

昨シーズン、白馬エリアを訪れた外国人スキー客は大幅に増えて33万人と過去最高を記録した、

しかしシーズンオフともなると雪とともに賑わいが消える、

ところが2018年秋、山頂へと向かうゴンドラが動いていた、

山頂には紅葉シーズンに合わせてオープンした展望てらすマウンテンハーバー、

ここでは白馬村の名物、三段紅葉の絶景を楽しむことが出来る、

この好況を捉えて動き出しているのが、「白馬観光開発」の社長・和田寛さん(42歳)、

白馬観光開発はスキー場やリフトの運営を手掛ける、

和田社長は元キャリア官僚で東大を卒業後、農林水産省へ、

スキー場を中心としたリゾート地はオフシーズンには人がなかなか集まらないのが常で、スキーリゾートを運営する上での大きな課題でもある。田舎を元気にしたかった、

周りの人が喜ぶ仕事が出来れば一番いいと語る和田さん、

5年前に中途入社し、一昨年、社長に就任した和田さんは、巨大アスレチック施設や展望テラスなど、オフシーズンも楽しめるプランを次々と実現、白馬を年中楽しめる新しいリゾート地へと変革しようとしているのだそうです。そんな和田さんが現在取り組んでいるのは、民宿やペンションの減少に歯止めをかけること、

和田さんによると、スキー場に近いある民宿街では、年間3~5軒が休業や廃業を決断しているという。

150軒くらいあった宿が90軒まで減ってきている、

白馬に客足が戻りつつある中、その受け皿となる宿を確保するのが急務、

2018年10月和田社長の呼びかけで集まった宿の主人や女将さん、

和田さんは、スキー場だけでは生き残れない、

リゾート全体としてどう生き残っていくか、

古き良き建物を上手く使うとして、

廃業や休業で使われなくなった民宿をリノベーションし、

古民家の雰囲気を味わえるリゾート宿泊施設に変えていくプランを提案、さらに、「町全体が活気あふれる宿場町のようになっていけば...」という未来像も思い描き、

この計画に賛同した2軒の民宿の改築がスタート、

室内では既に解体工事が始まっており、

太い梁や土間など築150年以上の古民家の味わいを残しつつ高級宿への再生が進められた、

民宿を切り盛りしていた女将さんの話、

建物が残されるのが一番有難いと、

和田さんは、民宿の所有者が改築後もオーナーとなり、賃料収入を得られる仕組みを用意、

「旅籠丸八」というブランド名で12月下旬にオープン、

築150年の古民家がその魅力を取り戻した、

かつて7部屋あった客室は2部屋のスイートルームに、

これまで以上にお客様に寄りこんでもらえる施設を造る、

古いものを新しくしていくことを続けていく、

最後には白馬の大自然が後押ししてくれると語っていました。

白馬に世界最大の外資系ホテルも参戦、白馬を訪れる外国人観光客を狙っているのは和田さんだけではない。白馬村では初の外資系ホテルとなる「コートヤード・バイ・マリオット白馬」マリオットは129の国と地域に6700軒以上のホテルを展開する世界最大のホテルチェーン、白馬のホテルを仕掛けるのは、大手デベロッパー・森トラストです。これまで運営してきた法人会員制ホテルの建物を改装・増築し、グローバルブランドのホテルにすることで、海外の客にアピールしようというのだ。さらに森トラストは、白馬村で4400坪もの広大な敷地を取得し、一大スキーリゾートを開発する計画もあるようです。森トラストの担当者 川﨑美幸さんを中心に、こちらもまた、12月下旬のオープンを目指して、

スタイリッシュな和室や

温泉付きの客室などが目玉の「コートヤード・バイ・マリオット白馬」開業を目前に、マリオット本部から視察部隊が白馬に到着。

外国人の目線でホテルの隅々までチェックしていく様子が映し出されました。地元の観光業界だけでなく、大手デベロッパーや外資系ホテルも参入する集客バトルの舞台裏が放映されました。

これから白馬がますます発展し、さらに面白くなりそうです!