糸魚川駅 史跡相馬御風宅 | 九代目七右衛門の徒然日記

糸魚川駅 史跡相馬御風宅

朝、5時28分に糸魚川駅に到着しました。雨降りです。
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ここで36分間の待ち合わせがあるので、いつもだと海を見に行ったり前回は天津神社 を見に行ったりしていたのですが、雨の中を動くのも億劫だと思い、駅前をぶらぶらしていました。
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駅前広場に石碑があるので見てみると、相馬御風と書いてありました。
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相馬御風は、早稲田大学校歌「都の西北」、日本初の流行歌「カチューシャの唄」、童謡「春よこい」など、今も日本中で愛されている名曲の作詞者で、糸魚川出身だそうです。
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相馬御風にちなんだ何かがあるのかと思い、駅にあった地図を見てみると、駅前のアーケードから少し入ったところに「相馬御風生家」というのがあるようなので行ってみる事にしました。
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アーケードのタイルにも道順が書いてあったので、すぐにわかりました。
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糸魚川駅から3個目の信号、駅前海望公園を右に曲がります。
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この駅前海望公園にも相馬御風の歌碑がありました。
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2個目の路地の左側が相馬御風生家でした。
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御風記念館と書いてありました。
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相馬御風宅は昭和27年12月10日、新潟県の史跡として指定されたそうです。御風が日本文学界の発展と良寛研究に尽くした業績を永久に保存するため、家屋を当時の姿のまま残していると書いてありました。
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入館時間は午前9時から午後4時までで、入館料は100円だそうです。入館したい人は向かいの建物を訪ねて下さいと書いてありました。相馬伴治と書いてあったので、御子孫の方でしょうか。
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御風(本名相馬昌治)は、明治16年7月10日、新潟県糸魚川町大字大町(現在の糸魚川市大町2丁目)で、糸魚川町長も務めた父徳治郎と母チヨのひとり息子として生まれたそうです。相馬家は代々社寺建築を生業とした旧家で、相馬家一族による建築物は糸魚川市内に数多く見られるとの事です。
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御風は、明治・大正・昭和の三代にわたり叙情歌人、詩人、随筆家、小説家、自然主義評論家、作詞家と、文芸全般にわたって活躍したそうです。
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また、収蔵されていた資料は糸魚川歴史民俗資料館に保存し、調査・研究や展示等に利用しているとの事でした。
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入口には「振る舞い茶会」というポスターが貼ってありました。バタバタ茶は、糸魚川地域に古くから伝わる「たて茶」のひとつで、この風習を受け継ぎ、広めるために活動している「バタバタ茶の会」という団体があり、会では、より多くの皆さんからバタバタ茶を味わっていただくため、6月から10月の第一水曜日にここ相馬御風宅で「振る舞い茶会」を開いているそうです。このバタバタ茶については、相馬御風も一人雑誌「野を歩む者」の中で、「私達のまちに昔からタテ茶という珍しい風習がある。今なお最良風習となっている。私はこの風習を大に宣伝したく心がけている。」と述べているそうです。
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通りに戻ってくると、バンビーノという洒落たカフェがありました。
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アーケードの途中に糸魚川てくてく地図のいう手書き風の地図があったので見てみました。糸魚川では塩の道を別名「白馬通り」というそうです。
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