北アごみ処理施設の着工見通し不透明 住民の理解得られず | 九代目七右衛門の徒然日記

北アごみ処理施設の着工見通し不透明 住民の理解得られず

今日のCHUNICHI webに、北アルプス広域連合のごみ処理施設の着工見通しが不透明で住民の理解が得られないという記事が載っていました。記事の一部を引用させて頂きましたが、下記のとおりです。

大町市と白馬村、小谷村のごみ処理の一本化を目指す北アルプス広域連合が、白馬村飯森地区へのごみ処理施設建設を断念した。同地区を建設候補地に選定後、活断層調査や住民説明会などで合意形成を図ってきたが、同村民を対象に実施したアンケートの結果は「ノー」。候補地の再検討に着手するのか、それとも3市村の枠組みまで見直すのか。また、その手法は-。見通しは不透明なままだ。「3市村の広域処理にしろ単独処理になるにしろ、候補地の選定にあたっては専門家や住民代表の方々から広く参加いただく」。大町市議会3月定例会の一般質問。ごみ処理計画の今後の方針について、3市村で協議したいと繰り返してきた広域連合長の牛越徹大町市長が、「私見」と前置きした上で一歩踏み込んだ考えを示した。飯森地区の候補地は、3市村の助役や担当部課長による用地選定委員会が生活環境や運搬コストなどを評価して選定したが、住民参加がなく選定過程も不透明だと反発を招いた。アンケートでは反対理由を聞く項目がなく、なぜ否定されたのか明らかではない。だが、観光地としてのイメージダウンや活断層が及ぼす危険性への懸念とともに、広域連合の計画の進め方に対する不信感が根強かった。「広域連合は情報公開を無視して計画を強行してきた」。白馬新ごみ処理施設を考える連絡協議会の中村敬副会長はこう指摘し、「何が問題だったのか検証せずに次の計画に入ろうとするのは間違いだ」と訴える。広域連合が飯森地区への建設断念表明後、県の中信地区廃棄物検討委員会委員を務めたNPO地域づくり工房(大町市)代表理事の傘木宏夫さんは、合意形成の手法として「戦略的アセスメント」の実施を広域連合に提案した。専門家や住民有志の参加による十数人程度の第三者機関を設け、既存データをもとに基本計画の見直しから建設適地の提案まで行う。意思決定はあくまで広域連合。傘木さんは「住民参加による合意形成には時間がかかるとの先入観があるが、ルールを決め、1年間に期限を設定して実施する。こういうプロセスで住民理解を深めるべきだ」と、計画の抜本的な見直しを求めている。大町市が1988年に建設したごみ処理施設が稼働中の同市山下地区。市は地区住民と2010年度までに新ごみ処理施設への移行に努力するとの同意書を交わしたが、実現しそうにない。2000年には排ガスから国の環境基準を超えるダイオキシン類が検出された経緯もあり、周辺住民からは「今も健康不安がぬぐえない」との声が聞かれる。必要なものだとは分かっていても、ごみ処理施設が近隣に建つ不安や不満はなかなか解消されないのが実情。いかに住民合意を取り付けて廃棄物行政を進めるか。広域連合は難しい課題を背負った。

【北アルプス広域連合ごみ処理施設計画】大町市と白馬山麓(さんろく)環境施設組合(白馬村、小谷村)のごみ処理施設の老朽化に伴い、2005年3月に3市村のごみ処理を一本化する基本計画を策定。07年2月に白馬村飯森地区を新施設建設の候補地に選定した。07年度中に生活環境影響調査に入り、10年度中の稼働を目指したが、反対運動が活発化。今年1-2月にかけて白馬全村民を対象に建設の賛否を問うアンケートを実施したところ「反対」が52.9%を占めたため、建設を断念した。

との事でした。ますます混迷を深める白馬のゴミ問題。何とか良い解決方法は無いものでしょうか。