伝統の茅葺き屋根を守る小谷村の職人 松沢さん
今日の大糸タイムスに、伝統の茅葺き屋根を守る小谷村の職人松沢さんの記事が、ほぼ1面すべてを使って紹介されていました。この松沢敬夫(マツザワケイオ)さんは、小谷村の島温泉にある祖母の家の近くに住んでいて私が生まれた年と翌年に我家の民宿を手伝いに来てくれ、その後も交流を続けている方の旦那さんであり、白馬村小谷村で唯一茅葺き屋根の伝承技術を持つ屋根職人さんです。
記事は3つに分かれており、最初は白馬乗鞍の茅場で家族総出で茅の刈り取りを行ったという記事です。最近では茅刈りに興味を持つ人が増えて、茅刈り体験の受け入れも行っており、25日は20名の方が参加して松沢さんの指導を受けながら鎌で手刈り作業を体験したそうです。
続いての記事は、様々なハンディを持ったものが共に働き自給自足で生活する小谷村真木のコミュニティー施設「共働学舎」でおこなわれた「国際ワークキャンプ」(NICE)で、アメリカ、フランス、韓国などから参加した10名と共働学舎のメンバーで共働学舎の住まいとなっている古民家の茅葺き屋根を補修するための茅刈りを行ったという記事でした。この茅屋根も松沢さんの手によるものです。
最後の記事は、小谷村のNPO法人「小谷村山村留学育成会」で小谷村の中土に松沢さんの手で建設を始めた竪穴式住居に使う茅刈りを同村雨中で始めたという記事でした。竪穴式住居の茅葺き作業は来月中旬頃から始めるそうです。
我家は昔からの縁で松川村の白沢さんという茅葺き職人さんにお願いしているのですが、今では大町市、北安曇郡ふくめて茅葺き職人は松沢さんと白沢さんの二人だけになってしまいました。親戚の家の茅葺き屋根の葺き替えの時にこのお二人とも都合がつかず群馬の職人さんにお願いしたら、雪が降ったら茅が抜けてしまいすぐにまた全面葺き替えを行ったという話もあります。やはりこの土地の気候風土に合った地元の職人さんが葺かないと駄目なようです。なんとかこの二人の技術を継承する次代を担う方が出てきてほしいと思います。