若一王子神社県宝三重塔葺き替え工事状況
木崎湖畔にある温泉「ゆーぷる木崎湖」に湯治に行ったついでに、大町市俵町にある若一王子神社(にゃくいちおうじじんじゃ)に県宝三重塔の葺き替え作業を見に行ってきました。
この神社は平安時代初期の嘉祥2年(849年)に創建されたとされており、現在の本殿は室町時代の弘治2年(1556年)に仁科盛康に造営されたものだそうです。
今回の三重塔葺き替えは、8月24日のブログで紹介した観音堂の茅葺き屋根修理
とともに本殿創建450周年の記念事業として行われているものです。手を洗って鳥居をくぐり、中に入りました。
本殿(国重要文化財)です。一間社・隅木入春日造り檜皮(ひわだ)葺きとなっています。
茅葺きの葺き替えが終わった観音堂(市文化財)です。宝永3年(1706年)に建てられたそうです。
我家と同じように麻で下葺きをした上に茅葺きがしてあります。小屋組が芸術的です。
参集殿に寄って観音堂の葺き替えの事と、三重塔の建築状況を聞きました。
中にいた方はとても親切で、観音堂と三重塔の葺き替えの資料に加えて、三重塔の建築図面まで頂きました。
屋根改修工事中の三重塔です。観音堂建立から5年後の宝永8年(1711年)に建てられた幅3間(約5.4m)の三層で長野県宝に指定されています。
杮(こけら)葺き(薄く剥いだ板で葺く方法)の屋根は大正5年以降葺き替えがされておらず、90年ぶりの葺き替えになるそうです。
屋根の葺き替え工事は7月末の夏祭り後に始まり、現在最上部の三層部分の葺き替えが行われていました。
来週9月27、28日に氏子らによる現地見学会を行い、二層部分の葺き替えに移るとの事でした。工事は12月中旬に完成予定だそうです。
なお、現地見学会は午前9時から16時まで随時行われ、申込みは不要との事ですので、この頃国道148号線を通る予定のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
