NBSスペシャル 今となっては最高の仕事~茅葺職人と伝統建築~
NBSスペシャル「今となっては最高の仕事~茅葺職人と伝統建築~」という番組で我家が紹介されました。放送局は長野放送、放映日は平成15年5月26日のPM7:30から、制作はビデオ企画、ロケ日は平成14年11月27日でした。茅屋根の葺き替えを中心に上田市別所温泉にある古刹、常楽寺本堂の改修工事の様子と、長野県内の茅場や茅屋根の家に暮らす人の姿、さらには世界遺産に登録された岐阜県白川郷の合掌造りを紹介し、伝統建築について伝えられました。平成14年11月27日のロケの際の囲炉裏端での写真です。
ナレーション「人の生活、文化に密着し影響する、その時特有の自然環境。緑豊かで自然に恵まれた風景は、私達に郷愁とやすらぎを与えてくれます。今も茅葺き住宅に住んでいる人はどんな暮らしをしているのでしょうか。」
ナレーション「白馬村に住む伊藤馨さんの家は、今から83年前、大正9年に建てられた茅葺き屋根の大きな家です。」
ナレーション「窓はサッシを使わず、建築当時の姿を残しています。」
父「冬暖かくて、夏涼しいというのが本来ですが、うちはご覧のように見渡す限りサッシの戸を全く使っていないのでね。年中全館冷房で、冬は寒くて大変なんです。夏はまあその点、涼しくていいんですけどね。」
ナレーション「伊藤さんは昔ながらの囲炉裏を使った生活を、今でも続けています。家の中を見ると、柱や天井が黒く煤けています。これは茅葺き屋根を長持ちさせるためにも必要な事だと言います。茅にカビや虫が住まないように、火を焚いて燻してやる必要があり、この囲炉裏から立ち昇る煙が家を長持ちさせるのです。
しかし、茅葺き屋根の建物は、生活様式や社会の変化により、急速にその姿を消しつつあります。白馬村の中でも茅葺き屋根の家は20軒ほど。このため、伊藤さんの悩みは屋根の葺き替えだと言います。」
父「修理するには、千束単位でやらなければならない。以前は近所隣、ほとんど全戸が茅葺き屋根だったので、とこの家からでも茅を借りる事ができましたが、今ではもうだんだん茅が無くなってしまっている状態で、村中から買い集めて、修理をしているのです。茅葺き屋根とこの囲炉裏は、まあ後はどうなろうと私一代は続けていきたいと思います。」








