岩手・宮城地震 被災家屋「危険」6.5% 同規模震災下回る ◆生きた伝統工法
私が所属している日本民家再生リサイクル協会(JMRA)から、毎月1回、JMRAメールマガジンが届きます。本日、その6月号が届いたので見てみると、6月19日付の朝日新聞朝刊に、岩手・宮城地震 家屋「危険判定」6.5%という記事が載っていると書いてあったので早速見てみました。
内容を読んでいくと、岩手・宮城内陸地震の被災地で、建物の「応急危険度判定」が行われた結果、205戸が「危険」と判断されたことが朝日新聞の集計でわかった。各自治体が18日までに調査した家屋の6.5%を占める。この比率は、震度6弱以上の揺れを記録した地震と比べても小さく、揺れの割に建物被害は少ないことが裏付けられた。築40年の2階建ての民家は家具や冷蔵庫などが倒れたが、柱が折れるといった構造自体の被害は確認されなかった。1級建築士の千葉栄さん(63)は、土壁に露出した横板の様子から、「貫(ぬき)工法」と呼ばれる伝統工法が使われている点に注目した。穴を開けた柱と柱に横板を組む。地震でも揺れに合わせて建物全体がしなる。千葉さんは「農家が多く、伝統工法の木造家屋が多かったことが、倒壊につながらなかった原因のひとつでは」と分析した。との事でした。また、宮城県建築士会栗原支部の高橋誠一副支部長(42)は「中越沖地震との違いは、付近に多いトタン屋根ではないか」と話す。屋根が軽いと倒壊しにくいからだ。との事でした。さらに、家屋の現地調査をした東北大災害制御研究センターの源栄(もとさか)正人教授(地震工学)は「今回は周期0.5秒以下と短い地震波が多い一方、加速度が大きかった。こうした揺れは木造や低層の鉄筋コンクリートの建物を倒壊させるパワーはないことが多い」と指摘する。東京大総合防災情報研究センターの古村孝志教授(地震学)も同様の見方だ。との事です。
軽いトタン屋根や、今回の地震波の特性の影響もあるようですが、日本の伝統工法は、現在建築されている一般木造の在来工法と比較して、はるかに太い柱や梁が使用してあり、高い安全率をみて建築されており、安全な建物であることが証明された結果となりました。白馬村は地震が少ないですが、我が家の安全性が証明されたような気がして、少し嬉しい気分になりました。大災害の記事なのに失礼な発言で申し訳ありません。