白馬 茅葺き屋根の葺き替え作業の様子 | 九代目七右衛門の徒然日記

白馬 茅葺き屋根の葺き替え作業の様子

5月17日から18日にかけて白馬に帰省した際に、実家の茅葺き屋根の葺き替え作業をやっていましたので、その様子をレポートします。

今回は南側の西側3分の1の葺き替えです。職人さんが3人来て、8時過ぎにはもう屋根に上っていました。

足場は、いつも我家を直してくれる大町市の横山建工さんが準備してくれました。

家の周りにはいたるところに、茅が準備してあります。表玄関にはすぐった茅。

車庫の中にも。

土蔵の入口にもあります。

すぐに使う茅は足場の下です。

茅は滑車を使って足場の上に揚げます。

古くなった茅を落として、新しい茅を挿していきます。

茅を垂木(たるき)に固定していくために、先端に穴の開いた巨大な「針」を使います。

この針に縄をつけて、屋根の外側から刺します。屋根裏にも1人いて、縄を垂木に回して固定するのです。この作業を「針取り」といいます。分厚い屋根の外側と内側から声をかけあっての作業です。

屋根裏の様子です。

茅葺き屋根の寿命はおよそ30年くらい。でも30年経つと草が生えてきたり、見た目が悪くなってしまうので、我家はだいたい20年くらいで葺き替えています。この地方では、白川郷と違って総葺き替えは殆どやりません。部分的に葺き替えを行なって、10年くらいで全部葺き替えるというやり方です。過去の葺き替えの履歴はこんな感じです。

昨年、平成19年には北側の西を、

平成18年には北側の中央を、

平成16年には北側の東を、

平成14年には棟造りを更新、

平成13年には南側の東を、

平成9年には南側の中央を葺き替えています。

以前は「針取り」は爺さんの仕事でした。

葺き替え作業は1ヶ月くらいで終了の予定。これであと20年は大丈夫です。