デパ地下人間模様 | ふくログ

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日々のあれこれを思いつくまま綴っております。

ある友人の話。


友人といっても50半ばの女性なのですが、彼女はデパ地下の試食コーナーで試食が出来ないそうです。


理由は「試食したら口に合わなくても買わないと悪いような気がするから」なのだとか。


彼女と同年代くらいの所謂【おばちゃん】たちが、平気な顔で店員さんに「もっと頂戴!」と催促した挙句、試食するだけして何も買わず引き上げるのを見て、ある意味尊敬に近い感動を覚えたそうです。


私は試飲や試食をやっていれば、興味のあるものは遠慮しません。

買うかどうかはお値段によりけりですかねぇ。


先日バルサミコ酢の試食をやっていて、と~っても美味しかったのですが、通常使っているバルサミコの5倍もするお値段だったので断念し、未練たらたらで手に届く範囲のものを購入。

こういう時、我ながら「肝っ玉小さいな~」と思います。


そんな私の隣で「これってイタリアの何とかで買ってきたのと同じメーカーだわ。家のは○年ものなのよ~」「これは○○のものね」等と、あらゆる種類のバルサミコ酢の試飲をしながらウンチクを垂れ、そのまま立ち去ったご夫婦も。


デパ地下の試食コーナーは、人間性が表れる場所でもありますね。