※個人的妄想。苦手な方はご遠慮ください。
帰宅すると
我が家のリビングが
空に向かって伸びていた。
自慢(?)の我が家、である。
リビングから少しだけだけど
海が見える。
花火大会も鑑賞できる。
南面 全面窓なんである。
住んでみると 色々あって。
管理費が高いのは
管理組合が窓拭き(外面)をしてるからもある、とか。
智くんが 運動と称して
リビングの窓を楽しそうに拭いている
(柄の長い掃除用具は背筋も鍛えられるらしい)、とか。
全面窓は 高さを感じさせて
俺が窓辺に寄れない
(窓拭きをしない言い訳ではない、断固として)、とか。
眺望や住み心地もさることながら
智くんがいれば
そこが俺にとっての楽園なんだ
と 再発見する、とか。
今日も俺は
智くんからお帰りのキスをいただくべく
意気揚々と帰宅したわけだ。
そうしたならば、
インカムをつけたちび智(のうちの1人)に
廊下で制止をくらう。
なんたることだ、
ここは智君と俺の家だぞ!
「お帰りなさい。
本番中なので お静かにお願いします。」
は?本番?
何の?
我が家なのに 何故か
リビングへと誘導される。
俺たちの家のことなら
俺らが一番良く知ってるし!
ドアが静かに開く。
・・・
わぉ
リビングが 夜空に大きく張り出している。
智くんが 瞬く星を背景に
歌のスタンバイをしていた。
智くん 夜空に浮く。みたいな。
言うてる場合かッ
ちびが 俺に 客席のソファを進める。
先客あり(俺の家なのに)。
それが誰かを確認する前に
(しなくても見当はつく、
白く輝く大きな羽や
全てを呑みこむ黒い羽を
持った方々5位ですから)、
BGMが流れ出す。
聞き覚えのあるメロディー
アンプラグド アレンジ
智くんの前の中空に
智くんを観る視界を遮ることなく
テロップが流れる。
Graduation
作詞 〇鳥涼 作曲 CH△GE
前奏が終わって
智くんが唄い出す。
忘れないGraduation~♪
マイクも音響も一切無い 生音
俺は 今の状況の不思議さも
何もかも一切を置いて
智くんの歌に魅了されていた。
わかるかな?
智くんの歌を聴くと
拍手することを忘れるんだ。
智くん
あなたは本当に
この世のものなの?
曲が終わると
もうすっかりオフった智くんである。
客席に向かって歩んできて
ガブリエル様に何事かを話しかけている。
俺得な風景![]()
恥ずかしがり屋のラファエル様も
智くんとは会話される。
ミカエル様もいらっしゃる
(=松本が来ている)。
皮肉屋ルシフェル様は
智くんに興味が無い振りをして
早速に姿を消している。
ウリエル様が
智くんの歌を褒め、ハグ(おいッ
)をした。
俺に 『邪魔をした』と言ってから
一羽ばたきして 皆様姿を消される。
元に戻るリビング。
LEDが不自然に明るいぜ。
「お帰り、しょぉちゃん
」
「ただいま
」
「お疲れ様でぇす」
インカムを付けたままのちびが
俺たちに缶ビールを届ける。
って、だから俺らの家なんだけど!
「ありがと
」
・・・
智くん、平和だね。
そんな智くんが好きだよ。
でも、その笑顔、
ちびなんかに向けずに
俺だけに見せて欲しいな。
それから、
・・・
そうだな、さっきの歌の感想は
2人っきりになってから話したいな。
ちび3人
撤収はもう終わったろ?
そろそろ帰ってくれないかな。