どろろ | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

どろろは手塚治虫のマンガ。妖怪の出てくる時代劇物は一見奇異にも思えるが、
当時はまだ子供向けでも仮面の忍者赤影、魔人ハンターミツルギ、快傑ライオン丸など
時代劇をモチーフにした特撮物も多かったので、それほど珍しくは無かったのだろう。
50年以上も昔の話なので、多少のネタバレ混みで話すと、野心を持った武士の父が
魔神像に自分の持ち物を差し出す代わりに天下取りを願った結果、体の各部が無くなった
肉の塊というか芋虫のような状態で息子が生まれた。それが主人公百鬼丸。十数年が経ち、
魔物を倒して体を取り戻す旅をする百鬼丸と、途中で出会った子供の泥棒であるもう一人の
主人公どろろの、妖怪退治の旅を描いた作品。マンガ版がどういう事情か知らないが、
やや尻切れの状態で終了したにも関わらず1969年に白黒アニメ化されたほか、小説、
スピンオフのマンガ、さらには設定を若干変えた実写映画(妻夫木聡&柴咲コウが主役)が
何度作られている。そして、今回50年ぶりのアニメ化。いやはや息が長い。

初回を見たところ、必ずしも百鬼丸の父は野心だけの男ではなかったり、百鬼丸は
生まれてから体を奪われたりと、気にならない程度の改変。多分、今後のストーリーに
関わってくるのだろう。どろろの声優は13歳の鈴木梨央。ネット界隈では、どろろの
小さい頃から生き抜いてきたしたたかさや憎らしいところが出てないとの意見があったが、
これは実年齢の近い少女を使う以上仕方の無いことだろう。その辺りの感情を主に出すなら
大人の女性声優を使うはず。百鬼丸は初回では顔を取り戻していなくて台詞無し。
初回を見た感想は非常に面白く、継続視聴。今季アニメは見るものが少なそうだが、
最終回をどうするかも含めて期待。