アルペンルート関電トンネルのトロリーバス廃止 | michyのブログ

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元ネタ記事がでてから2、3日遅れたがとりあえず書く。

 

アルペンルート関電トンネルのトロリーバス廃止・・・2019年から電気バスに(Respomce)
https://response.jp/article/2017/08/28/299038.html

トロリーバスは、日本ではアルペンルートに2区間走っているのみ。
関西電力の扇沢~黒部ダム、立山黒部貫光立山トンネルトロリーバスの大観峰~室堂。
いずれも、山の高いところを長大トンネルでくり貫いている区間で、環境面でも
トンネル内の安全面でも、排ガスを出さないトロリーバスはうってつけだった。
トロリーバスは架線から電源供給を受けて走る乗り物。見た目はバスだが、
動力の仕組み的には完全に電車。初めてこの関電トンネルのトロリーバスに乗ったときに、
一昔前のインバータ磁励音がもろに聞こえてきて、改めて、「あ、電車だ」と思った。
レール上ではなく道路をタイヤで走るが、トロリーから外れないようする必要があるので
運転士は気を使いそう。かつては東京、名古屋、大阪などでも見られたらしいが、
路面電車が残っている都市でもトロリーバスが残らなかったのは、案外この辺りの
使い勝手じゃないかなあと推測している。

今回のリリースで、電気バスに置き換えのためトロリーバス廃止とのことだが、
トロリーバスと電気バスでは、大まかには、
架線(トロリー)で電源供給を受け続けるか、バッテリーで逐電するかの違いでしかない。
それなのに、トロリーの制約があるからか、免許や管理する法律が違うというのがなんとも不思議。
トロリーバスは独自規格なので特注品になるのに対し、
電気バスは今や各自動車メーカーがこぞって研究開発している分野。
(ハイブリッドはエンジンを動力&発電機としたものだし、

水素自動車は単に蓄電池を燃料電池に置き換えたもの。)
かつては、往復12.2kmを走るための大容量蓄電池が無かったが、それだけ
技術が進んだということなんだろう。(多分リチウムイオン電池だろうが。)
今回の発表にはなかったが、いずれ立山トンネルのトロリーバスも
電気バスに置き換えなんだろうな。


ついでに、
再生可能エネルギー推進で、風力発電や、2011年以降は太陽光発電がかなりあちこちで
行われているが、これらは発電の条件が一定せず、そのため出力も安定しない。
発電量が多いときの電力をうまく蓄電池で保存できればいいのだが、結局それだけの
大容量の蓄電池が無いのが、既存の発電所を置き換えられない最大の要因となっている。
現状のリチウムイオン電池の大容量化は目覚しいが、取り扱いのシビアさは相変わらずだし、
燃料電池も蓄電池としてはまだまだ使いづらいエコキュートレベル。
この辺りの技術革新が出来れば、本当に生活は変わるかなあと妄想する。
(もっとも、案外核融合発電の実用化のほうが早いかも。)